環境問題は教団の“ポリコレ”である。サヨク総裁が教団乗っ取りに利用した仕掛けがこの環境問題であった… (12276) |
- 日時:2020年06月26日 (金) 08時34分
名前:破邪顕正
「コスモス」さん、投稿ありがとうございました。
今回の投稿に刺激されて、かねてから思っていたことを書いておきたいと思います。
表題の“ポリコレ:ポリティカル・コレクトネス(political correctness)”とは、性別・人種・民族・宗教などに基づく差別・偏見を防ぐ目的で、政治的・社会的に公正・中立な言葉や表現を使用することを指します。
ザックリ言わせていただけば、誰もが反対できないような言葉…。
それを言われたら、もう首肯するしかない、黙って受け入れざるをえない、そういう種類のものだと私は認識しています。
で、私は、総裁が持ち出した「環境問題」も、まさしくこれに当たるのではないのか、そう見ています。
「コスモス」さんの投稿にもこうありますね。
〈環境問題が何しろ大切ということで煽られて、そちらに力を注いでいった人もありました。〉
これについては、私も身近に体験したことがあります。
〈総裁先生について色々と言う方があるけど、「環境問題」を提起されたことは素晴らしいでしょ。〉
そう言われると、つい、こちらもこう言ってしまうわけです。
〈確かに「環境問題」は大事だということはわかるけど…〉
つまり、正面切って、「環境問題」に反対することはできないような空気が教団内に生まれてしまった、まさしく、これぞ“ポリコレ”…。
そう思うのです。
で、これが、今思えば、総裁の思うつぼだったのです。
この「環境問題」こそ、教団を左旋回させる引き金になったのです。
それについては、私なりに当初から危惧していました。
これも歴史的な文書として、ここに引用させていただきます。
……………………………… 〈本流宣言掲示板〉 「今の教え」は左翼の「教え」なり?! (2769) 日時:2011年06月14日 (火) 17時15分 名前:破邪顕正
合掌 ありがとうございます。
谷口雅宣総裁の学生時代、当時の青山学院大学で幅をきかせていたのが第四インター(通称、四トロと言われる新左翼の一派)。 谷口雅宣総裁が、そこの活動家としてヘルメットをかぶっていたというのは、どうも事実のようですね。 その目撃証言もありますし、公安筋からの情報にもあるようですから。 つまり、谷口雅宣総裁の思想の根っこには厳然として左翼思想がまとわりついているということです!
このことは、谷口雅宣総裁の著作を見てもよくわかります。 私からすれば、赤い朝日新聞としか見えないそれを「クオリティペーパー」などということ自体、信じられない思いですが、谷口雅宣総裁の著作に引用されている学者がこれまた左翼が多いんですよ。
よく知られた話ですが、『今こそ自然から学ぼう』に出てくる加藤尚武の『環境倫理学』は、現在、「環境」問題を通して、「革命」を志向する新左翼各派の理論的支柱ともなっている書物であります。 それとも知らずに、N教化部長などは、得々として、こう書くのですから、本当におめでたいというか。
…環境倫理三原則という言葉がある。それは、@個人を超える価値の問題である。多数の個人が自分たちの代表として少数の人間を選び出してその代表者が国政を決めるという現在の「個人を至上の価値とする民主主義の考え方」では解決の道を見いだせないとしている。これから生を受けるであろう未来世代の人々のことも考えていかなければならないということである。これを「世代間倫理の視点」というのだそうだ。二つ目は、国家を超える価値である。「地球に国境はない」という言葉があるが、まさにその通りのようだ。気候にしても経済にしても、すべてはグローバル化している結果のようだ。(中略)三つ目は、人間を超える価値である。人間はすべての生物の連鎖の中で生かされているという、地球の一部に過ぎないという考え方に立つ必要がある。人間中心主義をヒューマニズムというが、その考え方では不完全である。ヒューマニズムから脱皮する必要がある。自然と共に栄える。自然と共に生きるという生き方が求められている。それは生物多様性を破壊しない生き方である。
読めばすぐに分かるように、これはまさしく谷口雅宣総裁の本の焼き写しなのですが、こういう考え方が、一方では、新たな「国家否定」「新しいマルクス主義」「環境ファシズム」として非難を受けているわけですよ。 そういう多分に危険な思想を孕んだものを、今は、講師試験の問題として出したりするわけでしょ。 受験者は、合格したい一心で、わけもわからず(何でこんな勉強をしなくてはいけないのかと思いつつという意味で)、ただ丸暗記するようにして勉強するわけです。 こうして、丸暗記という名の洗脳≠ェ完成するという仕組みです。
ここのどこに谷口雅春先生がおられますか! これでは、加藤尚武の門徒をつくろうとしているのと何ら変わりないではありませんか? こういうのを「今の教え」というのであれば、それは決して谷口雅春先生の「教え」ではない! そうはっきりというべきなのです!
谷口雅春先生の「教え」を今の時代に合うように説いたのでも何でもない、「今の教え」とは、新たな左翼勢力の「教え」であるのです! つまり、教祖は谷口雅春先生でもなんでもない、いわば加藤尚武なのですよ!
そういうことが分かっていて、それでもなお「中心帰一しなさい」と強制するのであれば、断固としてそれを拒否する! それが谷口雅春先生に中心帰一する道であると信ずるものであります。
再拝
……………………………………
これを書いたのは9年前です。
教団は、危惧したとおりにサヨク教団に堕してしまいました。
改めて、その刷り込みが、この「環境問題」にあったのだと思います。
「環境問題」が教団をサヨク化させる“洗脳”手段として用いられた…。
総裁の実に用意周到なる仕掛けであったのだと私は捉えている次第です。
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