《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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大嘗祭の祈り (11447)
日時:2019年10月30日 (水) 20時21分
名前:下総の野人

岡田莊司・著『大嘗祭と古代の祭祀』(吉川弘文館)を拾い読みしています。大嘗祭では稲(米)をお供えすることが強調されますが、米だけでなく「粟」もお供えされているとのことです。そもそも「粟」は飢饉などの備蓄とされていたとのこと。災害を頻々と経験している現時にあって研究にも反映があるようです。


大嘗祭の祈りの内容について。以下引用ご紹介。

「建暦二年(一二一二)後鳥羽上皇から順徳天皇に伝えられた『大嘗会神饌秘記』」には「『祈請申詞』を載せ『此事最秘蔵事也』とある。


その文面は、伊勢五十鈴河上に坐す『天照大神又天神地祇諸神明』に対して『今年新に得たる所の新飯』を奉供ることと、『諸の災難を未萌に攘ひ除き、不祥・悪事を遂に犯し来たること莫れ』と災異・災害の除去を祈願する。そして最後に『是尤秘事也』とある。」(291〜2頁)

大嘗祭について (11449)
日時:2019年11月01日 (金) 06時08分
名前:下総の野人

資料から見る大嘗祭
http://museum.kokugakuin.ac.jp/files/user/2019_daijosai_japanese.pdf

企画展「大嘗祭」
http://museum.kokugakuin.ac.jp/files/user/2019_daijo_sai.pdf

大嘗祭の主な流れ (11459)
日時:2019年11月03日 (日) 21時16分
名前:下総の野人

今朝の東京新聞別刷サンデー版に大嘗祭が取り上げられていました。
見開きカラ―2ページ。学校の教材に役立つ大図解とあります。
その中に「主な流れ」として平成度大嘗祭を元にした時間スケジュールが出ていました。
以下にご紹介いたします。

11月14日
16:30 衛門(えもん)が神門に配置
17:08 参列者が幄舎(あくしゃ)に移動
17:20 火炬手(ひたきて)が庭燎(にわび)をたく

悠紀殿供饌の儀
18:15 稻舂(いなつき)を行い、神饌を調理
18:20 庭積机代物(にわづみのつくえしろもの)を置く
18:23 掌典長が祝詞奏上
18:28 天皇が廻立殿から悠紀殿へ
18:34 皇后が廻立殿から帳殿へ
18:55 皇后・各皇族、参列者の拝礼
19:04 采女神饌を運び入れる
19:06 天皇が悠紀殿内陣で神饌を供える
20:39 天皇が拝礼、御告文(おつげぶみ)を奏上
20:45 天皇が新穀を食べ、白酒(しろき)・黒酒(くろき)を飲む
20:56 神饌を下げる
21:23 天皇が退出

主基殿供饌の儀
23:30〜11月15日3:30 
基本的に悠紀殿供饌の儀に同じ

大嘗祭にお供えされる最重要な神饌 (11462)
日時:2019年11月05日 (火) 19時03分
名前:下総の野人

『神社新報』令和元年11月4日の記事(木村大樹氏)よりご紹介

《大嘗祭において天皇がお供へになる数々の神饌のうち、とくに重要なものは新穀からなる御飯(おもの)と御酒(みき)です。これは神饌のお供へに続く御直会(おなほらひ)において、天皇御親(みづか)ら召し上がるのが御飯・御酒のみであり、他の神饌には御箸をつけられないことからもわかります。》

《御飯には、米と粟の二種類があります。米だけでなく粟の御飯も供へられることは、鎌倉時代に後鳥衷纃cが記した『大嘗会供神膳秘説』と呼ばれる御記(日記)において「秘事」と認識されました。古代において粟は、国家の中心的な産業であった稲作と並び、飢饉など非常時の備蓄として最も耕作を奨励された畑作の作物でした。そのため五穀豊穣や人々の救済を主たる祈願とする大嘗祭において、天皇が国民の生活安定に配慮して粟をお供へしてきたと考へられてゐます。》

500回以上の所作 (11488)
日時:2019年11月11日 (月) 21時18分
名前:下総の野人

大嘗祭で天皇陛下は御自らお供え物を盛り付けられるそうですが、その御箸での所作が500回以上だそうで、両殿で1000回以上にもなるとのことです。以下引用ご紹介。

(櫻町天皇の元文3年・1738年大嘗祭史料に触れ)《その中には「平て」といふ柏の葉で作った皿に、天皇みづからが箸を執って、「よね」(米)・「あは」(粟)や黒酒・白酒、海産物の「なまもの」、干した魚などの「からもの」、海藻の汁物である「めのしる」、そして鮑や果物などを盛り付けることなどが書かれてゐる。現在の新嘗祭の夕の儀・暁の儀もさうだが、大嘗祭の悠紀殿の儀・主基殿の儀では、天皇が箸でおこなふ作法が五百回以上づつあり、二回の神事で千回を超える。》

《また、とくに注目すべきは、供進ののちの御直会で、天皇が頭を下げて「称唯」(いしょう=引用者注)することである。「称唯」とは、序列の下の者が「をう」と応答する作法だ。大嘗祭では天皇が直会にあたり、神に対して頭を下げ、「称唯」したのちに御自身も米・粟・白酒・黒酒を食される。現在の神社祭式では、直会は祭典終了後に別席を設けられてゐるが、古代では基本的に直会も儀式の一部に組み込まれてゐた。》

(岡田莊司「シリーズ大嘗祭@大嘗祭の本義」『神社新報』H31.1.1、牟禮仁編『資料集 大嘗祭論抄・全』所収より)

一視同仁 (11496)
日時:2019年11月16日 (土) 06時31分
名前:下総の野人

大嘗祭が厳かに斎行されました。

天子さまは、私たちのために長時間にわたりお祈り下さいました。畏き極み、有難き極みでありました。

そのような中、反対や批判を唱える方もいたようであります。憤りを感じます。

しかしながら思いました。

陛下がお祈り下さいました「私たち」の中には、もちろん、すべての国民が入っています。

明治大帝も「民は我が身のうみし子なれば」と仰せになられました。

それでこんな例えを思い浮かべました。

どんなに反抗する子供でも親の慈愛は変わらない。

親は子を愛するといっても、有難迷惑だ、そんなこと頼んだ覚えはない、産んでくれと頼んだことはない…たとえそのような悪態をついたとしても、あるいはたとえ子が四面楚歌にあっても、父母の愛は、真の愛は、決して変わらない。

天皇陛下はすべてのすべてを愛し慈しみ給う。

ですから、私どもは、間違った考えや活動、発言を正そうとすることは必要ですが、そのような相手でも、天皇さまにとっては子供であり愛しておられるんだということを忘れてはいけないと思うのです。

みんな、天皇国日本の御民であります。

そのようなことを感じさせていただきました。




いのちを拝む聖なる日々 (11502)
日時:2019年11月21日 (木) 08時15分
名前:下総の野人

大嘗宮の一般参観が始まります。本日11月21日より12月8日まで。https://www.kunaicho.go.jp/event/inui-r01aki.html
天地初発の清浄に触れる機会と拝察します。

また本日より天皇皇后両陛下、伊勢に御幸されます。
即位礼及び大嘗祭後神宮に親謁の儀に臨まれます。22日に外宮、23日に内宮を親ら御参拝されます。畏し。

11月21日と言えば、龍宮住吉本宮が昭和53年に落慶、鎮座祭が執行された日。秋季大祭の日。龍宮住吉本宮が本来相に戻ることを切に祈念し遥拝します。

さらに11月22日は谷口雅春先生ご生誕126年の佳き日。
『谷口雅春先生を学ぶ』誌の11月号に尊師ご生前最後(昭和59年)の祝賀式でのお言葉が紹介されています。

「皆さん大勢お集まり下さいまして有難うございます。さて、人間の生命(いのち)の実相というものが、どんなに尊いものであるかということが本当に分かったら、戦争なんか起こりようがないとつくづく私は考えるのであります。……ただ拝むのであります。全ての人間の生命を神の生命、命(みこと)として拝むのであります。そうしたら戦争など起るはずはないのであります」

この「全ての人間の生命を神の生命、命として拝む」ことを真になさっておられ、私たちに範をお示し下さっているのが畏くも天皇陛下であられるかと思います。有難いことであります。

ところで23日にはローマ教皇が、38年ぶりに来日されます。来日テーマは「すべてのいのちを守るため」だそうです。通じるものを感じます。25日には大嘗祭を終えられた天皇陛下と教皇が会われます。
https://popeinjapan2019.jp/

大日本神国観より
「既に大宇宙の救済は成就せり。金波羅華(こんぱらげ)実相の完全円満の相(すがた)、地上に隈(くま)なく反映し実現して中心帰一、万物調和の永久平和の世界 今 現ず。

一切の生物ところを得て争う者なく、相(あい)食(は)むものなく、病むものなく、
苦しむものなく、乏しきものなし。

実相・現象渾然(こんぜん)一体、実相・現象渾然一体
みこころの天に成る世界、既に地に成就せり。」



尊敬と威厳と (11511)
日時:2019年11月25日 (月) 21時59分
名前:下総の野人

天皇陛下が本日、ローマ教皇と会見なさいました。

フランシスコ教皇は仰られたそうです。

「幼少の頃から日本の天皇家に対して尊敬の念を抱いていた」

「上に立つ方が威厳を有する国は、その国民が威厳を有することになる」と。

https://www.sankei.com/life/news/191125/lif1911250015-n1.html

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112500131&g=soc

令和の御大礼 無私絶対愛の顕現 (11517)
日時:2019年12月04日 (水) 05時55分
名前:下総の野人

本日、天皇陛下におかれましては、

「即位礼及び大嘗祭後賢所に親謁の儀」
「即位礼及び大嘗祭後皇霊殿神殿に親謁の儀」
「即位礼及び大嘗祭後賢所御神楽の儀」

に臨まれます。

これにて御大典の諸儀が終わるとのことであります。

令和の新しい御代に居合わせた光栄、幸福を思います。

尊師・谷口雅春先生のお言葉。

「私は無私絶対愛の宇宙の中心真理の人格的表現を抽象概念ではなく具体的に生ける人格として天皇に於て見出さんとするものである。」(原文は正漢字、『無門關解釋』「はしがき」昭和39年11月1日識より)。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/japans-emperor6/

下総の野人さま 有難うございます (11518)
日時:2019年12月04日 (水) 18時05分
名前:コスモス


 合掌 有難うございます。

 下総の野人さま 大嘗祭及び御大典の諸儀について、解りやすくご紹介、解説を頂き、有難うございました。

 フランシスコ教皇がおっしゃられた、

 「上に立つ方が威厳を有する国は、その国民が威厳を有することになる」

 という言葉に相応しい国民になるよう、今後は私共国民の努力が俟たれる事になると思います。有難うございました。 再拝




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