| おおくのひとを失望させ、深く傷つけた事を氏はどう思っているのだろうか (7706) |
- 日時:2017年09月30日 (土) 23時39分
名前:コスモス
小池氏の心は既に離れていたのか。大臣として指導力を発揮することもなく、役人の意見に従ったのか。
他方、懇談会では激しい軋轢が生まれた。委員の亀山継夫元最高裁判事は「部屋が割れるような大声で」抗議した。
屋山氏は役人の言うなりの小池氏に業を煮やし、事務次官の炭谷茂氏に強く苦言を呈した。「クールビズの思いつきだけじゃ、首相にはなれないと、小池氏に言っておけ」
だが患者に背を向ける事務次官を、小池氏は大事にした。氏は後に防衛大臣となり、即、事務次官のクビを切ったが、その間の事情もつまびらかにした『女子の本懐 市ヶ谷の55日』(文藝春秋)で、彼女はこう書いている。
「必要な人は長くやっていただくこともある。環境大臣の際に、三年半にわたって炭谷茂次官を引き止めたのも私である」
なるほど。では、小池氏が患者救済のためにしたことは何か。提言書の要旨を閣議に報告した。次に障害者用の小規模作業所と似た、水俣病患者の療養と養護施設用の建物をひとつ造った。箱造りは行政にとって一番格好がつく目に見える実績なのだろうか。
さて、過日の6月1日、小池氏は自民党を離党し、「都民ファーストの会」代表に就いた。同党への支持率が低迷する中、7月の東京都議会選挙での議席拡大を狙っているのは明らかだ。
この小池氏の手法を元宮城県知事の浅野史郎氏は「不健全」だと、以下のように批判する。
議院内閣制の国政では、国民が選んだ国会議員が首班指名によって総理大臣を決定する。他方、地方自治体は知事と地方議員を住民が直接選挙で選ぶ二元代表制である。
地方自治体では知事と議会はおのおの独立した存在で、議会全体が健全野党として知事をチェックするのが本来の姿だ。
この二元代表制の下で、ファーストの会は、小池都政へのチェック機能を果たし得るのか。同会は公約で、都政最大の関心事、築地市場の豊洲移転について、「知事の立場を尊重する」とうたっている。
小池氏への白紙委任宣言である。都議一人一人は何万人もの有権者の代表のはずだ。重要な責務を担うべき政治家集団が、科学的に安全な豊洲市場への移転さえ自ら決断できず、小池氏に従うというのか。ファーストの候補者は自ら考えられないのか。
小池氏は、自民党政治を「忖度政治」だと非難した。だが、彼女の都民ファーストの会こそ、知事の顔色を見る「忖度都議会」そのものを目指しているのではないか。
過日訪れた秋田県の人々が心底、怒っていた。都民ファーストと言うが、秋田県の子供たちは高校まで、秋田県が教育し育てる。高校を卒業して上京し、東京に住み、古里の秋田から人がいなくなる。東京は昔から地方の人間が流入して創り上げてきた町だ。それを、都民だけを考えて「都民ファースト」とはなんという恩知らずかと。
6000億円かけて建てた豊洲を壊して更地にする考えも小池氏周辺から聞こえてくる。6000億円は秋田県の年間予算だ。それを壊すという発想は何と尊大か、と。小池氏に猛省を促すゆえんだ。
【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】より
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以上を読まれて皆さんはどう思われるでしょうか。人としてとても出来ない事を、良心の痛みも余り感じないでやってのけたように思えます。
この件に関しては、50年も水俣病で苦しんで来た患者を訪ねた時も、心のこもらない、僅か5分間の見舞いだったと憤慨して書いている人もいます。
小池氏は東京都の知事ですが、東京都は1350万5千人の世界屈指の大都会で、年間予算は7兆円。人口とGDPでは世界一の都市です。
昨年7月の都知事選の時は、私も小池氏を応援し、期待していのしたが、今に到るも、これといった業績はない。ないだけでなく、後退していると言われています。
東京都は2020年にオリンピックを控え、全力でやって間に合うかと言う時です。その東京都を放り出して、国会議員になるのではないかという憶測が流れています。
久しぶりに観たテレビのコメンテーターも、この時ばかりは驚いて、「世界的な先進国である首都の知事ですよ、そんな事、許されるんでしょうか」と言っていたし、これと同じように、
民進党が「どうせ勝てないから解体しよう」という時も、「政権を取った事もある党を放り出すとは」と、外国人のコメンテーターが驚いていた。
この様な民進党の幹部と、世界トップクラスの首都の最高責任者を放り出そうとしている小池氏は、同類の人達だと思えます。
小池氏は、とにかく国会議員となって、あわよくば、初代の女性総理大臣になろうというのが最大の目的で、その目的達成のために、「希望の党」を作ったのではないかと思えて来ます。要するに「自分ファースト」のための党であると思うのです。
しかしよく考えて頂きたい。今の日本国は、北朝鮮の核ミサイルが日本を狙い、既に我々の上をミサイルが通り越しているのであり、
アメリカが破壊的攻撃を行うかもしれないという、いわば戦争前夜の時なのである。国民の生命が懸っている時を迎えているのです。
何回も北朝鮮がミサイルを飛ばして、それが海に落下し終っているので、危機感が殆どなくなっているのであるが、よく考えれば大変な事が起きていて、もっと大変な事が起ろうとしているのです。
その事がマスコミからもすっぽりと抜けていると言いたいほどに危機感がなくなっているので、小池氏がどうするかが最大の関心事になっていますが、
安倍総理はトランプ大統領と数回の会談で、今後の情報をよく承知の上で、今回の解散総選挙になっているのだろうと思います。今やっておかないと、今後は大変な事になるからという事かもしれません。
安倍総理はリーマンショックのような経済的な状況が起きたら消費税は上げないと言われていたと思いますが、実は中国の経済が大変な状況にあるという情報もあります。
あれこれ考えると、非常時の時の国会議員になる人はそれなりの覚悟が必要ですし、選ぶ方も、よくよく考えて慎重に人を選ばないと、我が身の安全が守れない時になっていると思います。
長々と書きましたが、周りの人に注意を喚起することは大切ではないかと思い、書かせて頂きました。どうぞよろしくお願い致します。再拝

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