| 「朝日新聞」をクオリティペーパーと言い、「太陽光パネル」を推奨する総裁にとって〝不都合な真実〟に目を向けよう! (9822) |
- 日時:2018年07月25日 (水) 13時54分
名前:破邪顕正
谷口雅宣総裁を擁護してやまない信徒から、よーく聞かされた言葉。
それは、「総裁先生は先見の明がある」。
で、常に引き合いに出されるのが、宗教界でいち早く環境問題に取り組んだという話。
その話で、私が疑問に思うことは、取り組んだ結果、どうなったのですか?ということ。
なるほど、それで信徒が増えたというのであれば、胸をはって自慢してもいいでしょうが、却って、そのために、どんどん信徒が減ってしまったということであれば、取り組み自体に問題があったと考えるべきではないでしょうか。
さて、総裁は、2018年7月 9日 (月)のブログ〝「西日本豪雨」をどう考えるか?〟で、こういうことを書いています。
《先日、生長の家の国際本部である“森の中のオフィス”では、職員を集めて、アル・ゴア氏主演の『不都合の真実2』という映画を鑑賞した。》
ということは、今後、教団では、これを、いろんなところで上映するのでありましょう。
(ちなみに、この映画の正式タイトルは『不都合な真実2』)
今回、私がこれを取り上げたいと思ったのは、この「不都合な真実」が、実は、総裁にとってこそ、まさにそうであると思うからに他なりません。
まず、その一つが、総裁が信徒に「朝日新聞」を推奨したことです。
これについては、最近、オックスフォード大ロイター研究所調査が「朝日新聞は、日本の大手5大新聞で最も信頼されていない」ということを発表して、大きな反響を呼びました。
所謂、「従軍慰安婦」報道などは、その最たるものでありましょう。
どこが、クオリティペーパーなものか。
日本を貶めることをもって社是としているような新聞ではありませんか。
それを推奨した総裁もまた、日本を貶めることを喜ぶ思想性を有していると思うものであります。
次に、教団が、「太陽光パネル」の設置に募金を募っていることを指摘しておきたいと思います。
それというのも、今回の豪雨災害において、太陽エネルギー・システムが問題視されているからです。
システム設置のため切り拓かれた禿山が、保水力を失くして崩壊し、災害をもたらしたと見られているのです。
よく、反原発派は、「原発は危険だ。代わりに太陽光エネルギーなどの自然エネルギーは安全であるから、これを取り込めば日本のエネルギー問題は解決する」というようなことを主張します。
しかし、今度の西日本豪雨災害で、太陽光エネルギーシステムを展開していた山などがむしろ市民を危険に陥れる存在であることが分かったのです。
3年前の鬼怒川の堤防決壊においても、民間の太陽光発電事業者がパネル設置の為、自然堤防を掘削したことが要因であったと言われています。
7月26日付の『週刊新潮』が報ずるところによれば、被害があった周辺では下記のような太陽光発電施設が整備され、または計画されていたと言います。 ①7月5日、神戸市須磨区の斜面に設置された太陽光パネルが、約400平方メートルにわたって崩れ、すぐ下を通る山陽新幹線が一時、運行を見合わせた。
②7月7日、姫路市の傾斜地で、太陽光発電施設がおよそ3600平方メートルにわたって崩落した。
③美作市(岡山県)の作東地区では、来年秋の稼働を目指し、東京ドーム87個分相当の約410ヘクタールの斜面が削られつつある。
住民は悲鳴を上げているが、打つ手がないと諦観。
④岡山市大井地区では、東京ドーム39個分にあたる約180ヘクタールの森林を切り倒し、メガソーラーを設置する計画が進んでいる。
地区の連合会長は危険性を懸念するが、土地の買収は9割がた進んでいるという。
ご存じのように、原子力は厳しい規制で、ほとんんど運転停止に追い込まれています。
その一方で、菅政権時代、太陽光パネル設置の規制が緩和され、事実上、無許可でどこにでも設置できるようになりました。
その結果、全国各地で森林が伐採され、パネルで覆われ、次のような問題も発生しているのです。
⑤北杜市(山梨県)では、山林を伐採した急斜面にソーラーパネルを乱設。
⑥諏訪市(長野県)では、国定公園周辺を丸裸にしてパネルを置こうとし問題化。
これのどこに「神・自然・人間の大調和」があると言えるのでしょうか。
いずれもが、総裁にとって「不都合な真実」ばかりであります。
ですから、私に言わせれば、総裁は「先見の明」があるのではない、〝浅見の迷〟で信徒を誤誘導しているようにしか見えないのです。
信徒の皆さんには、このまま総裁についていって間違いがないか、ぜひ、再考してほしいと心から願っています。
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