『現代用語の基礎知識2021』から「生長の家」が消えている!そこまで「生長の家」は社会的影響力を無くし存在感が無くなっているということなのでは… (13178) |
- 日時:2021年01月25日 (月) 17時58分
名前:破邪顕正
表題の252頁以降に「新たな感染症の時代の苦悩と宗教」と題して、様々な宗教団体が紹介されています。
注目すべきは、そこに出て来る著者名です。
谷口総裁夫妻が心酔して已まない島薗進氏がそこに名を連ねているからです。
夫妻は島薗氏の講演を拝聴したりして親交もあるようですから(島薗氏と言えば現総裁の著書『神を演ずる人々』に解説文まで書いていた記憶がありますが)、その流れからして、当然、「生長の家」も出てくるだろうと期待し、どんな紹介なのか、関心をもって頁をめくっていったのですが、「生長の家」のせの字も見つけることはできませんでした。
創価学会、真如苑、幸福の科学、オウム真理教、統一教会は出てきます。
また「新宗教」というくくりで、天理教、金光教、立正佼成会等は出てきます。
「新日本宗教団体連合会」のくくりでは、PL、妙智會教団、善隣教、崇教真光などの団体名も紹介されています。
かつての100万教団と言われた時代からすれば、その名か出てこないということは考えられない話です。
それだけ、紹介する必要も無いほど、社会的影響力の無い、存在感のない教団になってしまったということの何よりの証左でありましょう。
寂しいものだなと思いつつ、読み進めていったら「生長の家」の名が眼に飛び込んで来たではありませんか。
皆さん、どこに出てきたと思われますか。
それが「日本会議」の箇所にあったのです。
ご存じのように島薗進氏と言えば、左翼思想の持ち主で、「日本会議」が嫌いで有名です。
そこに「生長の家」を出すことで、自らの含むところの思いを表現したかったのかもしれません。
ともあれ、どういうように紹介しているか、引用することにいたしましょう。
254頁に出てきます。
〈1997年5月に「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」とが合流して結成された右派・保守系市民ネットワーク。4万人ほどの会員を擁し、改憲運動などに草の根で取り組む。…@神社界や新宗教など複数の宗教団体が濃密に関わっていること、A運動の淵源に新宗教・生長の家のかつての政治活動があり、今日の中心的活動家もその出身であること…〉。
索引で「日本会議」を調べたら、116頁にもあり、そこにも次のように「生長の家」が出ていました。
〈日本最大の保守系団体。…組織運営の中枢を担うのは宗教団体「生長の家」出身の元活動家ら…菅首相本人を含めると21人中15人、約7割が日本会議の影響下にある。〉
こうしてみると、もはや「生長の家」は宗教団体としてよりも、「日本会議」において存在感を示しているということになるのかもしれません。
これって、「日本会議」を不倶戴天の如く忌み嫌う谷口雅宣総裁にとっては、実に腹立たしい、悔しいことでありましょう。
その悔しさをバネにして、現総裁は、案外「日本会議」ではなく、今度は日本共産党を密かに支持する宗教団体として「生長の家」が紹介されることを願っているのかもしれません。
『現代の基礎知識』に、案外、そういうように紹介される日が来るのもあり得るのてばないでしょうか。
今の流れを見ていると、それは決してあり得ない話ではないという感じがしております。
それほどまでに、現教団の左傾化は衆目の一致するところであるということです。
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