「左翼思想」 ー まづ『生命の實相』に学びたい (11437) |
- 日時:2019年10月26日 (土) 00時32分
名前:立葵
合掌 左翼、リベラルといふ立場の方々について、多くの先達の御投稿を通して御指南をいただき、感謝申し上げます。
ほとんど読んだこともなかった多士済々のお言葉をご紹介いただきながらも、私などにはとても読みこなせてゐるとは思へず、赤面するばかりです。 様々な御説に学び裾野を拡げてゆきたいことは勿論です。
しかしながら、「左翼思想」について、ただでさへ何もわからない自分には、まづ今は、尊師谷口雅春先生が『生命の實相』の中で逸早く、必然的に、的確にお説き下さってゐる御文章を熟読翫味することを第一に、繰り返し回帰してゆきたいと思ふことしかできません。
とりわけ印象的なのは、次の二点です。
一、谷口雅春先生が学窓に学ばれてゐた当時、いはゆる左翼的な考へを抱かれたのは、決してイデオロギーにかぶれたわけではなく、当時から既に行はれてゐたといふ唯物的な教育を受けての必然的な影響であられたこと
二、左翼思想の闘士として投獄されたほどの人でも、ひとたび『生命の實相』に触れるや転向して、光明思想を伝へる先頭に立たれたこと
(「自傳篇」第二章「少年及び青年初期」…新編第31巻、頭注版第19巻 「教育實踐篇」第四章「唯物教育の問題」、第五章「左翼思想を転向する道」…頭注版第25巻、愛蔵版第13巻等)
谷口雅春先生は教科書以外の本は読む必要がないと言はれる養父母に遠慮されて、左翼思想方面の本は読んだこともなかったので、旧制の大阪府立市岡中学校の回覧雑誌の投稿文を読まれた学校の先生に呼び出されて「君は虚無党だ」と譴責されても、虚無党といふ言葉すら知らなかったと書かれてゐます。
また、「自傳篇」第五章「工場生活時代」には、いはゆる資本家がいはゆる労働者から搾り取る現場の只中にいらしたご様子が赤裸々に綴られてゐます。
人間の生命とは何か、人生の意義とは何かを知りたくても公の学校ではなかなか教へられない現実は、この一世紀の間依然として変はらないことを感じ、戦慄を覚えます。
だからこそ、谷口雅春先生に天降った真理のお言葉に満ち溢れた聖典『生命の實相』に具体的に説かれた、左翼思想の生まれる由縁とそれが消えてゆく神様の無限の智慧と愛と生命と供給と歓びと調和に満ちたお言葉を飢ゑ渇くやうに探究して参りたいと思ひます。 再拝
|
|