神様を取り替えた古代エジプトの歴史から、今の教団の今後を占うと… (12043) |
- 日時:2020年05月26日 (火) 14時28分
名前:破邪顕正
古代エジプトと言えば、ツタンカーメンが有名です。
その父君がアメンホテプ4世。
当時、エジプトでは、太陽神アメンを信仰するのが全盛期を迎えていました。
アメンを讃えるエジプトの神官たち(アメン神団)は、王様(ファラオ)をも凌ぐ権勢を誇っていました。
で、アメンホテプ4世は、アメン神団を抑圧し王権を強化する目的で、アメン神に取って替わってアテン神を信仰するようになります。
自分の名も『アクエンアテン』に改め、アメン神の文字を削り、王家としてのアメン信仰を停止し、他の神々の祭祀までも停止させてしまいます。
まるで一神教の様相を呈するに至ります。
それをもって、人類史上最初の唯一神教という見方もありますが、今では、唯一神教ではなく単一神教または拝一神教の段階に留まるものであったと見られています。
これを「アマルナ宗教改革」と言います。
ところが、この宗教改革は、あまりにも急激だったために、アメン神団の抵抗が激しく、疫病などの蔓延もあり、最終的に失敗に終わります。
アメンホテプ4世アクエンアテンが失意のうちに亡くなった後、その息子であるツタンカーメン王の時代にエジプトは再びアメン信仰に戻ることになります。
この古代エジプトの歴史を、今の教団に当てはめてみると、今回の「通達」は、「アマルナ宗教改革」ならぬ「雅宣宗教改革」とは言えないでしょうか。
それまでの住吉大神信仰を“造化の三神”信仰へと変えたからです。
古代エジプトでは、その急激な変化に対して、アメン神団が激しく抵抗しました。
その顰みに倣い、ここで住吉大神信仰に立つ吾らが本気になって起ちあがれば、「雅宣宗教改革」も挫折して終わるのではないのか…。
そして、元のような住吉大神信仰が蘇ってくるのではないのか…。
歴史は繰り返す…。
これを範として、今回の「通達」には、猛烈な抗議の声をあげていかなければならないと思う次第です。
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