「 赤ん坊が生まれてきて 一番幸せな国は 日本です 」 (11633) |
- 日時:2020年02月11日 (火) 01時20分
名前:明鏡
表題の言葉は、キャサリン・サンソムさんという、イギリス人女性が
『 東京に暮す 』(昭和12年)という著書の中で、日本のことについて
書かれている文章の一つである。「 日本人の原点 」 に触れる思いが致します。
筆者のサンソム夫人は、夫の英国大使館の外交官と共に、昭和3年から昭和14年まで
日本に滞在しました。
その頃、わが国は、まさに激動の時代でした。
来日してすぐに張作霖爆殺事件(昭和3年)が起こり、世界恐慌(昭和4年)がはじまり、
満州事変(昭和6年)、満州国建国(昭和7年)、国際連盟からの脱退(昭和8年)、
二・二六事件(昭和11年)、盧溝橋事件(昭和12年)を発端に泥沼の支那事変が始まりました。
また、< 藤山一郎が「 東京ラプソディー 」を美声で大ヒットさせたのは昭和11年です。
「 ♪ 花咲き 花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり 君ひとり 逢えば行く
ティールーム 楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京 」>
本書が出版されたのは、イギリスで1937年(昭和12年)ですが、日本語に翻訳されたのは
平成6年(1994年)(岩波文庫)ですから57年後になります。
以上、 『 名著講義 』 藤原正彦 著 文藝春秋 平成21年(2009年)を参考に引用しましたが、
詳しくは 『 名著講義 』 を読まれんことを望みます。
>赤ん坊が生まれてきて 一番幸せな国は 日本です
当時、イギリスのサンソム夫人は、日本のことを このように見たのです。
「 日本人の原点 」 に触れ、日本人としての誇りを回復してゆくことが大事である。
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