《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

本流宣言掲示板」「光明掲示板・第一」「光明掲示板・第二」「光明掲示板・第三

谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
この掲示板の目的
この掲示板のルール
本掲示板への書込法
必ずお読みください
管理人への連絡
重要リンク
TOP PAGE

Página de Português/ポル語ページ
 

 

一筋の道 7 法灯破壊 (12094)
日時:2020年06月04日 (木) 06時36分
名前:遠島流也

破邪顕正氏の,
「総裁は,『生長の家』が無くなってしまってもいいと思っている。サヨク勢力(総裁の思想性から私はそう判断していますが)にとっては,それは願ってもない朗報となるでしょうから・・・NEW)」
との表題による投稿とそれに繋がる一連の投稿に私も全く同感です。

 平成28年7月号の「生長の家」誌の4頁からは,三代目の「『日本会議の研究』について」との文章が掲載されている。三代目は,「生政連の活動停止の本部決定がなされてから,この決定を好ましくなく思う人が教団内に少なからず残り,表面は本部方針に従う振りをしながら,陰では従来通りの政治活動をしたり,政治運動との接触を続けていた人もいた。このような二股をかけた人がいたのが残念である。信仰には誠実さが何よりも必要である。その人たちの動きは本部からは判然としなかった。」(要約),「ところが最近,生長の家の信仰者でない一人の著述家が,独自の調査によって,これらを解明する本を出版した。菅野完氏が書いた『日本会議の研究』(扶桑社新書)が,それである。」と言う。そして,「最初は門外漢であったはずの著者が,よく調べてよく書いたと感心する。」とまで言っている。それに続く後半部分は安倍政権に対する種々の批判に満ちたもので,まさに朝日新聞の論調そのままの文である。実際,朝日新聞の読書欄からの安倍首相攻撃の投稿文を引用したりもしている。
 まず,「信仰には誠実さが何よりも必要である」とは言いも言ったり。まずはそのまま三代目に返したい言葉である。開祖谷口雅春先生の唯神実相論を信じていないにもかかわらず,雅春先生の孫であることを奇貨として三代目になること自体そもそも不誠実の極みである。更には,これが目的とは言え,生長の家の教えと相容れない自己の粗末な思想を信徒たちに吹き込むに至ってはいよいよ言語道断の所業である。
 「日本会議の研究」についてであるが,これはとにかく安倍政権憎しのトンデモ本であり,内容は無に等しい。簡単に言うと,政治家安倍を熱烈に支えている一連の人々がいる,どういう人かと見ると,その中核にいるのは日本会議の人たちである,日本会議の結成に当たっては生長の家が大きな役割を果たした,その生長の家の関係人を見ていくと,色々な人がいるが一番力がある人は安藤巌だ,というわけで,このけしからん安倍政権の黒幕は安藤巌ということになる,トンデモ本なのである。これでも一応当時ベストセラーとなったのは,黒幕はこれだ式の陰謀論仕立てにしたことが興味をそそり,売れたということか。
 三代目は,「このような二股をかけた人がいたのが残念である。」とか,菅野完について,「最初は門外漢であったはずの著者が,よく調べてよく書いたと感心する。」とか言うのであるが,良く調べもせず,取材もおなざりであり,二股をかけた人もなければ,虚構の内容を書き,名誉棄損の裁判で菅野完は敗訴しているのである。三代目は,この「日本会議の研究」をその実物写真までを掲げ,「生長の家」誌に宣伝したのである。その後,この裁判のこと,また菅野完が破廉恥な行為で女性から訴えられた訴訟で敗訴したり,別件で外国において訴追の対象者となっていることなどを信徒の人々に知らせているのであろうか。
 三代目は,「生長の家の信仰者でない一人の著述家が,独自の調査によって,これらを解明する本を出版した。」と言っている。菅野完を,一人の著述家と言っているが,その著者は,人民民主主義志向の極左活動家である。そのことを三代目はよく知っているのではないのか。「独自の調査によって,これらを解明する本を出版した」というが,菅野完が単独執筆した本である。「独自の調査」などと特に言う必然性はない。この本には生長の家関係者のみならず各界の錚々たる人の名が出てくる。その中で,膨大な生長の家の出版物を見て,今は教団にいない人の当初の生長の家との接点を見つけたといっては大げさにびっくりして見せている。そもそもこの膨大な生長の家関係の資料はどうやって入手したのか。生長の家関係の文献を求めて古本屋巡りを始めたとの記述はある。しかし,全て古本屋で入手したというのは信じられない。絶版となった素晴らしい単行本の「生長乃家参拾年史」さえ私は古本屋を探し回って入手するまでほぼ2年を経過したのである。この生長の家の膨大な資料中には,信徒向けの雑誌で,市販されていない古い「理想世界」等もかなりあるのである。古本屋巡りで入手できるものなのか。「独自の調査」と三代目がわざわざ言った意味は何なのか。
 もともと,ある政治家について熱心な支持者がいるというのはあたりまえのことで,安倍首相についてもそのような支持者がおり,それがある団体だったり,組織だったりするのは不思議なことではない。著者にとって意外な組織や団体がいたとしても,また,その団体や組織に意外な人がいたとしても,著者にとって意外なだけの話で,別に秘密でも何でもなく,著者がそれまで知らなかったということでしかない。この日本会議にしても秘密団体でもないし,この本に出てくる日本政策研究センターにしても何ら秘密の組織ではない。実に民主的に,平和的に自分らの考えを発信してきているのである。それはこの著者も否定し得ない。それで,著者は,その帯に,「市民運動が嘲笑の対象にさえなった80年代以降の日本で,めげずに,愚直に,地道に,そして極めて民主的な,市民運動の王道を歩んできた『一群の人々』によって日本の民主主義は殺されるだろうー」と書く。語るに落ちた言葉である。民主的に地道に歩んできたのは日本の正気を信じている真面目な人達だからであり,民主的に市民運動の王道を歩んできた人は民主的なのである。そして,この人達によって殺されると著者が言う民主主義とは,人民民主主義という独裁であり,日本では死んで当然のものである。
 実際,菅野完は,あの森友問題で籠池一家に取り入り,篭絡し,当時の政権への打撃を目指して働きかけ,稲田防衛大臣に狙いを定めマスコミを動かした。そしてマスコミとそれに呼応した国会議員の非生産的な国会追求とによって,籠池関係の過去の訴訟書類に自己が署名していた記憶が欠落していたという実に些末な問題により遂に稲田防衛大臣は辞任することとなった。その際には,この菅野完という男は,防衛大臣の首を取ったということであろう,感激しておいおい泣きながら籠池康典氏に電話かけてきたという(「Hanada」2018年9月号 インタビューでの籠池佳茂の言,「WiLL」2020年7月号 籠池康典)。なんという姑息な勢力であろう。まともな実りある国会での政策論争と,多数決で重要案件が決せられ,その審判は,選挙によるとの議会制民主主義の当然のことがこの種の人には分からないのである。その仲間が三代目である。
 昨年9月12日にコスモス氏が,菅野完の書いた,「さあ,記憶しておこう。これが日本の歴史修正主義者,御用学者のリスト。」という物々しい文を紹介してくれていたが,人民民主主義が実現したら,このリストにある人々を粛正するとの夢でも抱いているのであろう。
 このような著者の本をこともあろうに,月刊「生長の家」誌に掲載しているのである。これは,時々行く宇治宝蔵神社の図書売店の手前テーブルに愛行用として無料で持っていけるよう並んでいたものである。雅春先生が,創刊したあの「生長の家」に,生長の家の人類光明化運動の出発点となり神誌と言われてきたあの「生長の家」誌に,この菅野完のこのトンデモ本を三代目が推奨する記事が掲載されているのである。これは,これはもはや神誌といわれた「生長の家」誌とは全く別物である。 そもそも谷口雅春先生は,膨大な著書や講演を通して信徒のみならず多くの人々を魅了してきた。その喜寿のお祝いは,福田赳夫,石田和外(元最高裁長官),林武画伯等各界の錚々たる人々が発起人となり,ホテルニューオータニで盛大になされている。もちろん公然と堂々と。憂国の書「占領憲法下の日本」には,あの三島由紀夫氏が序文を寄せられている。もちろん公然と堂々と。そして,雅春先生が帰幽なさった際には,日本の良心を代表する各界の多くの人士が追悼文を捧げている。雅春先生の影響力は実に広大なのである。この雅春先生の衣鉢を継ぐのが三代目ではないのか。このような姑息な著者の姑息な本が「生長の家」誌に,しかも三代目の推奨本として記載されるなど,およそ悪夢のような話である。

 そして,今回,さらに悪夢というしかない本部通達が出たわけである。
 
 前回の投稿で,
三代目は,雅春先生の孫であることを奇貨とし,明白な意図をもって「生長の家」に入り込み,「今の教え」なる非真理,「卵の黄身論」なる妄論に基づく両軸体制,雅春先生の御著書の絶版等諸手段を通じて雅春先生の教えを巧みに排除してきたのである。このやり方にも,コミンテルン的非情さ,冷たさ,悍ましさがある。しかし生長の家の法灯を継承しているとの触れ込みで今の地位にいるわけであるから,必要最低限,それらしい外形は作らざるを得ないわけで,その限りで雅春先生の著書,音声媒体も利用するし,宗教人らしい装いとしてムスビの原理などを言ってみたりもしている訳である。
 と言ったり,また,
 三代目の考えの内容,例えば「観世音菩薩讃歌」の内容等は根本的な点(唯神實相論)で全く雅春先生の教えと違う。この点については,「清流の民」氏の投稿が,根本的にどこが違うかを分かりやすく分析していて素晴らしいものである。また,三代目は,生長の家の大神をも無みしており,もはや現教団は神想観(生長の家の大神に護られ,唯神實相の円満完全なる世界を観想する)が不可能な状態にあるというべきである。最寄りの教化部は,もはや早朝行事もやっていないという。八ケ岳はどうなのであろうか。
 というようなことも言った。
 その後,さらに清流の民氏の新投稿があり,これら一連のこれまでの同氏の投稿内容を見れば,三代目のお経もどきの「観世音菩薩讃歌」の内容がいかに雅春先生の教えと違うものかが明白に分かる。これは単に生長の家の教えの解釈の仕方とか,表現の違いというものではなく,明白に,雅春先生の教えの内容と相容れない別の考えを三代目はお経もどき本まで設えて,確信的に信徒の人たちに広めているということを意味している。
 とうことなのであるが,こうやって三代目は生長の家教団から雅春先生の悟りの神髄を排除していって,教団を最終的にどのようにしようとしているのであるかが具体的に予測できないことであった。今回の通達で又生長の家解体の一歩が進んだと思う。
 実相軸の前に,七重塔と神霊符を置くという。その具体的姿がどのようになるのかのイメージ図をこのサイトの投稿で見たが,何と悍ましい,淫祀邪教のイメージである。視覚的に万教帰一を示すという触れ込みなそうであるが,視覚的に実にグロテスクである。三代目が,スターリン,そしてコミンテルンに繋がる旨のことを言ったが単なる比喩ではない。そのコミンテルンのスパイを現に擁した朝日新聞に強いシンパシーを感じる三代目である。菅野完といういかがわしい姑息な人物にシンパシーを感じる三代目である。今回の通達は,その悪辣なイメージそのままである。この霊的系譜は強烈で執拗である。もしこの通達通りとなったら次の段階には三代目はどのようなことを考えているのか。

 破邪顕正氏は,「以前,『七重塔』の話が出たとき,私は直感的に,これは『七つの燈台』の相対化にほかならないと思い,それを並べてみたことがあります。」
として,次の表を表示した。

 「七つの燈台」        「七重塔」
天孫降臨皇御国成就燈     万教帰一(七つの宗教)
伊邪那岐文化成就燈      国際平和の象徴(七つの大陸)
伊邪那美文明成就燈      多様な民族の調和(七つの民族)
三界万霊悉皆実相開顕成仏燈  多様な文化の調和(七つの文化)
万物一元万教帰一成就燈    世代間の調和(七つの世代)
地上天国世界連邦成就燈    生物間の調和(七つの生命)
君民一体地上天国成就燈    拠点・組織間の調和と発展(七つの拠点)

 今回の通達が,もし実行され,それが軌道に乗って各教化部道場でそれが日常的になされるようになったら,次に三代目は,長崎の七つの灯台を撤去し,七重塔に見合う新たな七つの灯台に変えることをするに至るであろう。特に,「天孫降臨皇御国成就塔」は,どうしても排除しなければと思っていると思う。今,教団は,元号は使わないようである。「生長の家」が成立に力を尽くした元号法案が気に入らないのであろう。というより根本的にコミンテルン精神に繋がる三代目であるから,最終的には「生長の家」から天孫降臨という最高の実相神話を完璧に排除しようと,さらなる秘策を練っていると思われる。



名前
メールアドレス
スレッド名
本文
文字色
ファイル
URL
削除キー 項目の保存


Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板