《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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唱歌「冬の夜」に寄せてー若き人と共に『生命の實相』を拝読する道ー (10557)
日時:2019年01月27日 (日) 08時51分
名前:立葵

一年で最も寒いこの季節、大好きな歌が文部省唱歌「冬の夜」です。歌詞も旋律もピアノ伴奏譜もとても美しいのです。

明治45年『尋常小學唱歌』第三學年用
作詞者、作曲者不詳

燈火(ともしび)ちかく衣(きぬ)縫ふ母は
春の遊(あそび)の楽しさ語る。
居並ぶ子どもは指を折りつつ
日数(ひかず)かぞへて喜び勇む。
囲炉裏火(いろりび)はとろとろ
外は吹雪。

囲炉裏のはたに繩なふ父は
過ぎしいくさの手柄を語る。
居並ぶ子どもはねむさ忘れて
耳を傾けこぶしを握る。
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪。

おぢいちゃんもおばあちゃんも戦争を知らない世代となりつつある今、この名曲も二番の歌詞の

過ぎしいくさの手柄を語る。

ゆゑか、継承が断絶の危機に瀕してゐると感じるのは私だけでせうか。
歌詞の改変によって辛うじて歌はれてはゐます。

過ぎし昔の思い出語る

吹雪の夜の団欒で、子供達が父の話に耳を傾けて拳を握るのは、父親の「いくさの手柄」ですか、「昔の思い出」ですか?

さて、話は転じて、『生命の實相』は、人生の先輩方や私と同世代の者はもとより、これからの日本を担ふ若い方々や、これから生まれてくる孫子の代にこそ永遠に読み継がれてゆくべき聖典です。

どうしたら手に取ってもらへるのか、読書を巡る環境が変ったといふのは一義的な事柄ではありません。今の世とて、売れてゐるものは売れてゐるのですから。

このやうな重大な根本問題を、私は大上段から論ずるやうな器ではとてもありません。
ただ一点、唱歌「冬の夜」の二番の歌詞の情景をそのまま、ありのままに受け容れて味はふといふ心の営みの中にも、何か繋がるものがあるやうな気がいたします。

聖典の中には、戦場での『生命の實相』や神想観、聖経『甘露の法雨』の功徳も随所に説かれてゐます。
幼少期より御教へに導かれるといふ僥倖に預れなかった大多数の私達世代にとってさへも、その情景に心を移入してそのままにその實相を観ずることは、思ったより容易ではありません。頭ではなく魂でわからうと渇仰する過程が不可欠です。

過ぎしいくさの手柄を子に語る父親
語りに還ることの叶はなかった英霊

一命を賭してすめらみくにを護らんとしてこられた
「ますらをのかなしきいのち」(三井甲之)

国のいのちと人のいのちー
『生命の實相』を若き人達と共に私達自身が懸命に拝読することこそが、新しき御代のすめらみことを戴き、御位を護りゆく志の継承の根本ではないでせうか。
合掌

唱歌『冬の夜』を本来の正しい歌詞で歌っている歌手がいました。 (10569)
日時:2019年01月29日 (火) 11時37分
名前:美しい日本

合掌ありがとうございます。

立葵さんの投稿を読み、まったく同感しております。

私も、子どものころ、学校の音楽の授業で「冬の夜」を習ったとき、とても美しい日本の歌だと思いました。

そのとき、二番の歌詞の中に、「囲炉裏のはたに縄なう父は、過ぎし昔の思い出語る」の次に「居並ぶ子どもは眠さ忘れて、耳を傾けこぶしを握る」という不自然で意味不明な言葉が続いていることに気がつき、ずっと疑問に思っていました。

数年前、「四季の歌」や「坊がつる讃歌」で有名になった女性歌手の芹洋子さんの愛唱歌を収録した音楽CDを聴いていたら、唱歌『冬の夜」を、本来の正しい歌詞のとおり、「父は過ぎしいくさの手柄を語る」と歌っていることに気がつきました。そのとき、『子どもはねむさ忘れて耳を傾けこぶしを握る」につながる本当の意味がわかり、長い間の疑問が氷解いたしました。

名曲「冬の夜」の作者は、日本の家族の美しい原風景を描くことで、「日本の心」をそのまま後世に歌い継いでいって欲しいと願っていたと思います。

おそらく、戦後の連合軍の占領下にあった時期に、文部省の役人が、GHQの検閲で「いくさの手柄を語る」という言葉が好戦的であるとみなされ歌えなくなることを避け、美しいメロディーを何とか残したいという動機から、苦肉の策として、どのようにでも取れる「思い出語る」という意味不明の言葉に書き換えたのではないかと思われます。

この歌は、日本が占領下を脱して独立を果たした昭和27年に、本来の歌詞に戻されるべきであったと思います。

私は、谷口雅春先生の『占領憲法下の日本」という本を学生のころ読んだことがありますが、尊師も同じような思いでおられたのではないかと推察しております。

「冬の夜」の歌詞と同じように、谷口雅春先生の御教えは、そのままの言葉で継承されるべきであると思います。

決して、時代に迎合して勝手に改ざんしたり、意味不明の言葉を並べて、真理の言葉を隠ぺいするのを、許してはいけないと思います。

なお、ご紹介しました音楽CDは、キングレコードから発売された芹洋子の『わが心の愛唱歌・叙情歌名曲集disc2「夢」』の10曲目に「冬の夜」が収録されています。

とても美しい声で日本の心をで歌っていますので、ご紹介します。

                       再拝


御教示ありがたうございました (10570)
日時:2019年01月29日 (火) 21時32分
名前:立葵

美しい日本 様

「冬の夜」の歌を私は学校では習ったことがなく、大学時代に初めて出逢へただけでも大変幸せなことですが、美しい日本様が実際に学校で習はれてその歌詞に違和感を覚えられたと伺ひまして、それが往時の子供さんにとっての自然な感覚でおありだったことを教へていただき有難く存じます。

歌詞が変はって結果として曲が残った経緯につきましても、遺憾の意や拒否感を述べるのは簡単ですが、ただ自分の好悪から論評するのではなく、そこまでに至った当時の方々の苦悩や状況に謙虚に思ひを巡らすことの大切さも教へていただいたやうに思ひます。

芹洋子さんのCDのタイトルも教へていただきましてありがたうございました。感謝申し上げます。
合掌



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