唱歌『冬の夜』を本来の正しい歌詞で歌っている歌手がいました。 (10569) |
- 日時:2019年01月29日 (火) 11時37分
名前:美しい日本
合掌ありがとうございます。
立葵さんの投稿を読み、まったく同感しております。
私も、子どものころ、学校の音楽の授業で「冬の夜」を習ったとき、とても美しい日本の歌だと思いました。
そのとき、二番の歌詞の中に、「囲炉裏のはたに縄なう父は、過ぎし昔の思い出語る」の次に「居並ぶ子どもは眠さ忘れて、耳を傾けこぶしを握る」という不自然で意味不明な言葉が続いていることに気がつき、ずっと疑問に思っていました。
数年前、「四季の歌」や「坊がつる讃歌」で有名になった女性歌手の芹洋子さんの愛唱歌を収録した音楽CDを聴いていたら、唱歌『冬の夜」を、本来の正しい歌詞のとおり、「父は過ぎしいくさの手柄を語る」と歌っていることに気がつきました。そのとき、『子どもはねむさ忘れて耳を傾けこぶしを握る」につながる本当の意味がわかり、長い間の疑問が氷解いたしました。
名曲「冬の夜」の作者は、日本の家族の美しい原風景を描くことで、「日本の心」をそのまま後世に歌い継いでいって欲しいと願っていたと思います。
おそらく、戦後の連合軍の占領下にあった時期に、文部省の役人が、GHQの検閲で「いくさの手柄を語る」という言葉が好戦的であるとみなされ歌えなくなることを避け、美しいメロディーを何とか残したいという動機から、苦肉の策として、どのようにでも取れる「思い出語る」という意味不明の言葉に書き換えたのではないかと思われます。
この歌は、日本が占領下を脱して独立を果たした昭和27年に、本来の歌詞に戻されるべきであったと思います。
私は、谷口雅春先生の『占領憲法下の日本」という本を学生のころ読んだことがありますが、尊師も同じような思いでおられたのではないかと推察しております。
「冬の夜」の歌詞と同じように、谷口雅春先生の御教えは、そのままの言葉で継承されるべきであると思います。
決して、時代に迎合して勝手に改ざんしたり、意味不明の言葉を並べて、真理の言葉を隠ぺいするのを、許してはいけないと思います。
なお、ご紹介しました音楽CDは、キングレコードから発売された芹洋子の『わが心の愛唱歌・叙情歌名曲集disc2「夢」』の10曲目に「冬の夜」が収録されています。
とても美しい声で日本の心をで歌っていますので、ご紹介します。
再拝
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