《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

本流宣言掲示板」「光明掲示板・第一」「光明掲示板・第二」「光明掲示板・第三

谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
この掲示板の目的
この掲示板のルール
本掲示板への書込法
必ずお読みください
管理人への連絡
重要リンク
TOP PAGE

Página de Português/ポル語ページ
 

 

何ら論拠を示さず今上陛下は憲法改正に反対だ≠ニ決め付けるのは如何なものか?! (10283)
日時:2018年09月21日 (金) 16時40分
名前:破邪顕正


所謂「トキ」掲示板に、下記のような投稿がありました。

>安倍暴政がつづく (5346)
日時:2018年09月21日 (金) 13時33分
名前:自民党員

(前略)

天皇陛下がみずからの御地位をなげうって阻止された憲法の改正を、安倍内閣はやるそうだ。

(後略)<

「自民党員」さんによれば、この度の今上陛下のご譲位は、憲法改正を阻止するためになされたということのようです。

何度も申し上げてきましたが、自分たちの思想信条に合致するように、意図的にご皇室を政治利用≠キることは、厳に慎まなければならないことではないかと私は思っております。

先日も、毎日新聞が、こういうフェィクニュース≠流して問題となりました。

>大嘗祭「公費支出避けるべきでは」秋篠宮さまが懸念

来年5月に即位する新天皇が五穀豊穣(ほうじょう)を祈る皇室の行事「大嘗祭(だいじょうさい)」について、秋篠宮さまが「皇室祭祀(さいし)に公費を支出することは避けるべきではないか」との懸念を宮内庁幹部に伝えられていることが関係者への取材で判明した。<

これが全くのガセネタであったことが、今や、明らかになっています。

それが証拠に、他の新聞は、一切、これの後追い記事を流しはしませんでした。

こういうことをやるから、「新聞で信じられるのは日付のみだ」と揶揄されてしまうのです。

それにしても、毎日新聞のやったことは、単なるフェイク≠ナはすまされない重大な問題を孕んでいます。

つまり、サヨク・マスコミにとって、「大嘗祭」というのは、何としてもケチをつけたいものとしてあるということなのです。

皇位継承の中核ともいうべき祭祀、それが「大嘗祭」だからです。

この「大嘗祭」を行わない天皇は半帝≠ニ称されるほどに、とても重大な祭祀であります。

「天皇」のご存在を否定したい人=反天皇主義者にとっては、まずはこの「大嘗祭」を無くす。

そうすることによって、まずは半帝≠ノし、そしていずれは天皇は必要なし≠ノまでもっていきたい。

そういう腹黒い魂胆が、彼らにはあるのです。

だからこそ、彼らは、ご皇室の政治利用について、何の心配りもなく、平気の平左でやってのけるのです!

その感覚が私にはとても耐えられないのです。

そこには、ご皇室に対して、畏れ慎むという心が、微塵も感じられはしないからです。

同様の嫌悪感を、私は今回の「自民党員」さんの投稿にも感じました。

だって、表題にも書いたことですが、そこには、何の論拠、根拠も提示されてはいないのですから…。

これは、この人の勝手な揣摩憶測による決め付け以外のなにものでもありません。

よし、私のこの投稿に反論があるのであれば、ぜひ、今上陛下が、何処で、どのようなお言葉で、憲法改正には反対であると仰られたか。

ぜひ、「自民党員」さんには、それを提示してもらいたいと思います。

けだし、今上陛下がそういう趣旨のことを仰っていたら、これはこれで既に大問題となっていたに相違ありません。

だって、憲法改正に反対ということは、明らかに政治的発言の範疇に入るものだからです。

今の憲法の規定では、天皇は国事行為のみを行い『国政に関する権能を有しない』とされています。

ですから、天皇陛下が政治に口出しすることは原則上は、出来ないことになっているのです。

ただ、内閣総理大臣(首相)、閣僚、衆、参両議院議長などが国政報告を行うことがあって(これを『内奏』といいます)、その際、天皇陛下が意見を述べられるということはあります。

しかし、これとても、天皇陛下の政治利用を避けるため、その内容は明かさないことが慣行となっており、口外することは重大なタブーとされているわけです。

実際、過去には、この内奏の内容を漏らした為に、天皇陛下の政治利用との批判を受けて辞任に追い込まれた大臣もいました。

世に言う、増原内奏問題というのがそれです。

敬称略で概要を記しておきます。

昭和48年5月26日、田中角栄内閣における防衛庁長官の増原惠吉は昭和天皇に「当面の防衛問題」について内奏したとき、昭和天皇は、「近隣諸国に比べ自衛力がそんなに大きいとは思えない。国会でなぜ問題になっているのか」と述べた。

増原防衛庁長官は「おおせの通りです。わが国は専守防衛で野党に批判されるようなものではありません」と述べると、昭和天皇は「防衛問題は難しいだろうが、国の守りは大事なので、旧軍の悪いことは真似せず、よいところは取り入れてしっかりやってほしい」と述べた。

増原防衛庁長官はこの内奏の後に記者会見でこの会話を公表し、「防衛二法(防衛庁設置法、自衛隊法)の審議を前に勇気づけられた」と話した。

しかし、現役閣僚が天皇の政治的発言を紹介したことが5月28日に新聞記事に掲載され、野党側は「天皇の政治利用である」との批判を行い、政治問題化した。

問題が皇室に及ぶことを回避するため、5月29日に増原防衛庁長官は辞任した。

如何ですか。

好むと好まざるとに関わらず、これが今の憲法の実態なのです。

今上陛下が、憲法改正には反対だ、などと、どうして仰られましょうか。

「自民党員」さんに申し上げたいことは唯一つ。

どんなことを投稿しても自由ですが、少なくとも、ご皇室に関することでは、ぜひ、細心の注意を払っていただきたい。

そのことだけはお伝えしておきたいと思い、敢えて贅言を費やさせていただいた次第です。



場所をわきまえるのは皆同じ (10285)
日時:2018年09月22日 (土) 00時33分
名前:感想

>>どんなことを投稿しても自由ですが、少なくとも、ご皇室に関することでは、ぜひ、細心の注意を払っていただきたい。




名前
メールアドレス
スレッド名
本文
文字色
ファイル
URL
削除キー 項目の保存


Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板