アインシュタインの 「 水晶のように明晰(めいせき) 」 な思想 (10958) |
- 日時:2019年05月10日 (金) 01時03分
名前:明鏡
中村晃生氏とは、大学一年の頃、お会いした記憶がある。当時、『 読売新聞 』 の記者だったと思う。 座談会形式で、学生生活や、仕事のことについて、いろいろとお話を聴いた。
余談は此の位にして、中村晃生氏曰く、
< その言葉は、1922年(大正11年)12月3日に、仙台の東北帝国大学で行った講演の中で 発せられた言葉だった。
「 遠からず人類は 確実に真の平和のために 世界の指導者を決めなければなりません。
世界の指導者になる人物は 軍事力にも資金力にも関心をもってはなりません。
すべての国の歴史を超越し、気高(けだか)い国民性をもつ もっとも古い国の人で
なければなりません。
世界の文化は アジアに はじまったのであり、アジアに帰らなければなりません。
つまり、アジアの最高峰である日本に。
私たちは このことで神に感謝します。天は 私たちのために このような高貴な国を
創造してくれたのです 」 ( 同書 287頁 )
(アインシュタイン)博士のその言葉には、こう注記が付されている。
「 仙台の東北大学でおこなった講演から。1922年12月3日。アインシュタインは 1922年の11月から12月にかけて6週間にわたって日本を旅し、熱烈な歓迎を受けた 」
そして、同書の「 訳者あとがき 」 には 次のように記されている。
「 日本が世界の盟主(めいしゅ)になるという『予言』を含むアインシュタインの 日本礼讃の言葉が、よく日本人によってあちこちで引用され、
これは出典抜きで引用されてきたため、その内容に納得できない人のなかには、 アインシュタインの発言ではないのではないかという声をあげた人もいるが、
『 日本と日本人 』 には(中略)ちょうどこの『 予言 』と重なりあう言葉が、 日本でおこなった講演のなかの言葉として挙げられている 」
マルクス関係の老舗(しにせ)の出版社として有名な大月書店から出版された同書を前にして、 中澤(英雄)なる東大教授も朝日新聞も、そして谷口雅宣氏も、自らの浅学と、思い込みと、 底意を秘めた“為にするプロパガンダ”に恥(は)じ入(い)るばかりであろうと思われる。>
アイシュタイン博士は、宮中にも訪問されている。
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