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[9654] Pathetic courtship 36
A・Y - 2008年04月01日 (火) 14時45分

コンフェ「予想以上にぐだぐだしてしまいました。今日はこれだけみたいな」
夢幻「文句があるならチャットでどうぞ、のようだね」

response to 宙さん
チョコボなめんな。とFFシリーズ始め色々な面でチョコボに触れた私が言ってみる。
今日はあの日だもんね〜。あー……ふふふふふふふふふふふ(なんか現実逃避してそうな目)
飛ばしましたね。まあいいけど。
はい、あの子はあの子の元です。もうぶつかる頃でしょう。
出番急に無くなっちゃってどうしたんだと思ってたでしょう?作者も途中まで忘れたような事態になってたとか。
大丈夫、まだ死んでませんから。>コンネット

夢幻「今日ってなんだっけ?」
コンフェ「知らないしらないシラナイですよぉ…と作者が何かエクトプラズムみたいなの吐いてましたね」
夢幻「そう……聞かない方がいいかもね」
コンフェ「じゃ、ENTER」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「待って」
そう言ってタイラストは、レムとティネートの足を止めた。
「どうしたの?」
「ちょっとだけ、待ってあげて」

少し引っかかる言い方だった。
自分に用があるようで、レム達の為にもなるような。

「スィースィー」
また、タイラストの背後に別の影が現れた。
今度は明るい黄色が、見えた。
顔は分からない。傘が衝立になって見えなかった。
何か言伝を発しているらしい。タイラストは頷いて、ささやかに口を動かしている。内緒話らしく聞こえないが。
「……では」
はっきりと聞こえたのはそれぐらい。

役目に戻るのだろう。スィースィーという黄色い影は、タイラストより上空へと飛んで消えた。
レムとティネートが見送り上げてからだろう。
タタタタタ…、と人間らしい足音が聞こえた。レムは振り返って、驚きと喜びを得る。

「……! ティネート!?」
「ハンペン様!コンバット君!」

彼らの他にへっぽこ丸、天の助、首領パッチ、チクワン、藤宮人、浜木綿。そして、知らない二人。
思ったより大勢な人数を見て、ホッとした。

「ママも此処に居るよ」
「ああ、霊体でも視えてる。思ったより優れものだな、この護符は」

コンバットはしっかりと目線をレムに向けながら、自分の懐を叩いた。
ハンペンも同じく、感心するように頷いている。

「それより、どうしてこんな所に……!」
「色々あって…あ、この人は大丈夫、味方だから」
レムの肩越しに睨みをやるコンバット達を見て、タイラストの弁明をした。
彼女に連れ込まれたなんて言うとややこしくなるだけだから、省いた。

「…そうか。こっちと似たようなもんか」

コンバットは増えている人間、ヴィルヘルムと祝子の紹介を簡単に済ませた。
彼らにも既にレムが視えてるようだった。
心なしか、タイラストを見るヴィルヘルムの様子が、少しおかしかったが。
顔は兜で覆われて見えないが、エイロネイアに近い反応のような。

「菊は、こっちに居る筈だよ」
レムが、タイラストが教えてくれた行き先を、彼らに示した。








深い梢の中で、静かに打ち合い、交わす音。
影は三つ。その内はっきりとした人影は一つ。あとは人の形に近い、小さな影が舞踏していた。
一方が爪を立てると、相手は枝を一瞬だけの隠れ蓑にした。枝葉は簡単に切られ折られる。
見えない糸を引く指。枝に非難した方が駒のように回転した。
そうして、何処から覗く糸を振り解いた。自分の望む糸ではないと、拒絶するように。

戦う相手は、予想通り小さかった。いや、予想よりも……単純なものだった。
其の体は元々綿で出来ているのだろう。
誰もが目にする型の、ちょっと不細工で、愛くるしいぬいぐるみ。
武器は爪と、鉄線に等しい糸。ゴム毬のように飛び跳ねる身軽さ。
そして、何の感情も浮かべない継ぎ接ぎの顔と、単純な白目と黒点。

対応に取り出して戦う人形は、紳士クリフォード。
残念ながら、彼一体じゃこの人形には勝てないだろう。
久耶子自身の体力が、黒電球との戦いで、思ったり消耗してしまったようだ。
ボム人形を自爆させたことが大きいかもしれない。

(いけないな……弱気になっちゃ……)

久耶子はほんの僅かに気を取り戻しながらも、
全力は出せない。徐々に弱り、追い詰められていく自分を冷静に見つめていた。








「……あなた」

先を行く彼らの足を一旦止めたのは、タイラストの呼びかけだった。
指定されたのは、祝子。
タイラストの眼は据わっていた。まるで全てを見通しているように。

「あなたの一族が、家族が心配でしょう。……本当に、危ういかもよ」
祝子の瞳孔が、眼鏡の奥で広がっていた。
「……何だと?」
「この方角に彼女は居ない。けれどワタシ達は行くわ。つまり……」

微かに、タイラストの持つ傘が不自然な傾きをした。
持ち直すようで、斜め横倒しに、先端が向けられている。
……つまり、祝子の本当の目的に当たる人物が居るのだ。その方角に。
祝子だけは、はっきりと確信してしまった。

「祝子、行け」
そして、最後に背中を押すように、ヴィルヘルムが言ったのだ。
「……すまない」
祝子は軽く頭を下げて、駆け始めた。皆から外れて、横の獣道に。



「い、いいの?彼女一人で」
「祝子なら大凡は問題ない。だが、一人だけ抜かすのは流石に短慮だったか…?」
「大丈夫です。うちの人が行ってくれました」
レムの問いにヴィルヘルムが少し後悔するように答え、そのフォローを藤宮人が拾った。
見回すと、浜木綿も居ない。
祝子を追いかけてくれたのだ。行ってくれたというより、藤宮人が行かせたのかもしれない。








「ランバダ!ランバダァー!!」

ライスは可能がある限り、叫び続けた。
けれど、相手には全く届きはしなかった。
せめて一声だけでも聴こえて、振り返ってくれれば、足を止めてくれれば。
追いつくかもしれないのに。

ランバダはまるで住み慣れた土地のような足取りで、先に先に進む。
仄かな光と薄い霧と覆い繁る木々の中を、特に走っている様子も見せずに、迷い無く躓きもなく。
ライスがどんなに早くその後を追っても、距離が縮まるようで、遠ざかった。
見失わないようにするだけで、一杯一杯だった。

(一体何を見て……追いかけているんだ!ランバダ!?)

ライスには視えない。
ランバダを誘導する影が。緑色の蝶々が。
とても安らかな心地で、彼女以外は視えない聴こえないランバダが、彼女を追い求めていることに。

「ライス!」

追う側の苛立ちが積もり体力が消耗している追いかけっこに、横槍が割り入った。
ライスはランバダではない声に、辺りを見回した。

「こっちッス!」
ガサガサと、すぐ近くの繁みから覗かせた顔。
彼女の顔を見てライスはほー、と安堵する。
「光闇…か」
「わたしも居るよ」
なのこも続けて顔を出し、黒猫も出てきた。

「様子のおかしいあの子を追っているみたいね」
「うん、そっちは?」
「さっきまで、コンフェと、夢幻、それに風神さんと一緒だったが、また逸れちまったッス」
「そうか……」
「今は、ランバダでしょ」
「うん」

四人になり一陣を作って、ライス達はランバダへの追尾を再開する。

長いようで短い時間の、追いかけっこだった。
ランバダが到着した場所に、待ち受けていたものは……。







祝子と浜木綿が抜けた陣営は、特に邪魔立てにぶつからず、森の中を進行していく。
異変に気付いたのは、レムだった。

「タイラストさん?」

すぐ傍で、付き添うように来たタイラストが、初めて、顔色の悪さを窺わせた。
いや、本当に悪そうだ。元々透き通るように白い肌だけれど、病気等の、嫌な感じの青白さが加わっている。

「どうしたの……?」
「…………大丈夫……」
「本当に、大丈夫なの?」
「………………」

周りも彼女達の不具合な空気に察してくれた。また、駆けていた足を止める。

進行が中止されたところで、タイラストが膝下を崩し、へたり込んだ。
すかさず、レムが支えてくれた。

「タイラストさん……?!」

心配し、両肩に手を添えて、様子を見てくれるレム。
そんな優しい彼女に、タイラストは微笑みを返した。
けれど、すぐに表情を曇らせる。
苦痛に喘ぐに近い呼吸をして……タイラストは言った。

「……いいえ、ただ、タイラストは……分かりません……」

誰かに答えるように、一人呟いていた。
ただ、彼女は憂いでいた。悲しんでいた。




あとがき
そろそろ纏まろうとしています。
余りのぐだぐださと次回の展開と結局4月1日到達にわたしは軽く欝です。

[9655]
宙 - 2008年04月01日 (火) 22時51分

今日は何かの記念日ですよぉ(何かズレとる)

レムたちは・・・おぉ、さっきのプール組と合流。
ヴィルさんコンフェ君の時の反応といい、そんなんばっかですね。

久耶子さん・・・連戦か・・・しかも1人ですしね、今度;
祝子さんがそちらへ向かいますか。間に合うといいですね(何)
浜木綿さんもですか。
一方ライスは光闇たちと合流。
そしてランバダは立ち止まったと。

タイラストちゃん・・・?;
何が起こっているのでしょう。次回の内容とかかわりがあるんでしょうか。



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