| 初代政府専用機今月で退役 349回の任務飛行／総航続距離は地球365周 1秒も狂わず定刻通り到着 (10764) |
- 日時：2019年03月25日 (月) 11時46分
名前：コスモス
合掌 有難うございます。政府専用機についてはよくは知りませんでしたが、産経新聞・3月24日に詳しい記事がありましたので、下記にご紹介致します。
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空自が管理・運営
政府専用機は昭和62年に導入が決まり、平成5年から運用が始まった。以前は首相も皇族方も民間機を利用していたが、国際交流が活発化していたことに加え、危機管理の面からも専用機の必要性が生じた。（価格は予備機を含めた2機で360億円だった）
管理・運営は空自千歳基地の特別航空輸送隊が担うため、自衛隊機として位置づけられている。乗員は15〜25人で、客室乗務員にあたる「ロードマスター」も自衛官。要員へのサービスは、民間航空会社のファーストクラスと同等のレベルを誇る。
人気の職種で、選抜された自衛官が、民間航空会社で研修を受け、合格者だけが搭乗を許される。飛行は原則2機体制で、1機は予備機となる。28年9月、安倍信三首相が、キューバから帰国する際に、機体トラブルが発生し、給油地の米サンフランシスコで予備機に乗り換えた。
機内の1階最前部には、首相らが使う貴賓室がある。危機管理上の理由で非公開だが、1機分の調度品は退役後、空自浜松広報館「エアパーク」に展示される。
その後方には秘書官室、打合せのための会議室、事務室、ビジネスクラスの座席が備えられた随行員室と続く。通信機器もあり、首相が国内の閣僚や海外の首脳と電話で話すことも可能だ。最後方には随行する記者の一般客室があり、記者会見もできる。
初任務は5年2月で、（中略）同年9月に天皇、皇后両陛下が初めて搭乗された。これまで349回の任務飛行をこなし、訪れた国は、100カ国、寄港地は269カ所に上る。総航続距離は1460万キロで、地球365周分に相当する。
14年の”電撃訪朝”でも使用
14年の小泉純一郎首相による”電撃訪朝” でも使用された。経験のない空路を飛ぶ場合、事前に予行飛行を行うことが多いが、国交のない北朝鮮へは「ぶっつけ本番」となった。16年の小泉氏の2回目の訪朝時は、拉致被害者の家族5人が、予備機に乗って帰国した。
自衛隊機として、緊急時の在外邦人輸送や、国際援助活動、国連平和維持活動（PKO）などの任務にも従事した。25年のアルジェリア人質事件では、犠牲となった日本人9人の遺体を乗せ帰国した。28年にバングラデシュで発生したテロ事件でも、7人の日本人の遺体を運んだ。
次期政府専用機は
4月から運行する次期政府専用機は、米ボーイング社の777−300ER型機がベースとなる。サイズは全長、全幅とも現行機とほぼ同じで、最大航空距離は、1千キロほど延びる。（中略）価格は2機で約740億円で、機材整備は、現在の日本航空から全日本空輸へと切り替わる。初任務は、4月下旬で検討している安倍首相の欧米歴訪となりそうだ。
1秒も狂わず定刻通り到着
政府専用機の真骨頂は、正確なフライトにある。目的地の空港の停止ポイントに、1秒も狂わず定刻通りに到着することを基本としている。
時間を管理するナビゲーターを務めた明瀬時定3等空佐は「搭乗するVIPの都合で出発 時間を変更することはあるが、到着は常に定刻。到着時間から秒単位で逆算し、高度や速度を組み立てる」と説明する。
早く到着しそうな場合は、あえて向かい風の強い高度を選ぶこともある。要人の食事中は、機体が水平になることを心がけるなどの気遣いも忘れない。その高い技量は、他国軍からも、高い評価を得ている。
パイロットの滝島真之3等空佐は「時間厳守にこだわるのは、抑止力の強化にもつながるからだ。自衛隊の正確な技量を他国に見せることで、『日本を敵にしたらまずい』というアピールにもなる」と語る。（以上）
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やはり選ばれた自衛官の方々は、他国からも高い評価を得ているように素晴らしいと思いました。危機管理もさすがだと思いました。このような素晴らしい自衛隊の皆さんに相応しい憲法へと、憲法改正が出来る事を祈っています。自衛官の皆様、有難うございます。
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