「即位礼正殿の儀 天皇陛下おことば」を拝して『君民同治の神示』を思う (11423) |
- 日時:2019年10月23日 (水) 15時38分
名前:破邪顕正
この度のお言葉で、まず、心に響いたのは、「上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御(み)心を御自身のお姿でお示しになってきた」というお言葉でした。
そして、陛下のご決意として、「国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たす」と仰ったことでした。
『文藝春秋』11月号に、祝・即位の礼 令和の皇室はどうなるか 新天皇・雅子皇后「65人の証言」≠ニいう記事が掲載されています。
65人が揃って、一様に、両陛下への敬愛の念を述べています。
ノーベル賞受賞者の本庶佑・京都大学特別教授は「皇室は日本の芯棒」とまで喝破されています。
これを見ても、今上陛下が如何に類い希なる素晴らしい天皇さまであられるか、思い半ばに過ぎましょう。
尊師・谷口雅春先生からは、「君民一体」こそが日本の国体(くにがら)であると教えていただきました。
そうであればなおのこと、今度は、今上陛下のお言葉に、私たち国民がお応えしなければなりません。
『君民同治の神示』にはこうあります。
《天孫降臨とは人間自身すなはち民自身が天孫であり、神の子である自覚の反映にほかならない。
かく天皇の神聖性は人民自身の神聖性より反映するのである。
されば民が主であり君は客である。
是を主客合一の立場に於て把握すれば主客一体であり、君民一体であり、民は君を拝み、君は民を拝む。
民を拝みたまふ治は、君を拝むところの事と一体である。
治事一体であり、治めると事(つか)へるとは一体であり、君民同治である。》
陛下は、もったいなくも「国民と苦楽を共に」「国民に寄り添いながら」と仰ってくださいました。
その尊い御思いに、今度は私たち国民が心から寄り添い、お事え申し上げなければならないと思います。
陛下の御心を少しでも安んじ奉るよう、国民としての務めをしっかりと果たさせていただく、その誓いを新たにさせていただいた次第です。
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