『憲法を知ろう』は、日本共産党が発行している『立憲主義を考える』とその思想内容が実に酷似している! (10584) |
- 日時:2019年02月04日 (月) 14時05分
名前:破邪顕正
日本共産党中央委員会出版局から『立憲主義を考える』という小冊子が発刊されています。
その内容が、教団が出している『憲法を知ろう』とよく似ているのに驚かされます。
つまり、『憲法を知ろう』は、日本共産党発刊となっていても、少しも違和感のない内容となっているのです。
具体的に見ていきましょう。
『憲法を知ろう』の冒頭には、こういう項目が並びます。
〈1.憲法って何のためにあるの?−立憲主義の重要性
(1)憲法とは、国民が国家権力をしばるためのもの
(2)権力の不当な行使を防ぐ
(3)過去の反省から生み出された立憲主義
(4)立憲主義の特徴は「人権保障」と「権力分立」
(5)人類の歴史の中で獲得した立憲主義〉 一方、『立憲主義を考える』には、こういうことが記されています。
〈立憲主義とは…人権を守るためにその憲法で権力を制限するしくみです〉(2頁)
〈立憲主義の中核には「個人の尊厳」があります〉(4頁)
〈「憲法は権力者に対し、私たちのかけがのなさを守らせるもの」〉(5頁)
酷似しているのは、それだけに留まりません。
「安倍政権打倒!」
これが、どちらにも、色濃くにじみ出ているのです。
例えば『憲法を知ろう』には、こういう記述が出てまいります。
〈安倍政権では、憲法違反といわれる集団的自衛権を行使できる安全保障関連法案(2015)や、基本的人権の保障を脅かす共謀罪(2017年)を強行採決するなど、独裁的な傾向があらわになっています。〉(22頁)
『立憲主義を考える』にも、こうあります。
〈「戦争法反対」「憲法を守れ」と掲げた安倍政権の暴走に対する空前のたたかいは、9条が主権者国民の中に深く息づいていることを示します。〉(24頁)
なるほど、これでは、日本共産党が、現教団に対して「安倍政権打倒!」の共通目標に向けて、連帯のアピール、秋波を送ってきたのも宜なるかな。
案外、『立憲主義を考える』を読むと、教団の支持政党は、日本共産党ではないのか。
だって、教団の指摘する“判断基準”は、安倍政権による権力の乱用や暴走を防≠ョというところにあるのであり、それに最も相応しいのは日本共産党である、そういう考え方も大いに成り立ち得ると思うからです。
「安倍政権打倒!」
そのためには、共産党とだって手を組む。
今の教団ならば、決して有り得ないことではない…。
私はそこまで、教団の左傾化に危惧の念を抱いております。
|
|