《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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宮中祭祀に直結する命日供養≠フ意義に思う (10481)
日時:2018年12月18日 (火) 18時17分
名前:破邪顕正


「皇居勤労奉仕」は、昭和20年12月の「みくに奉仕団」に始まります。

そのときの青年たちが、皇居の草を一把(いちわ)ずついただきたいと願い出ます。

その理由は…。

「私たちは農民です。…この一把の皇居の草を…いただいて、持って帰って、堆肥の素とし、私たちの畑を皇居と直結したいのです」

これを紹介したのは他でもありません。

今、「谷口雅春先生を学ぶ会」では、命日供養≠フ実修に真心込めて取り組ませていただいております。

この御祭りこそは、まさしく宮中祭祀と直結するものとしてあると思わずにはいられないからです。

以下の【宮中でおこなわれる主要祭儀一覧(宮内庁サイトより)】をご覧ください。

1月1日   四方拝
1月1日   歳旦祭
1月2日   二日祭
1月3日   三日祭
1月3日   元始祭
1月4日   奏事始
1月7日   昭和天皇祭
1月30日  孝明天皇例祭
2月17日  祈年祭
春分の日   春季皇霊祭 
春分の日   春季神殿祭
4月3日   神武天皇祭
4月3日   皇霊殿御神楽
6月16日  香淳皇后例祭
6月30日  節折(よおり)
6月30日  大祓
7月30日  明治天皇例祭
秋分の日   秋季皇霊祭
秋分の日   秋季神殿祭
10月17日 神嘗祭
11月22日 鎮魂の儀
11月23日 新嘗祭
12月中旬  賢所御神楽
12月23日 天長祭
12月25日 大正天皇例祭
12月31日 節折
12月31日 大祓
12月31日 除夜祭

宮中では、このように、私たちの言葉で言うならば祥月命日供養祭≠熱心に厳修なさっておられるのです。

ところが、このことを私たちは、戦後、少しも教えられないできました。

皇室ジャーナリストの久能靖氏はこう嘆きます。

「天皇・皇后両陛下がもっとも大切にし、心をこめてこられたのが宮中祭祀です。

その根底には、つねに国民の平和・安寧を望む、というお気持ちがあります。

にもかかわらずこれらは戦後、天皇家の私的な行為とされてしまった。

そして、どのような祭祀がおこなわれるのかさえ、ほとんど国民に知らされなくなってしまったのです」

こういう中で、私たち「谷口雅春先生を学ぶ会」は、命日供養≠ノ励んできたわけです。

それに励むことによって、宮中祭祀の有り難さ、ひいては、尊師の仰られたお心を分かるようになりたい…。

そういう切なる思いがそこにはあるのです。

『国のいのち 人のいのち』にはこうあります。

《…戸田義男氏は次のように答えていられる。

「そう。だからそれを知るためにはまつりごと≠チていうものの実体を調べればいいんだ。…その陛下のまつりごと≠ナすね。…今いったように、隠れた陛下の本当の営みがあるんだ。まつりごとが。……」

わたしは天皇のこの深い切実な国の生命と御一体となって身を棄てての御祈りが、神界の高級霊に通じ、イザという時の天皇の御裁断によって、今将に国が危いという時に国を支え、国民を護り給う力になるのだと思う。

…やがてこの陛下の御徳が現在の日本国の繁栄と国民の福祉の原因につながることを思えば、おのずから唯々合掌されるのみである。》(157〜159頁)

尊師のこのお心を体して、「谷口雅春先生を学ぶ会」は、今後とも更に真心込めて、宮中祭祀と直結する命日供養≠ノ大いに励んでまいりたいと思う次第です。


命日供養≠ノついての説明させていただきます。 (10485)
日時:2018年12月19日 (水) 09時19分
名前:破邪顕正


今、「谷口雅春先生を学ぶ会」が行っている命日供養≠ノついて、若干の補足説明をさせていただきます。

「谷口雅春先生を学ぶ会」では、『家庭における先祖供養「顕浄土成仏経」』という冊子を作成して、それにもとずいて、それぞれの家庭で先祖供養していただくよう、お願いしております。

この冊子では、「毎日の先祖供養」と「毎月の命日・祥月命日・お彼岸等の供養」のふたつの式次第をご紹介させていただいております。

前者は基本的に聖経「甘露の法雨」の読誦のみ。

後者は、それに加えて、「顕浄土成仏経」を読誦することをお勧めしています。

「顕浄土成仏経」は、尊師・谷口雅春先生が、ご養母様の谷口きぬ刀自百ケ日法要の際に奉げられたものであります。

本経において、解脱名を称える箇所が6箇所出てきます。

つまり、この「顕浄土成仏経」は、その故人のためだけに誦げるお経と言ってもいいわけです。

そこで、「谷口雅春先生を学ぶ会」では、両親や祖父・祖母、或いはとくにお世話になった方等の御霊様に対して、月命日(尊師で言えば、毎月17日)、祥月命日(尊師では6月17日)、或いはお彼岸等において、聖経「甘露の法雨」の読誦の後、「顕浄土成仏経」も併せて読誦しようとお勧めしているのです。

尚、私が、宮中祭祀と祥月命日供養≠ニが直結していると申しあげたのは、以下の御祭りのことを指していることを付言しておきます。

1月7日   昭和天皇祭
1月30日  孝明天皇例祭
4月3日   神武天皇祭
6月16日  香淳皇后例祭
7月30日  明治天皇例祭
12月25日 大正天皇例祭

いずれもが、私どもの言い方によれば祥月命日≠ノあたるお祭りであります。

宮中で行われているこのようなお祭りを、「谷口雅春先生を学ぶ会」でも命日供養≠通して、その意義を深く受け止めていきたいと願っている次第です。



「大祓」の実施も「宮中祭祀」に繋がっている… (10495)
日時:2018年12月22日 (土) 13時50分
名前:破邪顕正


「谷口雅春先生を学ぶ会」では、6月と12月に大祓を行っています。

それもまた、「宮中祭祀」に繋がっているということを書いておきたいと思います。

上記の「宮中祭祀」の一覧の中に、こうあります。

6月30日  節折(よおり)
6月30日  大祓

12月31日 節折
12月31日 大祓
12月31日 除夜祭

「谷口雅春先生を学ぶ会」では、大祓の「人型」について、こう説明しております。

〈@「大祓人型」は…氏名と年齢を記入します。

A静かなる反省と祈念をこめて身体をなでてください。

B息を三度吹きかけ罪・穢(心身の汚れ)を「大祓人型」に移してからお納めください。…〉

実は、これが「宮中祭祀」に繋がるものとして行われているのです。

所功著『天皇のまつりごと』からご紹介させていただきます。

〈節折とは、天皇のために行われる祓の儀式である。…

現に行われている節折の儀は六月三十日と十二月三十一日の午後二時から三時まで、宮殿正殿「竹の間」において営まれる。

まず天皇が御小直衣(おんこのうし)に金巾子(きんこじ)の御冠を被って出御されると、掌典長が一拝する。

ついで侍従が掌典から御贖物(みあがもの…筆者註/これは、ツミ・ケガレを移すために祓に用いられる代償)の御服を受け取る。

その呂の蓋を開けて差し出すと、それに陛下が口気を三度吹き入れられ、それを侍従から掌典に渡される。

つぎに侍従が掌典長から御麻を受け取る。

それを差し上げると、陛下がその御麻で御体を三度お撫でになり、それを侍従から掌典長に渡される。

さらに侍従が、掌典から御竹九本を受け取る。

そのうち、初めの長い一本で、陛下の御背丈を測り、竹に筆で墨の印をつける。

それを掌典から掌典補へと下げ送ると、掌典補が墨印のところでピシッと折る。

同様に次の二本で御胸から指先まで、次の二本で左右の御膝から足元まで、順々に測って竹に墨印をつける。

するとそれらを下げ渡された掌典補がそれぞれ印の所でパシッと竹を折り、櫃(ひつ)に納める。

そのあと侍従が、掌典から御壺を受け取る。

それに陛下が口気を三度吹き入れられ、それを侍従から掌典に渡される。

このような一連の儀式が、二度繰り返して行われる。

初度を荒世(あらよ)の儀、再度を和世(にこよ)の儀というが、御身の長さに御竹の節を折るところから節折と総称する。

その内容はまったく変わりはないが、初度の御服に白絹の荒妙(あらたえ)を用いるので、荒世、再度の御服に紅絹の和妙(にぎたえ)を用いるので和世という。

また前者が荒御魂(あらみたま)の御身(荒世)後者が和御魂(にぎみたま)の御身(和世)を祓い清めることになる、と解されている。

いずれにせよ、至純の天皇といえども、無意識のうちに触れると感じられるツミ・ケガレを祓い清めるため、一年の前半半日と後半半日に御服・御麻および御竹・御壺を御贖物に用いて、いとも丁寧な祓いの儀が行われている。

それら御贖物のうち御麻は、続いて行われる大祓の祓所へ掌典補の手で運ばれる。〉

天皇さまも、口気を三度吹き入れられ∞御体を三度お撫でにな≠驍フですね。

こういうことを知りますと、「大祓」に臨む心構えが俄然、違ってくるような気がいたします。

「宮中祭祀」につながるお祭りを、こうして私たちも実修させていただいているということに得も言えぬ慶びを感ずる次第です。




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