| 95歳の参加者の発表に会場は大爆笑に包まれました… (4897) |
- 日時:2017年02月10日 (金) 13時39分
名前:破邪顕正
その男性は、いったん杖を持とうとして、敢えて、それを捨てて、演壇に向かわれました。
もう、そこから会場は笑いに包まれました。
その方は、梅の木にのぼって、梅の実をもごうとして、2、3メートルの高さから墜ちて、首の骨を骨折。
ドクターヘリで運ばれ、幸い、一命は取り留めたものの首にはコルセット。
そのまま寝たきりの入院生活となりました。
すると、毎日、毎日、親族や友人達が引きも切らずお見舞にくる。
「少ないときで20名、多いときで27名」
普通は、20名とくれば、ここは30名とか言うところです。
それが、ちゃんと数えていて27名と言われたからまた爆笑。
更に、続けてこう言われた。
「隣の部屋は閑古鳥、いや閑古鳥すら鳴かない」
たくまずして、こんなユーモアに溢れた言葉が出てくる…。
これで95歳か…。
「自分は何という人気者か。やはり、人生、いいタネをまいとかないといけません」
ここで人生訓をひとくさり。
で、こう続くのです。
「ところが、あにはからんや。お医者さんが、明日をも知れぬ命だから、合いたい人はいまのうちに合っておいてください、といったというので、皆さん、ぜひにとお見舞いにきてくださったというのがどうも実情のようです。」
もう、本当に笑いこけてしまいました。
こうして間近に体験談を伺っていたら、死線を彷徨っておられたというのが俄には信じられない。
でも、現実は相当、厳しかったようです。
肺炎まで発症し、息苦しくて「死にたい、死にたい」そればかりを言われていたそうです。
余りにも辛くて、眠れない。
で、娘さんにこう聞いた。
「お前は、眠れないとき、どうしてるんだ」
「お父さん、私は神想観をやっているよ」
「その神想観というのを教えてくれ」
娘さんは、病室に、大きな字で「招神歌、念ずる言葉、光明思念の歌」を書いて貼りだした。
そして、娘さんから、「お父さん、死にたいとかいわないで、生かされている。そう思ったらどう」
娘さんに教えられるまま、その神想観を実修されたそうです。
それを日課にしているうちに、いつしか、それを諳んじられるまでになった。
するとどうでしょう。
ミルミル元気になっていかれたのです。
「九死に一生、と言いますが、神想観のおかげで9.999死に0.001生を得ることができました!」
みんな、拍手拍手で讃嘆させていただきました。
九州練成会には、神想観に救われたから、御礼にどうしても参加したい。
千葉に住む娘さんをわざわざ九州に呼び寄せて一緒に参加。
娘さんは、御礼の参加だから、当初、1日ぐらいの参加かなと思っていたそうです。
ところが、お父さんは何と、3日間、全日、参加するというわけで、最終日には、こうして練成会を受講しての感想を述べてもらったという次第です。
この方は、根っからの浄土真宗の信者で、阿弥陀如来様が何なのか、ずっとわからなかった。
しかし、招神歌でわかった。
「生きとし生けるものを生かし給える御祖神(みおやがみ)、これが阿弥陀如来さまですね。」
95歳にして、阿弥陀如来さまがわかった、本当に嬉しい、有り難い。
そんな素敵な言葉を残して、娘さんと一緒に、帰途につかれました。
もちろん、次回も必ず参加しますよ、ということでありました。
以上、笑いと感動のお裾分けでありました。

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