皇后陛下の御歌 (10843) |
- 日時:2019年04月08日 (月) 22時13分
名前:立葵
先日、ここにお示しいただきました皇后陛下の御母君を偲ばれた御歌を先達のお一人より教へていただきました。
年を隔てて何度にもわたって詠まれておいでのことに感じ入ってをりましたら、御成婚後は相まみえることもままならぬ御立場となられたゆゑ、母君への御思慕もひときは篤いものでおありでせうと指南いただきました。 言葉にならなかった感慨に言葉を与へていただいたことを有難く思ってをります。
畏れ多くも、上の記事より再掲させていただきます。
○歌会始御題 母
子に告げぬ哀(かな)しみもあらむを柞葉(ははそば)の母清(すが)やかに老い給ひけり(昭和五十三年)
○四照花(やまぼうし)
四照花の一木(ひとき)覆(おほ)ひて白き花咲き満ちしとき母逝き給ふ(昭和六十三年)
○母
この年も母逝きし月めぐり来て四照花咲く母まさぬ世に(平成三年)
○彼岸花
彼岸花咲ける間(あはひ)の道をゆく行き極(きは)まれば母に会ふらし(平成八年)
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