教団はこれでも左傾化≠オていないと言えるのか?講師会はこんなものをテキストにしている! (7290) |
- 日時:2017年08月08日 (火) 10時33分
名前:破邪顕正
ある教区の講師会の資料が手に入りました。
その中にこういうものがありました。
【紙芝居】王様をしばる法〜憲法のはじまり〜
これがいったい、どんな趣旨で作成されたものなのか。
最後の文章が、それを如実に物語っていますから、それをそのままご紹介します。
《自民党改憲草案の内容とその危険性を1人でも多くの人に知ってもらおう、と集まった若手弁護士の団体です。
日本をはじめ、近代民主主義国家は立憲主義という考え方を採用した憲法があります。
しかし、自民党の改憲草案では、この立憲主義という考え方が捨て去られてしまっています。
それがどれだけおそろしいことか…
それをわかりやすく説明するために作った、おとぎ話です。》
何のことはない、左翼=護憲派のプロパガンダのアジ文書なのです。
「立憲主義」を錦の御旗に掲げて、安倍政権が目指す改憲運動を何としてでも阻止しようということなのでしょう。
そこが、今の総裁の考え方と実にマッチしているということで、わざわざ、講師会でこれをテキストにしているというわけです。
もはや、教団は完全な護憲派です。
そして、こういうアジ文書を書く若手弁護士たちを称して、世間では左翼≠ニいうわけわけですから、こんなものをテキストにしている以上、教団は、完全に左傾化≠オたと言われても抗弁のしようがないと思うものであります。
さて、この「立憲主義」ですが、見るところ、護憲派が挙ってここに寄りかかっているように思えてなりません。
私が実に不思議に思うのは、そこまで「立憲主義」を強調するのであれば、自衛隊という存在が、憲法に一切、記述されていないことはどうなるのか、ということなのです。
例えば、日本共産党はどう言っているか。
22回党大会決議では、自衛隊は憲法違反であるといいながら、「急迫不正の主権侵害」や「大規模災害」など必要に迫られた場合は活用すると述べているのです。
憲法違反の自衛隊を活用する???
それこそ、「立憲主義」に反することではないのですか?! そのまま「立憲主義」を尊重するのであれば、日本共産党は直ちに自衛隊を解散させるか、或いは憲法改正するしかないはずです。
何のことはない、そもそも自衛隊活用を宣う日本共産党に「立憲主義を踏みにじる安倍政権」などと言う資格はないということです。
そして、これが一番、私が言いたいことなのですが、今の総裁にもそれを言う資格はないということです。
この拙稿を閉じるに当たって、私がこのアジ文書で最も笑ったところを申し述べておくことにいたします。
それは、この【紙芝居】の冒頭のことばです。
《むかしむかし、あるところに、とっても悪い王様がいました。
王様はとても威張っていたので、人々は王様のことが嫌いでした。
でも、誰ひとりとして、王様に逆らうことはできませんでした。
悪い王様は、気に入らないことがあると、人々を牢屋に入れたり、殺してしまったりしていました。
人々は、王様を怒らせたら殺されてしまうかもしれないので、何でも我慢していました。》
笑えるでしょう。
こんなものをテキストにして勉強した講師は、きっとこう思うのではないでしょうか。
“この王様は、ひょっとして今の総裁のことではないのか”
このテキスト、却って、総裁不信に拍車をかけることになりかねませんので、早々にテキストから外したがいいと私は思うのでありますが…。
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