全国の教化部長及び教区役職者宛に通知した生長の家社会事業団の「見解」です!! (12022) |
- 日時:2020年05月24日 (日) 14時40分
名前:護法の天使
本年4月7日に現教団が出した通達について、全国の教化部長及び教区役職者宛に通知した「送付状」及び「生長の家社会事業団の見解」(第1頁)です。
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「信徒に対し、「七重塔」と「造化の三神」社殿への礼拝を強要する現教団通達への生長の家社会事業団の見解」のお届けについて
合掌、ありがとうございます。
初夏の時候ですが、教化部長先生及び教区役職者各位におかれましては、日々光明化運動にご挺身賜り、衷心より御礼感謝申し上げます。
さて、当法人は、尊師谷口雅春先生により、「生長の家」の名称を冠する我が国最初の法人として設立され、聖典『生命の實相』及び聖経『甘露の法雨』等の著作権を託されて生長の家の正統な教義を永遠に護持する責任と使命を授かっている団体ですが、その立場から、このたびの教団の通達が生長の家人類光明化運動の歴史において看過することのできない重大な問題と認識し、表題の「見解」を発表するに至りました。
つきましては、全国各教区において信徒各位を指導される先生方に、別添のとおりお届け申し上げます。
何卒、十二分にご検討賜り、光明化運動の将来に重大な禍根を生じることのないよう、賢明なるご判断とご対応を切に切に望んでやみません。
再 拝
令和二年五月二十日 公益財団法人生長の家社会事業団
教化部長先生及び教区役職者 各位
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信徒に対し、「七重塔」と「造化の三神」社殿への礼拝を強要する現教団通達への生長の家社会事業団の見解
谷口雅宣総裁の指導する現教団は、本年四月七日付で全国の正副教化部長宛に「七重塔と〝造化の三神〟の祭祀等の参議会決定事項の周知について」との通達を発出したことが複数のインターネット掲示版等で公表されています。
これは、全国の教化部の主たる礼拝の対象である「實相」額の前に、「七重塔」及び「造化の三神」社殿を設置して祭祀することを命じる通達であり、宗教団体として最も重要な要素である「儀式行事における礼拝の対象(本尊等)」の根本的変更であります。
このことは現教団が尊師谷口雅春先生の創始された「生長の家」とは全く異なる宗教となることを意味します。
私達、生長の家社会事業団は、尊師谷口雅春先生から、聖典『生命の實相』及び聖経『甘露の法雨』等の著作権を託されて正統な教義の永遠の護持と戦後日本再建の構想と使命を授かった団体として、この教団通達は、尊師谷口雅春先生のみ教えに反し、宗教法人法に違反し、信徒に対して別宗教の本尊への礼拝を強要するものであって、断じて許すべきものではないとの正式見解を全国の心ある信徒各位に対して次のとおり訴えるものです。
一、尊師谷口雅春先生のみ教えに反している!
尊師谷口雅春先生は、私達信徒が神想観や聖経読誦を行う際の礼拝の対象たる本尊として、「實相」の書をご揮毫(きごう)され、次のようにお示しくださいました。
「『實相』という文字を本尊として安置し、各自の内在の実相たる〝神聖〟をその本尊に移入して、宇宙普遍の神霊との合一点として、そこに〝内在超越〟の神霊を礼拝するための〝心の焦点〟をつくることにした」(昭和四十八年三月号『白鳩』誌谷口雅春先生十九日の箴言「本尊として祭祀する『實相』の由来」)
このような神聖な意義に基づき、全国の信徒は立教以来「實相」額(軸)を礼拝してきたのです。
その「礼拝の対象(本尊)」である「實相」を実質的に無視し貶(おとし)めようとするのが、本通達で命じられた新しい祈りの意図であります。
それは通達の中の次の「言葉」に明白です。
「万物調和のムスビの働きを表した造化の三神と、神の造り給いし無限供給の実相世界を象徴する七重塔を通して、宇宙の大生命に礼拝いたします。」(通達八頁)
生長の家の長い歴史において今日迄、各教区・練成道場等においては、「『實相』の御額(御軸)を通して、宇宙の大生命に礼拝いたします。」の言葉が通例でした。
この通達はこの大切な言葉を全否定しようとするものです。
全国の教化部で、谷口雅春先生ご揮毫の「實相」の前面に、七重塔と「造化の三神」の社殿を設置させ祭祀を命じることは、谷口雅春先生の「『實相』という文字を本尊として安置し、…宇宙普遍の神霊との合一点として…礼拝する」とのみ教えに根本的に反するものであります。
また、谷口雅春先生は、昭和三十二年四月号『理想世界』の「宗教の成立と神癒に就いて」の御文章において、「『甘露の法雨』の真似をしたお経類似のものを創作して、それを読むことを勧め、その経本を売る」ことについて、「非常に危険なやり方」で「末路は必ずよくない」と厳しく戒(いまし)めておられます。
ところが、二〇一五年七月七日付、谷口雅宣総裁のブログ「唐松模様」の「七重塔の意味するもの」には、
「除幕式では、『大自然讃歌』と『観世音菩薩讃歌』が塔の基台に収められました。」
と述べています。
この『大自然讃歌』と『観世音菩薩讃歌』は谷口雅宣氏が創作した経本と称するものです。
そのような七重塔の縮小模型を全教化部に設置して祭祀せよと命じたのです。
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