| 正月、全国の誌友を思い浮べ感謝の涙す / 谷 口 雅 春 先生 (4341) |
- 日時:2017年01月03日 (火) 11時50分
名前:童子
静かに眼を瞑って全国の誌友を思い浮べる。
すると湧いて来るものは感謝の涙である。
新しき年の新生は国の新生と共に人間の新生すべき時である。
日本国はついに東洋の一島国であると云う仮相から脱却して、新しき自己を発見したのである。
そして諸君もついに自己が肉体であると云う仮相から脱却して、新しき自己 ― 不死久遠の霊的実在としての自己 ― を発見したのである。
諸君は不死の人となり、わが国家も、不死久遠の国家である 『實相』 を呈露しました。
皆さん、本当に、本当に、お目でとう。 お目でとう。
再び静かに眼を瞑って全国の誌友を思い浮べる。
そして諸君がまた新しき年も幸福であらんことを祈るとき、
浮んで来るのは、またしても感謝の涙である。
諸君がいてくれたればこそ世の多くの人々が救われたのである。
生長の家は私一人の事業ではない。
誌友なしには何事も出来なかったであろう。
『生長の家』 を創刊して満八年、九年目の正月を迎える事は諸君の喜びであり、私の喜びである。
それは私だけが第九年を迎えたのではない。
諸君の家が第九年を迎えたのである。
尤も創刊以来落伍せずに今日まで続いて誌友でいてくれた誌友は割合少い。
お蔭信心の人たちは、お蔭を得たら去る。
併し諸君が今日まで続いて誌友でいて下さったことは自分の救いのためだけでなしに、
人々の救いのために、
吾々の団結を強くせんがために最後までいて下さった人であることがハッキリして心強く思い感謝します。
昭和13年
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