| 「昆虫 この小さきものたちの声」(ジョアン・エリザベス・ローク著) (6590) |
- 日時:2017年06月08日 (木) 22時22分
名前:昔の平の本部職員
表題の本を見つけました。 サブタイトルは「虫への愛 地球への愛」となっています。 その内容はこの本を出版している会社のHP(ショッピングサイト)によりますと
以下引用(原文のまま) > 商品の説明
「キャアッ、ゴキブリよ! はやく殺して!」 今日もそんなムゴい言葉が世界中の家庭で叫ばれていることと思います。
地球上にはいったいどれくらいの虫がいるのか、想像もつきません。アリだけでも、その総数は1京匹(1兆の1万倍)と言われています。そんな虫たちは、人の目のふれないところで非常に重要な働きをしており、彼らなしには地球の生態系は成り立ちません。
それなのに、なぜ虫は嫌われるのでしょう? あなたも、ハエ、蚊、ゴキブリなどは絶滅してもかまわない、と思っていませんか?
そうした心理は、本能的恐怖によるものではなく、近代社会が産んだ文化的偏見のひとつなのだ、と著者ジョアン・エリザベス・ロークは言います。その証拠に、子供たちは虫が大好きですし、スピリチュアルな存在として虫に敬意を払う文化は数多く存在します。たとえば、ホピ族の聖霊ココペリはアブの擬人化という説がありますし、西アフリカではカマキリは神と見なされています。また、ロシアやフランスの一部では、ゴキブリは家の守護として大事にされています。
本書には上に挙げた虫以外にも、クモ、コガネムシその他の甲虫類、テントウムシ、サソリ、シラミ、ノミ、トンボ、ミツバチ、蝶、蛾、カマキリ等が登場します。こうした身近な虫たちを、古来、人類は観察し、その能力に驚き、目に見えない大いなる世界の情報と叡知をもたらしてくれるメッセンジャーとして、受け入れ、共生してきたのです。
今こそ、私たちの昆虫観、昆虫との関係を見直し、改善すべき時。虫への愛にあふれた本書を読めば、あなたもきっと、不意にゴキブリが現れても、もはやあわてふためくことはなくなるはず。少なくとも、虫への敵意はかなり薄らぐことと思います。
> 以上引用終了
これは翻訳本ですが、いやあ世界には様々な考え方の人がいますなあ。 つまるところ「昆虫のことをもっとよく理解して愛情を持てよ」ということでしょうか。 内容自体は、個人的には興味深く感じました。(ただし買わないけど)
ちなみにですが、大したことではないですが、でもちょっと言いにくいことではありますが、これを出しているのは天下の「日本教文社」です。HPから通販で買えます。発売は2007年らしいですが今も絶賛発売中です。「いのちと環境ライブラリー」(笑)の一つらしいです。昆虫食を勧めている三代目センセイですが、アウフヘーベンがお得意(?)ですから、この程度の矛盾ではもはや誰も驚かないと思いますが、それにしてもねえ。
そこで、もしセンセイがこの本を読んでいたとしたら、昆虫への愛があふれてしまい、ついには食べてしまうに至ったということでしょうか。いやーー、そうなると怖いですねえ。
また、読んでいなかったとしたら、昆虫ぐらい犠牲になってもいいのだ、という考え方でしょうか。それもまた怖いですねえ。いずれにしても怖いです。
あっ、教文社さんにおかれましては、だからといってこの本を絶版にしないでください。センセイの言動に惑わされないで下さい。今流行りの「忖度」もする必要はありません。 良いと思った本は堂々と出版しましょう。 何より笑いの練習にはちょうどいいですから。
以上
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