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[9608] Pathetic courtship 19
A・Y - 2008年03月19日 (水) 16時24分


コンフェ「ストック作れませんでした」
夢幻「昨日も体の調子がおかしかったね。気が付いたら昼過ぎてたし」
コンフェ「野菜分足りないからだと思う」

response to 宙さん
いっぱいいっぱいです。(主にフラグ的な意味で)
極卒くんは忘れませんよ。ところでポップン始めたんすか?
自分の中ではお互いをからかい合う悪友みたいな関係です>ジズと極卒くん。
そんなことこんなところでばらしませんよーww>ターゲット
狩人達(-1)でした。正にまたおまえらか、です。

コンフェ「トマトジュースとお酒って似てると思うんだ」
夢幻「口に慣れると一気になれるものだと」
コンフェ「黒酢は一気いくと心臓がバクバク言い出すけどね」
夢幻「それじゃ、ENTER」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


人気を完全に失くした時のテーマパーク。ゲートの脇にある一つの小屋、係員の待機所に光が点いてあった。
ビュティは此処で田楽マンとティネート、そしてレムを見守り預かっている。
『飛翔』を使って無防備になったレムの体は、ソファーに横たわらせる。
眠っている状態だが、いつも見せる寝顔とは違うなと、ビュティは思った。
だって、涎と鼻提灯どころか鼾一つかいてない。……綺麗に死んだように静かなのだ。
幽体離脱している人間らしい状態といえば、納得出来る。身動ぎは一切しないが、息もしてるし脈もあるのだから。

田楽マンはビュティと一緒にレムの寝顔を興味深く覗いたりしていて、時々何も見えない窓を眺めたりしている。
護衛役に当たってるティネートは警戒を緩めない。

待機から三十分くらい経ったところで、レムが突然目覚めた。
何時でも来ると気構えていたが、本当に突然来ると、それも弾かれるように起き上がられるとビュティ達も少し吃驚してしまう。

「敵がこっちに来た!みんな此処を出て!」

指示に従い、詰め所を飛び出した。
先頭で扉を開けたティネートは、瞬く間に巨斧を異空間から取り出す。
斧を翳して、後から出てくる人達を上空の襲撃から守った。
雹の如く降り注ぐ弾幕。その正体は赤い羽毛。

ティネートが見上げる。上空で羽ばたく人形の名を呼んだ。
「エイロネイア……」

闇夜にも鮮やかな赤い翼を広げながら、少女人形は顔に嘲り笑いを造っていた。
「こーんばーんわぁ〜」
挨拶と同時に赤い翼から無数の凶器を降り注いだ。

ティネートが斧を大きく振りかぶって、衝撃波を生み出した。
広範囲だが脆弱な弾幕は、一本筋だが力強い弾幕に威力を奪われ、ただの羽と化して散る。
エイロネイアを狙ったつもりだが、流石に避けられた。振りが大き過ぎて、軌道が読まれ易いから。

「どうして菊を浚ったの!?」
「知らない知らなぁい。浚ったのはエイロネイアじゃなくてバーバロウス、残酷なヤツゥ。
 此処を選んだのもアイツ、筋立ても演出もアイツ、殆ど残酷なアイツゥ。
 だからエイロネイアは知らないわよぉ」

レムの叫びに近い詰問に、エイロネイアはおどけた調子のままで答えた。
そこで、言い忘れないことを付け加えるように、美しい羽根つき磯松人形は以下に続けた。

「……でもね、エイロネイアにもやりたいことあったから、こっちに来たのはエイロネイアで決めたのよぉ」

此処にエイロネイアが単独で襲撃したのは彼女の独断、ということ。
目的は、やはりティネートか。

「――――さあ、昼の続きをしましょう!」
「――――ママ、離れないで」

遊ぶが為の場所の入り口で、また一つ激しい遊びが弾き起こる。





だが、彼女達の決着は今回も流れることになった。
ほんの僅かしか時が経ってのことからのことである。














大気の色が、また変わった。
色なんて普通は視えない。ただ彼はそれを視ることが出来る。
もっと分かるのは大地の音。また一つ、大きな鼓動が波打ったのを、感じた。
闖入者は想定している。が、鮫を越える大物が来た場合の対処は追いつかない。

――――これは本当の本気で急がなくてはならない。

コンフェは腕を横に翳した。
既に赤く禍々しくなった掌を薙いだ。
一瞬で一撃で決めるつもりの一払い。
赤い旋風が巻き起こるように見えただろう。実際は土を盛り上がらせて繁みを抉りとった。
迷路の大半が崩壊し、地形が軽く変わってしまう。

「……ひゅう。なかなか凄いじゃないの」
「コンフェ君やるぅ」
「あ……あんたら……;;」

口笛を吹きながら軽く誉めたジェダと黒猫。
その態度を見ると光闇がまるで自分だけが腰を抜かす臆病者じゃないのか、と疑ってしまう。

目に見える範囲くらいだったが、威力を調節仕切れなかったようだ。
コンフェはまだ赤いままの自分の手を握ったり節を鳴らせたりして、具合を確かめた。

「コンフェ、倒せたの?」

なのこが聞いたが、コンフェは軽く首を振るくらいしかしなかった。
目を離せないからだ。先にあった遮る者達は、討たれるどころか引いても居ないのだから。

二人の狩人、パチャオとチャアポが手加減とはいえ赤い爪を防げたのは。
同属が作った強固な壁があったからである。

(プラスティカートが造ったものか)
闇に浮かんだゴーレムのような物体。
赤い爪跡は其処だけ付いていなかった。生半可な攻撃じゃ傷一つ付かない頑強な物だ。

「……夢幻さん。心配入りません。すぐにこの関門を突破しますので」

特に表情を変えないままで。
背後に居る目的を示す人に宣言した。

「…………目標時間は10秒くらいでいいか」

少しだけ目を伏せて呟いて。
コンフェは、早急に始末を付けるべく地を蹴った。













「な、なんで……?」

その直前、一体何が起こったのだろう。
覚えている光景は確か、ティネートとエイロネイアが何度目かの衝突の寸前だった。
赤い物体が走ったような。
閃光弾を投げつけたような。
見てはいけないものを見てしまったような。

「ウー……!」
田楽マンが悲鳴に近い唸りを上げながら自分の鼻を抑えている。
彼を担いでいたビュティも鼻をかんでいた。
あの一瞬、酷い異臭が刺激していた。感覚が麻痺するくらいの。
もう消えているが、気のせいとも、言い切れない。

エイロネイアが、身も声も震わせながら言う。
「なんで、あんたが、此処に居るの、かしら……?」







黄色い少女だった。
傘を差している。今は夜で雨も降っていないのに、傘は丸い形を広げている。

黄土色の髪。目は鈍い金色。
服は黄色のノースリーブで、下は黒いスカート、そしてクリーム色のニーソックスを履いている。
生地の薄いマフラー。腰に垂らすスカーフ。
肩から腕を晒しながら手袋。頭部の右上に寄せての髪留め。踵のやや高い靴。
星を模したらしい小物ばかりが目に付いて、全体的に奇妙だ。
奇妙なのは、その外見だけでもない気がした。

「こんばんは」

愛くるしい第一声。
穏やかな森に流れる小川のせせらぎに例えられるような、安らいだ音色。

「来ちゃいました。此処が、今夜で最も愉快なところだって、風から聞いたから」

静かでおっとりとしている。だがはっきりした調子で彼女は言う。

「ワタシも、加わっていいかしら?」



慄いてるのはエイロネイアだけではなかった。
ティネートも怯えている。
彼女の恐怖が腕から伝わってくるのを、レムは感じていた。
きっと顔色は緊張の蒼白に違いない。
ビュティも、かなり厭な空気に目眩がしそうである。

どうしてこんなに不安になるんだろう。
人ではないことは、この特殊な戦地に違和感なく溶け込んでいる雰囲気からなんとなく悟れた。
強そう、とかそういう次元じゃない。
危険?気味の悪さ?……どっちかというとそれらに当て嵌まるかもしれない。

だけど、乱入した見知らぬ少女はまだ何もしていない…………筈だ。

結論は出ないまま、時間はゆっくりと過ぎて行き、彼女の行動も止まらないことを示す。
彼女はゆったりゆったりと歩んで来る。
とても遅く、けれど確実に近寄ってくる。



「タイラストです」

次に気が付くと、レムとティネートの正面で彼女は発言していた。
レム達とビュティ達を挟んだ位置。エイロネイアもちゃんと視野の範囲に入っている。
何で背筋が凍ってくるのだろう。
彼女は、ただ名乗っただけだ。それが自分の名前だと教えてくれたのだ。

「大丈夫、今夜は、あなたたちの味方だよ」




あとがき
レム達も戦うことになりました。ティネートだけだけど。
コンフェが少し本気を出しました。⇒赤い爪解禁
新キャラも次々と出てきます。
我ながらおかしな特徴が多いので、ラフ画くらい作りたいなぁとか考えてます。絵は下手の横好きだけどね。

[9610]
宙 - 2008年03月20日 (木) 13時49分

そっちのいっぱいなんですか。
いいえ。友人がやってるのを後ろから見て「あ、これは出しそう」と思っただけです。音が混じって全然わかんねぇぇorz
ですよねーvばらしませんよねーv(笑)

おや、レムたちの所に来たのはエイロネイアちゃんか。
女の子率・・・高いですね・・・(和み)いや田楽マンは違うけど。多分。
エイロネイアが言ってる事。実際そうなんだよね。おどけてますが。

最悪の部類の1つに原罪の第二楽章もありますね・・・。
いや、光闇の反応が普通だよ!でも面子が面子だから・・・!!

陣営不明のタイラスト。引っかかるような言い方ですね。
こっちもどーなるんでしょうなー。



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