「天皇国日本」に込められた尊師の深い御心を、心に滲み込ませてまいりましょう! (10929) |
- 日時:2019年05月02日 (木) 18時58分
名前:破邪顕正
「令和」元年は、御代替わりの重要な儀式が相次ぎます。
神話の世界が今に甦る!
その崇高さを、次から次と目の当たりにさせていただくわけです。
早速、5月1日には、「剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)」が執り行われました。
これなど、まさしく「神話」そのものに由来するものであります。
天照大御神が瓊瓊杵尊に授けられた八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を「三種の神器」と称します。
現在、八咫鏡の本体は伊勢神宮・内宮に、草薙剣の本体は熱田神宮にご神体として安置されています。
神霊の依り代(よりしろ)として形代(かたしろ)が造られ、八咫鏡の形代が皇居・宮中三殿の賢所に、草薙剣の形代が皇居内の御所・剣璽の間に保管され、剣璽の間に保管されている八尺瓊勾玉は、本体とされています。
横畠裕介内閣法制局長官は、今年1月17日の皇位継承に伴う儀式の詳細を検討する「式典委員会」で、「剣璽等承継の儀」について「皇位の世襲制をとる憲法の下で、皇位を継承した新天皇が、即位のあかしとして、皇室経済法に規定された『皇位とともに伝わるべき由緒ある物』である剣及び璽、並びに天皇の国事行為の際に使用される物である国璽及び御璽を承継されたことを明らかにする儀式である」と説明しました。
そのうえで「これは、国事行為として行われるものであり、もとより、宗教的意義を有するものではなく、憲法の定める象徴天皇の制度に沿うものであり、また、政教分離の原則に反するものでもない」と述べています。
とは言え、「三種の神器」が神話によることは明らかであり、そこに宗教的意義があるからこそ、皇位継承が実に荘厳な雰囲気の中で執り行われるわけです。
「占領憲法」の制約下、左翼勢力が「憲法違反の儀式」とわめく以上、法制局もそう解釈するしかないのでしょうが、それでも、こうして恙なく「剣璽等承継の儀」が執り行われたとを心から感謝したいと思います。
つまり、今の憲法下でも、皇位継承の伝統はそのまま守られていくということこそが大事なことなのです。
そして、それがあるからこそ、「天皇国日本」ということが言い得るのだと私は思っています。
そのことの大切さを、つとにご教示下さったのが尊師・谷口雅春先生であります。
尊師は、かつて「年頭に立って惟うこと 天皇国不滅・億兆々年無限継続」と題し、こうお話くださいました(『聖使命新聞』昭和57年1月1日)。
《私はよく日本の事を「天皇国家」と呼ぶ。
天皇が中心にましまして国家がその外延であると云えば、天皇と国家とが分離してしまう惧れがあるのである。
「天皇国家」ズバリ其の侭一つなのが日本国家である。…
日本国では総理大臣が変っても日本国は変らない。
何故なら日本国は天皇国日本であるからである。
天皇さまと日本国とは一体であるからだ。
天皇と云う天授の主権者(天孫降臨・永遠不滅)のあらわれにまします日本国家は、天授であるから滅びるということがないのである。
教育勅語に「皇祖皇宗国を肇むること高遠に徳を樹つること深厚なり」と明治天皇は仰せられた。
高遠なる世界即ち実相世界の徳を天授としてそれが天降り給いて皇祖天照大御神地上に天降りまして、「天孫降臨」となったのである。
天孫降臨とは地上に天国の種子天降って、根を張り幹が伸びつつあることである。
天孫とは天照大御神の皇御孫(すめみ真子・マコトの御生命)うるわしく地上に生々の気を延ばし給うことである。
それは本当に、実在する天国の降下であるから滅びることはないのである。
神国不滅、天皇国不滅である。》
タイトルが凄いでしょ。
天皇国不滅・億兆々年無限継続
まさに、「天壌無窮の神勅」そのままであります。
なぜ、皇統は億兆々年無限継続≠ナあるのか。
その深い意味が、皇位継承の儀式、みまつりにこそあるのです。
御代替わりのときだからこそ、尊師のお説きになられたことの意味、教えの神髄を、一つ、ひとつ、学んでいく必要があると思う次第です。
そして、その学びが、今のときだからこそ、実に心に染み入るように感じ取られるのでもあると思うものであります。
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