香港の今は決して他人事ではない、台湾、そして沖縄にとって… (11038) |
- 日時:2019年06月13日 (木) 12時53分
名前:破邪顕正
こういう記事が目に留まりました。
〈沖縄県石垣市の市議が乗船した漁船が5月24日に尖閣諸島(石垣市)周辺海域を航行した際、中国公船に追い回されたことについて、沖縄県の玉城デニー知事は同31日の定例記者会見で「中国公船が(尖閣諸島の)周辺海域をパトロールしていることもあるので、故意に刺激するようなことは控えなければならない」と述べた。
これを受け、南西諸島安全保障研究所(沖縄県那覇市)の奥茂治所長は6日、沖縄県の玉城デニー知事宛てに発言撤回を求める抗議文を提出したうえで、県議会に対して抗議決議を採択するよう陳情した。
抗議文の中で、「尖閣諸島は日本の領土であり沖縄県の行政区域である尖閣諸島周辺海域で漁労する県民に対し、領海侵犯をしている中国公船がパトロールしているから『故意に刺激するな』という発言には、憤りを感じる」と述べた。…
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、尖閣周辺で中国公船が確認されたのは7日付で57日連続となった。
これは記録が残る2012年9月に尖閣諸島が国有化されて以降、過去最長という。
中国海警は、領海侵犯行為を自国の周辺海域の「パトロール」と主張している。
玉城氏の発言は、中国海警側に立った国益、県益に反するものと断じざるを得ない。〉
こういう発言をする玉城氏を県知事に選んだということは、沖縄県民は、「アメリカよ出て行け、中国よいらっしゃい」ということなのでしょうか。
同じことが、台湾についても言えます。
拙稿をご紹介させていただきます。
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「第21回 公開憲法フォーラム」に参加してまいりました! (10933) 日時:2019年05月03日 (金) 18時30分 名前:破邪顕正
(前略)
もう一人、私の心に響いたのが長島昭久・未来日本代表の挨拶でした。
先月末、台湾に行って、蔡英文総統をはじめ、政府の要職の何人かと会談してこられた。
そこで感じたのが、台湾の到るところに、中国の工作が入り込んでいるということ。
実は、私の知人が、今、台湾に留学中です。
先日、会った折、同様の危機感を、彼も表明していました。
次の総統選挙では、このままではおそらく国民党から選ばれるでしょう。
そうなったら、台湾は第二の香港になってしまう…。
台湾がそうなったら、次は沖縄の番です!
そんな話を彼から聞いていたので、鬼気迫る長島代表の表情には、私も思わず襟を正さずにはいられませんでした。
長島代表が最後に言われたこの言葉。
力のない外交は単なる美辞麗句でしかない!
とにかく、今は、自衛隊をしっかりと憲法に明記する改正案を国会で発議し、国民投票で実現させる。
それをもって、隣国に対する強力な抑止力となす、それが喫緊の課題であると思った次第です。 ………………………………………
中国は、玉城知事のこの度の発言をどう受け止めるでしょうか?
尖閣諸島を侵略しても大丈夫という、誤ったメッセージを送ってしまったのではないでしょうか。
「故意に刺激するようなことは控えなければならない」
その延長線上にあるものとは?
そうです、尖閣諸島など中国にあげたらいい、そうなってしまうのです。
抵抗する意志を何ら示さない、そのこと事態が、却って争いを引き寄せてしまうのです。
まさに「戦わずして勝つ」中国は孫子の兵法そのままを実施しているのです。
香港がどうなるか、そして、台湾がどうなるか。
それは沖縄の将来にも大きく関わることになる、そんな気がしてなりません。
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