【朝香 豊】コロナを必要以上に恐れるな〜T細胞免疫有効論を検証する〜 (12555) |
- 日時:2020年08月19日 (水) 20時13分
名前:コスモス
ーーーーーーーー https://web-willmagazine.com/social-history/FZ8FK?fbclid=IwAR1dU6qe0oqJclOF8j_pCSz7Rl7uELssqs3hPxjIcyJ0ytwpMIi4PVWd2Ow
新型コロナウィルスとの戦いにおいて「T細胞免疫」の有効との考え方が注目されている。 実証されればコロナを恐れる日々も終わりに近づくであろうこの考え方を検証する。
新型コロナウイルスで病気になり、その後回復をしたのに、全く抗体がない人が数多く発見されている。また一旦は抗体が作られたものの、数ヶ月後には失っている人たちも多く見つかっている。
こうなると新型コロナウイルスの場合には、ワクチン接種で抗体ができたとしても、すぐに消えてしまうことが予想され、免疫として有効に働くのはごく短期間になってしまうのではないかという不安も出てくるだろう。
そんな中で、別の形の免疫が研究者の間で脚光を浴びるようになってきた。それはT細胞免疫というもので、新型コロナウイルスとの戦いにおいてはこちらの方が決定的に重要なのではないかとの考えが、科学者の間で急速に広まっているようだ。
新型コロナウイルスに感染すると、これに対応したメモリーT細胞というものができ、これが免疫において大きな役割を果たしているのではないかというのである。そしてこうしたT細胞を事前に持っているか否かで、感染後の病状が軽いか重いかが決まるのではないかとの説が有力になってきている。
この件に関して、シンガポールにあるデュークNUSメディカルスクールのアントニオ・ベルトレッティ研究室が行なった研究が権威ある科学雑誌『ネイチャー』に発表された。
新型コロナウイルスに感染して発症した後に回復した36人の血液サンプルを調べたところ、重症であるか軽症であるかに関わらず、全てのサンプルから新型コロナウイルスに反応できるT細胞が作られていることがわかった。必ず対応するT細胞ができるというのは、大いに期待できる話だ。
また2002年から2003年にかけて猛威を振るったSARSにかかったことのある人から新しく血液サンプルを採取したところ、発症から17年経過してもSARSウイルスに対して反応するT細胞が残っていることもわかった。免疫効果が長期間にわたって持続するというのも頼もしい。
さらに、現在の新型コロナウイルスSARSウイルスと近縁関係にあるとされることから、このSARS用のT細胞が新型コロナウイルスに反応するかどうかを調べたところ、一部分については認識することもわかった。つまり、近縁のコロナウイルスに感染しても、部分的には効果があることになる。
現在感染が広がっている新型コロナウイルスは変異が激しく、以前のタイプのウイルスで免疫ができてもその後に変異したウイルスに効くかどうかわからないという意見もあったが、この点については安心材料を提供してくれているだろう。
SARSウイルスに対応するT細胞が新型コロナウイルスに反応できるのであれば、新型コロナウイルスの中で変異が起こっても、当然反応できると推定できるからである。
さらにSARSにも新型コロナウイルスにも感染したことがない人の血液サンプルを調べても、半分以上のサンプルに新型コロナウイルスと関わるタンパク質を1つ以上認識するT細胞があることもわかった。
結論が出ているわけではないが、普通の風邪を引き起こす従来型のコロナウイルスに感染しても、部分的には新型コロナウイルスに反応できるT細胞ができるのかもしれない。
以上からわかるのは、新型コロナウイルスに一度でも感染すれば、どうやら免疫効果は持続するということだ。近縁のコロナウイルスでも部分的には免疫効果が期待できる。そしてその免疫の程度が、感染後の症状の軽重に関わっていると考えられている。
キングス・カレッジ・ロンドンのヘイデイ教授も、感染しながら入院の必要がなかった人にはT細胞の反応があったのは明白だと述べている。
日本人と欧米人の間で生じた死亡率の大きな落差は、このT細胞免疫が広く存在したかどうかに起因するのではないかとの説があるが、この説の有効性がますます高まってきたと言えそうである。
だとすれば、感染してもまず死ぬことのない若年・中年層には、自由に行動してもらってどんどん感染してもらった方がいいのかもしれない。こうした層が皆感染して集団免疫が達成されるようになると、新型コロナウイルスを恐れる必要はなくなるだろう。
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一日も早くこの学説が支持されて、普通の日常生活が送られる事を祈ります。
そうすれば、世界の経済も早く立ち直り、何よりも人々が恐怖や不安から解放されて、安心して日々を送れるようになるからです。
「人間神の子・無限力」で明るく、力強く生きる日が来ることを切に祈っています。
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