《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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建国記念の日 (11634)
日時:2020年02月11日 (火) 07時33分
名前:明鏡


『 紀元節( きげんせつ ) 』

日本の初代天皇とされる神武天皇のご即位を祝う唱歌

http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/kigensetsu.html



『 紀元節 』 作詞:高崎正風 作曲:伊沢修二 明治21年(1888年)

一、

雲に聳(そび)ゆる 高千穂(たかちほ)の

高根おろしに 草も木も

なびきふしけん 大御世(おおみよ)を

仰ぐ今日こそ たのしけれ


二、

海原なせる 埴安(はにやす)の

池のおもより 猶ひろき

めぐみの波に 浴(あ)みし世を

仰ぐ今日こそ たのしけれ


三、

天(あま)つひつぎの 高みくら

千代よろずよに 動きなき

もとい定めし そのかみを

仰ぐ今日こそ たのしけれ


四、

空にかがやく 日のもとの

よろずの国に たぐいなき

国のみはしら たてし世を

仰ぐ今日こそ たのしけれ



最近は、「 日章旗 」 を掲げる家も あまり見かけなくなりました。

自然な気持ちで、建国を偲び、「 日章旗 」 を掲げて

お祝いしたいものである。



「 皇紀2680年 」 伝統 様 の記事は 伝統版第二 にあります




思い切り歌いました (11635)
日時:2020年02月11日 (火) 18時16分
名前:肥前なごみ

流石のお天気の特異日でした。きれいに晴れ渡り、温かい一日で、日の丸行進の方たちも、喜んでおいででした。

さて、ここ十年ほど、疑問に思い続けていたことが、やっと晴れた祝典であったことをご報告いたします。

私は、60年以上前から、家族で、紀元節の式典の参加しておりました。その際、3番の歌詞を、『天つひつぎの高御座 千代よろづ世に動ぎ(ゆるぎ)なき』と歌ってきたのですが、結婚などで、何度か転居し、こちらの式典に参加して、その際の紀元節の歌の歌詞に、戸惑い、もやもやが解決しませんでした。

こちらで初めて参加した時の歌詞カードが『動ぎなき』となっているのですが、参加者は、「うごぎなき」とうたっているのです。そのうち、歌詞自体『動きなき』に変わり、皆さんそれで平然と「うごきなき」とうたいつづけているのです。

谷口雅春先生を学ぶ会本部、日本会議本部に問い合わせしたり、ネットで調べたりしましたが、私の力では、納得いく回答を得られませんでした。

意味が、全く違ってきますよね。
天皇陛下の御代が、「ゆるぎなく」いついつまでも続くことをお祈りするのと、
「動かない」では、別物です。

しかし、ある時、結婚前にいた長崎の式典資料を目にする機会があり、見つけました!!いつから、この歌い方を?と尋ねたところ昔からずっとという答えでした。留飲を下げた思いでした。
それで、当地の担当の方に連絡をしていたところ、
本日配られた歌詞カードには、ひらがなで、「ゆるぎなき」になっていました。(残念ながら、それでも、「うごぎなき」と」歌っている方あがありましたが」)

紀元節の奉祝歌です。皆様、今一度、意味をしっかりとらえて、歌うようにしたいものですね。今年の式典は、終わりましたけど、来年からにつなげましょう。

「うごきなき」も「ゆるぎなき」もどちらも歴史 (11637)
日時:2020年02月11日 (火) 19時08分
名前:立葵

合掌
唱歌「紀元節」の三番の読みが揺れてゐる部分は公布された当時、

「うごきなき」

のルビが施されてをりました。
リンクを貼りますと共に、謹写した歌詞を再掲いたします。
(草書体風の活字は再現できませんでした)

リンクが開けた方は、お手数ですがコマ移動をして8コマ目を御覧下さい。

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2946301/6


明治26年8月12日公布
「文部省告示第三號別册・官報第三千三十七號附録『祝日大祭日歌詞竝樂譜』」より
(ルビは原文より適宜謹抜萃)

紀元節
高ア正風作歌
伊澤修二作曲

第一章
雲に聳ゆる高千穂の。高根おろしに草も木も。なびきふしけん大御世を。仰ぐ今日こそたのしけれ。

第二章
海原なせる埴安の。池のおもより猶(なほ)ひろき。めぐみの波に浴(あ)みし世を。あふぐけふこそたのしけれ。

第三章
天津(あまつ)ひつぎの高みくら。千代よろづよに動(うご)きなき。もとゐ定めしそのかみを。仰ぐけふこそたのしけれ。

第四章
空にかゞやく日のもとの。萬(よろづ)の國にたぐひなき。國のみはしらたてし世を。あふぐけふこそたのしけれ。


ただ、ある人生の大先輩は、戦前の師範学校で「ゆるぎなき」と教へられたので、自分が教職に就いてからもずっと「ゆるぎなき」と生徒に教へてきたと言はれてゐました。

それを私に話してくれた人に、では、どちらが正しいの?と質問しましたら、
どちらが正しいのでもない、(官報の楽譜の「うごきなき」も「ゆるぎなき」も、)それが歴史なのだから、と言はれました。

今のところ、何らかの時期に改作や変更があったかどうかは存じません。
両者がそれぞれ伝はってきたことをそのまま受け止めて、建国以来の長き歴史に感謝して参りたいと思ひます。

各人で、どちらがしっくりくるかといふ好みもあるかもしれませんが、私はそれ(二つの歌詞)が歴史だと言はれてから、正しいのはどちらかといふことは、あまり言挙げしないやうにしてをります。
再拝

肥前なごみ 様  立葵 様  ありがとうございます (11638)
日時:2020年02月11日 (火) 20時27分
名前:明鏡


三番の歌詞について、

>「うごきなき」も「ゆるぎなき」もどちらも歴史

と謂うことで、安心致しました。

「 ゆるぎなき 」 も いいですね。

なお、歌詞は、本来の歴史的仮名遣いの方が崇高な感じがします。



立葵様、ありがとうございます。 (11639)
日時:2020年02月12日 (水) 15時32分
名前:肥前なごみ

合掌、私のコメントに対し、さっそく資料の提供など、ありがとうございます。

ただ、私も、戦前のものだと思われますが、『儀式唱歌集』(佐世保市教育研究会音楽部編)のコピー本を持っておりまして、確かに、それには、「うごき」になっておりました。と、言うことで、ずいぶん昔から二つの歌い方があったこと自体否定しませんが、それならば尚更のこと、意味はどうでしょうかと言いたいのです.

谷口雅春先生は、聖典の中で、いわゆる教育漢字、当用漢字にないような読み方を多々なされております。ですから、あながち『動ぎなき』と書いて、「ゆるぎなき」と読ませるということもあったと思われます。

立葵様、何度もご面倒かけて申し訳ありませんが、3番の歌詞の意味を教えていただきたいのです。「ゆるぎなき」とうたう場合と「うごきなき」とうたう場合との両者を。

どうか、よろしくお願い申し上げます。
再拝

にはか勉強ですので恐る恐る申し上げます。(違ってゐましたら訂正します) (11640)
日時:2020年02月12日 (水) 21時40分
名前:立葵

合掌
肥前なごみ様ありがたうございます。
「うごき」と「ゆるぎ」の意味の違ひは、不肖私には断定的な定義はできません。
漢字辞典で「動」を引いたら字義の一つに「揺れる」といふものもあったりして、お手上げです。

ここでは、作歌者の高崎正風が口述して阪正臣が筆記した書物『紀元節歌の解』によって、拙い考察を試みました。

この書物は数年前にも「動きなき」の部分の読みの確認のために閲覧したことがありましたが、今回僅かな時間で再確認したに過ぎないことですので、もしかしたらとんでもない間違ひや、ひいては不敬な点があるかもしれません。
投稿してしまふのが一寸怖いのですが、一応思ひ当たった点を申し述べさせていただきます。


今の時点での結論(一推察) ※敬称略
一、「うごきなき」と「ゆるぎなき」との辞書的な意味の区別はあまりない。

二、作歌者の高崎正風は「うごきなき」と詠んだし、『紀元節歌の解』の筆記者の阪正臣に対する口述でも「うごきなき」と語った。
ところが、それを筆記した阪正臣は「揺」の字に「うご」と振り仮名を振って出版した。(「揺きなき」=「うごきなき」のルビ)
そのため、「揺」の文字による類推から、「ゆるぎなき」の読みが流布した?

『紀元節歌の解』
高崎正風口述、阪正臣口述筆記(著者)
明治21年6月22日、青白堂刊

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/855102

この書物の中では、普通「一番」、「二番」等と呼ぶものが「段」と称され、各段に題名が付いてをります。

第一段 武徳の頌(雲にそびゆる…)
第二段 仁徳の頌(海原なせる…)
第三段 皇基の頌(あまつ日嗣の…)
第四段 國體の頌(空にかゞやく…)

そのうちの「第三段 皇基の頌(あまつ日嗣の…)」の二行目の「動きなき」をルビに従って読みますと「うごきなき」です。(リンクが開ける方は13コマ目の最後の行です)

それについての作者の解説が続き、
(大要)天照大御神の御心のまにまに天皇様が三種の神器を篤くお祀りになっていらっしゃる。群臣はそれにお応へ申し上げて大君に仕へまつってゐる。そのやうなわが国は、(以下引用)

「周辺に、人垣を築きたるが如く、地震も、揺(ルビ「うご」)かすこと能はず。」(引用終はり)
(リンクが開ける方は15コマ目最後の行から16コマ目の最初の行です)

とあります。地震も「揺かす(うごかす)こと能はず」

ここを拝読して、もしかしましたら、この「揺」の字が通常の読み方の「ゆる」への類推につながって、「ゆるぎなき」の詞としても伝はっていったのかもしれないと、思ひました。

本当に、これだけでそのやうに申し上げてしまっていいのか不安です。
この書物が雑誌に掲載されたものもありますが、それも未見です。
そのため、あくまでも暫定的な愚論として申し上げました。
再拝

立葵様、ありがとうございます。 (11643)
日時:2020年02月13日 (木) 00時31分
名前:肥前なごみ

合掌、

貴重なお時間を私への説明のため費やしてくださり、感謝に堪えません。私の力では、なかなかこのような深いところまで、行き着くことができず、もがいていたのが、何か晴れたような気がします。
本当にありがとうございました。

また、いきなり、人のスレッドに入り込んできて、勝手なこと持論を展開したにもかかわらず、それを静観してお許しくださった、明鏡様にも、お礼申し上げます。ありがとうございました。
再拝

肥前なごみ 様  ありがとうございます (11644)
日時:2020年02月13日 (木) 00時42分
名前:明鏡


ご遠慮なく、様々なご意見を投稿していただけると

有難く存じます。 合掌 再拝




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