《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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何故、宗教的奇蹟が生まれるか、必ずその背後に宗祖の人格を中心とする一群の護法の守護神≠フ活躍がある。宗祖の人格の感化がうすれ≠驍ニその奇蹟がなくなる… (11995)
日時:2020年05月20日 (水) 14時35分
名前:破邪顕正


『善と福との実現』(新選 谷口雅春法話集6)の中に「第六章 臨終の大事に就いて」と題して、次のようなご文章があります(102〜103頁)。

《吾々生長の家の信者の臨終は殆ど全部が光顔巍々たる大往生であるが、それらの事は、救いの本尊の関係ではなく、護法の守護神たちとの関係であると思う。すべての宗教は、一種の霊界よりの霊的救済運動であって、一つの宗教運動が現実界に起るところ、必ずその背後に宗祖の人格を中心とする一群の護法の守護神が活躍し、その作用によって、宗教の初期時代には至るところに奇蹟をあらわす。併し宗祖の人格の感化がうすれ、宗祖の時代を過ぎ、形式的信仰にながれてくると、宗祖の人格を中心に集れる霊界の守護神の一群は離散し、その宗教に奇蹟はなくなる。肉体の屍骸まで光顔巍々と輝くのはこれは現実的奇蹟の一種であるが、そのような現象があらわれなくとも、宗祖の説かれた「一向専念南無阿弥陀仏と称えれば救われる」と云う真理には、間違はないのである。》

「今の教団では救われない」とは、よく言われることです。

どうして、そういうことになったのか。

上に紹介したご文章を拝読させていただいて、なるほどと納得した次第です。

ここまで、宗祖、即ち尊師のご存在を消し去ってしまえば、当然霊界の守護神の一群は離散し≠トしまうほかはないでしょうし、形式的信仰にながれてく≠黷ホ、その結果として、奇蹟も生じ得ないでしょう。

だから、信徒がどんどん教団離れを起こしているのだとも思うのです。

こういう状況下にあって、私たちはどうすべきなのか。

わかりやすく、これを「オレオレ詐欺」の喩えで考えてみたいと思います。

教団のやっていることは、実に、この「オレオレ詐欺」に似ているように思えてないからです。

看板は「生長の家」ですし、総裁は尊師のお孫さまときていますから、信徒は、昔と変わっていない、同じだと思ってしまうわけです。

「中身は全然、昔と変わっていません、ただ説き方が時代に応じて変わってきているだけです」そう言われたら、信徒はそのまま素直に信じてしまうでしょう。

教団も、その当たりは十二分に心得ていて、信徒の心をつなぎ止めるために、『月刊誌』にも(少しだけ、恰もアリバイのように)ちゃんと尊師のご文章を掲載するようにしているわけです。

中には、兵庫教区のように、住吉大神を前面に出した「祈り」まで見せつけるところすらある…。

信徒は、昔のように、家においては、「聖経」を読誦をしていますから、教団が変質していると言われてもなかなか信じようとはしない…。

しかし、如何に表面を取り繕おうとも、中身は全然、違ってきているわけです。

そのことは、私なりに、ずっと一貫して主張してまいりました。

しかし、「それは違っています」「中身は以前とは全く違うものです」「それに騙されないでください」等々、いくら注意を促しても、なかなかそれに耳を傾けてはくれない…。

これだけ「オレオレ詐欺」の被害者が出て、常に気をつけるようにと、注意が喚起されているにも関わらず、なかなかその詐欺が後を絶たないのは、何故か。

結局、息子に違いないと信じ込んでしまうからでしょう。

同様に、やっぱり、生長の家は変わっていないと信じ込んでいるからなのだと思うのです(否、もしかしたら、そう信じたいという思いがあるのかもしれませんが…)。

そういう中で、唯一、「オレオレ詐欺」に引っかからない道があります。

そうです、本物の息子が現れたらいいのです。

同様に、今、私たちが為すべきは、「生長の家」の本物を現したらいい…。

冒頭に引用したご文章の最後にある

宗祖の説かれた…真理には、間違はないのである》

これしかないと思うのです。

とにかく、尊師のお説きになられた真理を、そのままお伝えしていく。

真理に間違いはないのですから、必ずや、この真理をお伝えしていく中で、素晴らしい救い≠熕カまれてくるに相違ありません。

現に、そういう喜びの声はたくさん寄せられてきています。

それを力に、本物の真理をお伝えしていく、それに賭けていきたいと思う次第です。





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