《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

『SAPIO』の総裁インタビューに対して私はこう考えます (4825) 日時：2017年02月06日 (月) 17時48分 名前：破邪顕正 まず、不信に思ったのは、総裁のこの言葉です。 《われわれは決して改憲を否定していません》 だったら、総裁は、憲法はこのように改正すべきだと言うべきではありませんか。 総裁からそういう積極的な改憲提言が未だ嘗てあったでしょうか？ 安保法制は“戦争法案”だと言い、今の憲法改正の動きについてはただ「立憲主義に反するから」と反対ばかりを言い募っているだけではありませんか？ それで「改憲は否定しない」と言われても、何の説得力ももちはしません。 結局、総裁の言っていることは、「生長の家は変わってしまったのか」という批判をかわしたいためだけの、まさしく“為にする論”であり、単なるリップサービス以外の何ものでもないということです。 総裁の本質はどこどこまでも「サヨク」なのです。 現に、こういうことをよく言う「サヨク」がいるではありませんか。 「自分も改憲論者だ。しかし、与党が進める改憲論には賛成できない」 本質は「サヨク」なのに、ときどき「保守」のフリをする輩がいます。 菅野某氏もその一人だと私は見ています。 そういう人を何と言うか、ご存じですか？ “軍手論者”と言います。 左も右も使えるからです！ 総裁の言っているのを聞いていると、まさに、この“軍手論者”を思い出してしまいました。 再度、言います。 総裁！ 「改憲は否定しない」というのであれば、どういう憲法の改正であればいいのか、それをこそ、信徒の前に明らかにすべきです！ 注目投票をする(84)

�A共産主義は本当に崩壊していますか？ (4826) 日時：2017年02月06日 (月) 18時08分 名前：破邪顕正 次に、違和感を覚えたのがこれです。 《現在では��左右の対立�≠ﾈど存在しないでしょう。 共産主義はとっくに崩壊しました》 総裁は、何を見てそんなことを言うのだろうかと思いました。 「中共」は存在していませんか？ 彼の国は、中国共産党の一党独裁国家なのですよ！ 「北朝鮮」はどうですか？ 今や、韓国は、このままでは北朝鮮に好いようにしてやられるのではないかとすら見られているのですよ！ それより何より、足元にちゃんと「日本共産党」が存在しているではありませんか。 大体、総裁の言っていることは、「改憲批判」にせよ「脱原発」にせよ、そのまま「日本共産党」が言っているのと同工異曲です。 共産党と同じ思想というのでは、信徒の手前、都合が悪いというので、「共産主義はとっくに崩壊しました」などと言って、まるで共産主義の思想が死滅しているかのように見せかけているにすぎません。 そう言っておけば、総裁は共産主義の思想にかぶれているという批判をかわせるとでも思っているのでしょう。 裏を返せば、それだけ、総裁は共産党にシンパシーを感じているということです。 つまり、総裁は、意図して「中共」「北朝鮮」「日本共産党」の存在に目をつぶらせようという魂胆なのです。 「共産主義は崩壊した」ということにして、「中共」「北朝鮮」「日本共産党」なんか気にしなくていいという方向にもっていきたいのです。 これは、共産主義の工作員がよく用いる手です。 その意味で、私は、総裁は実に危険きわまりない人物なのだと見ています。

�B「生長の家総裁」の後継者に、谷口雅春先生の御名が出て来ないというオソロシサ (4827) 日時：2017年02月06日 (月) 18時26分 名前：破邪顕正 今回のインタビューで、改めて「総裁の本質、本性を見た」と思ったのがこのくだりです。 《後継者については…現代史をきちんと勉強した人間に継いでほしい》 この一言で、総裁は、生長の家を「宗教」とは見ていないというのがよくわかりました。 「生長の家総裁」に就く人に求められるのは、宗教のセンスなんか関係ない！ 神想観も関係ない！ どれだけ聖典を拝読しているかも関係ない！ ただ、現代史を勉強していればいいといってのけたのです。 さて、総裁の言う「現代史」とは一体、何でありましょうか。 そうです、��大東亜戦争�≠ﾈのです。 ズバリ、言わせてもらうと、大東亜戦争は侵略戦争であったという見方に立つ人でなければ、4代目にはしないと言っているのです。 もっと言うならば、これは、谷口雅春先生に還れ！というような人は、４代目にはしないと言う意味でもあります。 今、振り返ってみれば、谷口雅宣氏をこのまま「３代目」にしていいのか？ その不安が一気に高まったのが、あの、総裁の大東戦争侵略論の展開でありました。 全てのボタンの掛け違い、それはまさしくそこに起因していると言っても過言ではありません。 そして、今、総裁は再び、後継者について「現代史」という言い方で、自分と同じ歴史観をもった人間に継がせたいといったわけです。 何を申し上げたいか。 今の総裁に絶望して、密かに「４代目」に期待している信徒の皆さんがおられます。 残念ながら、その期待も泡と消えるしかない。 総裁の一手支配の教団に、もはや、希望の灯を見出すことは困難であるということです。 谷口雅春先生に還れ！ それを教団に託すのではなく、自らの手で成し遂げなくてはならない。 そのことを改めて、今回のインタビューで確信した次第です。

�C「信徒さんは多いに越したことはありません(笑)」笑っている場合でしょうか？！ (4838) 日時：2017年02月07日 (火) 10時01分 名前：破邪顕正 今回のインタビューには、残念ながら、信徒が激減していることへの心の痛みが少しも感じられはしませんでした。 表題に掲げたように、総裁は、こんなにも深刻な問題を、こんな軽い言い方で(笑)で誤魔化しているのですから！ 何故、教勢がガタ落ちしているのですか？ 総裁は、ここでオウム真理教を引き合いに出して、宗教へのマイナスイメージを取り上げています。 よし、百歩譲ってそれがあるとして、それだけでこんなにも激減するでしょうか。 問題の一番は、総裁の、生長の家創始者・谷口雅春先生に対する畏敬の念がなさすぎること、それに尽きると私は思っております。 谷口雅春先生を心から仰ぎ見る、そういう総裁であれば、講話の内容に魅力がなかろうと、ここまで人心は離れなかったと私は思います。 更に致命的なのが、谷口恵美子先生に対する姿勢です。 ２月５日、高知の講習会が開催されました。 もし、総裁夫妻が、谷口恵美子先生に合おうとしていれば、まだ救いはあったと思うのです。 「大調和の神示」が如何に大事な神示か、生長の家の信徒であれば誰もが知っています。 ��生長の家は親孝行の教え�� それが代名詞にもなっている教えなのです。 にもかかわらず、総裁夫妻は、自ら親に合おうとすらしない。 そういう人に��説教�≠ｳれても、誰も耳を傾けようとはしないでしょう。 激減するのにはそれなりの法則が働いているということです。 「万象真理を語る」 信徒の激減は、何を伝えているのか？ それを本気で考えようともせず、表題に掲げたような言い方をしていることに、私は実に不快な思いを抱かざるをえませんでした。

�D私には、共産主義が崩壊したとはとても見えませんが… (4846) 日時：2017年02月07日 (火) 17時31分 名前：破邪顕正 こんなニュースが目に留まりました。 《米ＣＮＮが６日、「慰安婦少女像はなぜ外交対立に飛び火したか」という見出しの記事とともに慰安婦少女像を作ったキム・ウンソン氏とのインタビューに基づき慰安婦少女像を詳細に説明した。 この記事はＣＮＮホームページのメイン画面でも「トップストーリー」として紹介された。 ＣＮＮは少女像が「第２次世界大戦期間に日本政府により強圧的に動員された慰安婦少女を象徴する」とし、「短い髪は少女の意思に反して家族・友達との断絶された関係を象徴し、握りしめたこぶしは日本の戦争犯罪にこれ以上沈黙しないで真実を語るという意志を表現する」と紹介した。 このほかにも少女像のかかとが地面から離れている理由と、少女像の横のいすが象徴するもの、そして少女像の肩に止まった鳥が意味する内容などを詳細に説明した。 ＣＮＮはこの少女像が韓国だけでなく米国とカナダ、オーストラリアなど世界各地に設置されていると付け加えた。 ＣＮＮは「第２次大戦当時日本軍によって韓国と中国、台湾、インドネシアなどで２０万人ほどの女性を対象に慰安婦強制徴集が行われた」とし、安倍首相が否定した「慰安婦強制動員」を強調した。 また「日本は１９９２年の河野談話を通じて責任を認め謝罪したが、それ以外の追加的な政府レベルの公式被害補償などはなかった」と指摘した。 一方、釜山（プサン）日本総領事館前の慰安婦少女像設置をめぐり日本政府が「自国大使帰国」の決定を下したことに対するキム・ウンソン氏の反応も紹介した。 キム氏はＣＮＮとのインタビューで日本政府のこうした対応は行き過ぎだとし、「慰安婦少女像で日本が傷つくことが何なのか。平和のメッセージを込めた、女性の人権を込めた彫刻像だ」と明らかにした。＜ 総裁の言う「現代史」というのは、これをそのまま容認することなのでしょうね…。 そして、こういう歴史観に立たないと、４代目には就けないということなのでしょうね…。 因みに、ＣＮＮのことが何と言われているか、ご存じですか？ トランプ大統領は「フェイク（偽）ニュース」と言いましたが、影ではこうも言われているというのです。 Ｃ(コミンテルン)Ｎ(ニュース)Ｎ(ネットワーク) あれれ？ コミンテルンは、ちゃんとマスコミの世界で、しぶとく生き続けているようですよ…。

�E「海外に向け緊張を高めており…」それは安倍首相のせいなのですか？ (4864) 日時：2017年02月08日 (水) 10時28分 名前：破邪顕正 総裁の状況認識には唖然としてしまいます。 「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」 安倍政権のなすことすべてが嫌いと言わんばりです。 表題に掲げたことがまさにそれです。 だったら、伺います。 安倍首相のハワイ真珠湾訪問も「緊張を高め」たことになるのでしょうか？ 日本政府が釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、先月9日に駐韓大使を一時帰国させましたが、これも「緊張を高め」たことになるのでしょうか？ どちらも、世論調査では、国民の高い支持を得ていますが、総裁はこれにも反対という立場なのでしょうか？ 「ナンデモカンデモ反対」 世間には、そういう人がままあります。 「ああ、あの人は共産党だから…」 今の総裁を見ていると、それと全く同じ言葉を贈りたくなります。 ここでも問題は信徒さんです。 総裁に「中心帰一」していくばかりに、このままでは、世間からますます遊離し��変な人�∴ｵいされかねません。 なかんずく山口教区の信徒は大変です。 安倍首相の地元で、信徒は「アンチ安倍」を標榜していかないといけないのですから！ ともあれ、総裁の状況認識は、客観的に見ても実にオカシイです。 だって、「海外に向け緊張を高めて」いるのは、どう見ても「中共」であり、「南北朝鮮」でしかないと思うからです。 悲しいかな、安倍ニクシで総裁の目は曇ってしまっている…。 それが率直な感想であります。