尊師の偉大さを知らないこと、それが今日の教団のすべての問題の根底にある… (12207) |
- 日時:2020年06月17日 (水) 08時48分
名前:破邪顕正
『谷口雅春先生のご日常』から“御執筆について”の文章をご紹介させていただきます(14頁〜)。
ここは、こういう書き出しから始まります。
〈先生(谷口雅春先生)は、執筆に、口述筆記に、すべてインスピレーションに指導されておられるのであります。〉
それだからこそ、毎月、毎月、あれだけのご文章をお書きになることがおできなられたのだと私なりに得心いたしました。
そして、こういうことが紹介されています。
〈先生が口述をなされる部屋は、実相の間−実相の大軸が掛けられている八畳のお部屋のことを実相の間と通称しています−でございました。〉
ここを読んで、「実相の間」とインスピレーションとの間には深いつながり、関係がある、そう確信いたしました。
そう思えば、改めて「實相」を隠すことは、尊師の御心を踏みにじるもの、絶対にあってはならないことだと指摘しないわけにはいきません。
で、こう続きます。
〈私が先生の原稿を速記していました頃は、どんな寒中でも、実相の間には、火鉢が一つ置かれているだけであります。寒がり屋の先生は、手をもみもみ、或は手を火鉢にかざし、或はふところ手をして口述されるのであります。あらゆることがすらすらと先生の口から出るくらいすばらしいことはないのであります。〉
ここを読んだだけでも、尊師の偉大さがわかろうというものです。
それを前提にして、新編『生命の實相』第26巻「人生問答篇」にある、この御文章を読んでみてください(123頁)。
《特殊の宗教的天才とか、霊知霊覚者とか、又特異の人格を持っている人は、皆前世の善業が流転し出したものです。だから、キリストの肉体的年齢は三十歳であっても彼は善業を積み来った上からいえば非常の年長者なのです。彼は更生に更生を重ね、永き年月の中に高度にその念が浄化され、ほとんど実相生命そのままの完全な姿が現象界のスクリーンに映じ出された結果、三十歳の青年にして、かくの如き高貴の人間を顕したのです。釈迦も仏となって法を説くまでには驚くほど度々生れ変って業を浄化したことが『過去現在因果経』には説いてあります。》
尊師が、こうお書きになるということは、尊師もまたそうであるからこそだと私は信じています。
そういう尊師がお説きになられたことを、果たして消し去っていいものかどうか。
総裁の、並びに教団の最大の過ち、それは尊師のこの偉大さを知らないこと、それに尽きると私は思っております。
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