《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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「女性天皇」「女系天皇」が実現したら、今度は掌を返して、その正当性に疑義を投げかけ、天皇制打倒に向かうというのが、日本共産党等の策略であることを思い知るべきです! (13312)
日時:2021年04月17日 (土) 13時23分
名前:破邪顕正


皇統の危機を憂え、それを乗り越えるには「女性天皇」「女系天皇」の道しかないと思い込んでいる、一部の善良≠ネ信徒の皆さんは、どうも木を見て森を見ずの世界に陥っているのではないでしょうか。

もっと、今の状況を、大きく俯瞰して捉えるという、そういう視野が必要ではないのか、そう思えてならないのです。

そうでないと、その善良≠ウが、却ってあだとなり、相手にいいように利用される恐れなしとしない…。

つまり、もう一度、ここで立ち止まって、何故、日本共産党がこれまでの天皇制打倒の旗を降ろし、その容認に転向したのか、その背景に何があるのかをしっかりと見極めるべきであると申し上げたいのです。

これについて、まず警鐘を鳴らしたのは、令和元年6月8日の産経鈔でした。

とても重要なことが示されていますから、改めて転載させていただきます。

…………………………………………

「国民統合の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はどこにもない」。共産党の志位和夫委員長は最近、党機関紙でこう語るなど、女性・女系天皇に賛意を示している。この発言について、皇室制度を容認することで、党のソフト化路線を強調しているとの見方があるが、果たしてそうか▼共産党はもともと、長年にわたって皇室制度の「打倒」「廃止」を掲げていた。「2004年綱領」からは、「その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきもの」と柔軟姿勢も見せているが、根本的に君主制とは相いれない▼本来、皇室を廃絶したいはずの彼らが、女系天皇に賛成するのはなぜか。共産党に近く、皇室と民主主義は両立しないと主張した憲法学者の故奥平康弘氏は、女系天皇の誕生にこんな「期待」を表していた。「天皇制のそもそもの正当性根拠であるところの『萬世一系』イデオロギーを内において侵食する」(月刊『世界』平成16年8月号)▼126代の今上陛下に至るまで例外なく、父方の系統に天皇を持つ男系で皇位が継承されてきた伝統を変えてしまえば、天皇は正当性と根拠を失うというのである。また、世襲の皇室制度は憲法の基本的原理と矛盾するとの立場の憲法学者、横田耕一氏も次のように述べている▼「女系天皇を認めるということは、社会的に天皇の持つ国民統合力を弱めるように働く」(16年2月5日の衆院憲法調査会小委員会)、「女系天皇にした場合には、権威ある天皇というものは、恐らく復活しない」(17年5月31日の政府の皇室典範有識者会議)▼共産党の女系天皇容認論には、あわよくば皇室制度の衰退に結びつけたいとの下心があるとみるのは、邪推だろうか。

……………………………………

椎谷哲夫氏の『皇室入門』の318頁にも、「天皇制に否定的な学者による本質を衝いた意見」という項目の中で、上記の奥平康弘氏の言葉が紹介されています。

………………………………

「何ぞ知らん、性差別反対という、それ自体もっとも大義名分に促された一般大衆が、ポピュラーな政治家に誘導されて典範第一条を改正して『女帝』容認策をかちとることに成功したと、仮定しよう。よって以て『世継ぎ』問題はめでたく解消し、天皇制は生き延びることができることになる。しかし、この策は天皇制そのものの正当性根拠であるところの『萬世一系』イデオロギーを内において侵食する因子を含んでいる。男系・男子により後胤が乱れなく連綿と続いて来たそのことに、蔽うべからざる亀裂が入ることになる。〈いや私たちは、『女帝』を導入して天皇制を救い天皇制という伝統を守るのです〉と弁明するだろう。だが、そんな『萬世一系』から外れた制度を容認する施策は、いかなる『伝統的』根拠も持ち得ないのである(中略)『女帝』容認論者は、こうして『伝統』に反し『萬世一系』イデオロギーと外れたところで、かく新装なった天皇制を、従来とまったく違うやり方で正当化して見せなければならないのである。」

…………………………………………

ここで注目すべきなのは、「女性天皇」「女系天皇」実現の前段階として、何を狙っているか。

性差別反対という、それ自体もっとも大義名分に促された一般大衆が、ポピュラーな政治家に誘導されて典範第一条を改正

これなのです。

今、まさしく、その雰囲気が醸成されているようには思われませんか。

所謂「左翼」というのは、かくも戦略的であるということです。

その戦略に、善良≠ネる信徒は、まんまと乗せられてしまっている…。

危ういかな、善良≠ネる信徒たちよ。

どうしても、そう言わざるをえないのです。


奥平康弘氏が「九条の会」の呼びかけ人であったことに思うこと (13325)
日時:2021年04月20日 (火) 09時24分
名前:破邪顕正

奥平康弘氏について、Wikipediaにはこうあります。

〈鵜飼信成と宮澤俊義の弟子。法学界・法曹界に止まらず、広く影響力を有する法学者だった。九条の会の呼びかけ人の一人〉

占領軍の目的は、日本を二度と起ちあがらせないようにするための日本弱体化政策にあり、具体的には、精神的、物理的(軍事的)解体を目指すものでした。

当然、それは「占領憲法」にも、色濃く反映されました。

前者の精神的解体が「第一章 天皇」に、後者が「第二章 戦争の放棄」に込められていたわけです。

まず「第一章」のどこに、それが認められるかと言えば、天皇のご存在の根拠が「国民の総意に基づく」というところにされたことにあります。

つまり、総意如何では、天皇制廃止にもっていけないことはない、そのように読める条文となっているのです。

「九条の会」の発起人に名を連ねた奥平康弘氏は、占領軍の、その意図をよく見抜いていたと思います。

「第一章」には「象徴天皇制」の実に脆い点が隠されている…。

「女性天皇」「女系天皇」にもっていければ、二千年以上の長きにわたってそれを支えてきた『萬世一系』のイデオロギー≠サの正当性を突き動かすことができる…。

そこに攻勢をかければ、「国民の総意」を揺るがすことができるのではないのか…。

「第一章」を骨抜きにし、その一方で「九条の会」によって国防無関心の能天気な空気を醸成できれば、日本を根底からひっくり返すことができる…。

「女性天皇」「女系天皇」容認と「第九条」護持とは、まさしく日本弱体化の双璧に他ならない。

そこまで見抜いていかないと、相手方に体よく利用されてしまいかねない、それを危惧して申し上げているのです。




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