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[9667] 異世界の断片集
宙 - 2009年04月25日 (土) 21時09分



これはまったく別の世界の話――





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「よっし、今日は此処に行くよっ。シエン、トバ、準備はいい?」
「できてるどー!」
「・・・良い」

「セツナ、元気だなぁ。あーあー、ボクはまた留守番かぁ。
 副リーダーってどこもこうなのかなぁ」
「ボヤくなヴィンター。オマエだってたまに先陣切って行くだろうが。
 オレなんてほとんど雑用だぞ」
「言ってみただけじゃないかアカツキ。・・・・・・あれ?ライラは?ユキメは?」
「・・・ん?ユキメはさりげなくセツナ達に着いて行ったぞ」
「・・・・・・あの顔ぶれって事は間違いなくあそこか。好きだねぇ」
「取るだけ取ったら途中離脱してくるだろう。何時も通りに」

「・・・オウマじゃん」
「げ」
「『げ』とは何だ?アカツキ。キサマ昨日はあr「だーっ!何勝手な事言ってやがる!!」おや」
「痴話喧嘩もいい加減にしてよ、2人共」
「・・・・・・ッ!!ヴィンター!オマエもなぁ!!」
「ハッ。相変わらずいい反応だな。ヴィンター、これは喧嘩ではない、じゃれあいだ」
「『痴話』ってつけてるじゃない」
「・・・ふむ」
「こ・・・この鬼畜眼鏡・・・いい加減にしやがれ・・・」
「えー?あー、いつの間に椅子になってんのアカツキ。文字通り尻に敷かれないの」
「これは失礼。余りに座り心地がよかったもので」


オチがない。とりあえず不憫な奴が1名。





* * *





「アカツキとオウマは仲良くなったからいいとして、
 いい加減トバがいるだけで険悪にあるのやめてよ」
「誰が!いつ!こいつと!仲良くなったんだ!!」
「(アカツキをスルー)許せというのか?奴を?」
「誰もそこまで言ってないでしょ。あのギスギスした空気どうにかしろって言ってんの」
「無理だな」
「・・・はー、こういう態度が悪化させんだろーなー」(超小声で)
「ん?何か?」
「シエンとトバは打ち解けてくれてよかった」
「・・・意外と早かったな、あいつらは」
「シエンが特に人懐っこいからな」





* * *





「・・・・・・トバ?」
「セツナ・・・・・・か」
「どうしたのよ?」
「満月が・・・綺麗だから、見ていた」
「月見してたのね。確かに綺麗ねー」
「セツナ」
「何?」
「私は・・・守る。セツナが教えてくれた技で・・・それと私自身の技で」
「何を守るって言うの?」
「セツナを。それと、仲間を」
「・・・・・・」
「たとえ記憶が戻ったとしても敵対しないと誓う」
「そう・・・ありがとね」





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※気付いたら加筆してるかもしれない。






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