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[9561] ハジマリの断片
宙 - 2007年12月16日 (日) 23時21分



<刹那の・・・そして永遠の断絶>

人1人が得られる力には限度がある
そう識っていながらも彼女は欲した
どんな代償を支払おうとも、後悔はしていない
その時は払った代償がどれほどかけがえのないものかわからなかった



一度支払った代償は二度と戻ってこない
それでも良いなら『呪術』は発動しよう






永遠の別離
何もかも覚えていない、大切な存在への訣別












<それはありえない筈の>

連れて来られた所は、初めて来るにもかかわらず何処か懐かしかった
心が落ち着くというか・・・
スゥッと体内に入ってくるというか・・・
いるだけでも力が増してくるというか・・・
辺りを見回しながらも歩みは止めない
前を歩く師匠の背中を追いかけた


「・・・神木?」
「そう見えるか?」
「まぁなんか祀られてるような・・・というかこの紙、いつのです?」
「一度も変えてはないだろうな。もう4桁行ってるだろう」
「・・・えー!え―――!?」
「それよりこちらだ」


案内されたのは、鏡のように光る岩
灰色の筈だが、銀色に見える
・・・寧ろ虹色?

「さて、次の試練はこの中でやってこい」



どん



背の中心を抵抗できない間に押された





目の前に例の岩が迫っている

(―――――ぶつかるっ!!)












・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・





いつまで気絶していたんだろう
顔面がぶつかった感覚はない
それよりも、ここはどこだ?

何も、ない
色も音も匂いも何にも
こんな事は今までなかった
生きているのか?それとも、死んでいるのか?





「生きてるも死んでるも同じ」
「ッ!?」

目の前に、いた
全然気付かなかった
いや、あらわれたのは、今?


人間か? 違う
生物か? 違う
妖か?  違う
いやそもそも自分はこの存在を『識って』いるのか?

完全に認識の範疇外。
なのに『その存在』は其処にいた。
それが当然と言わんばかりに。



「怖がる事はない。此処は私の“セカイ”。もとより理解の範疇外。分からなくて当然」
『それ』は語りかける。
泣いてる迷子を宥めるように。
それより、と続けた。
「“此処”へやってきたんだろう?早速始めようじゃないか。
 ・・・大丈夫さ、此処には時間も空間も何にもない。のんびりゆっくり確実に学ぶといい。
  ―――『呪術』これをやりたいんだろう?」









<嵐の前の>

幾重にも張り巡らされた意図。
厳重すぎるくらいだが実はこれでいい。
もっとやってもいいほどだった。
今までとは段違いに厄介な事だろうと予想は難くない。



青い少女の一言で、実行に移された。
向ける数は本当に少ない。
それに、期待していたものも不可能だった。
この時点で本格的に彼女は疑い出した。

――調べ尽くされてある




もしもの時を思って保険はかけておいた。
あとは突入するしかない。
罠だとわかっていながらも、そうする他ない。















<雑踏の中で>

鳴り響く電話を女は黙らせる。
ピ、と通話ボタンを押すことで。



「伽藍?こっちの回線を使うだなんて珍しい。どういう風の吹き回し?」

シニカルな笑みを浮かべながら女は電話の相手に相槌を打つ。
ん・・・?と顔色が微妙に変化した。

「それは他に適任がいるな。よし、紹介しよう」

何か企んだ様子の笑みに変わる。
酷く楽しそうでもある。

「うんうん・・・よし、成立だな。ではな、檻鶴校長」

わざとらしく役職で最後は切った。
師匠から弟子への押し付けが決まった瞬間でもあった。













<探し物は何ですか?>

「ない・・・・・・ない・・・・・・」

ガコッ
ガコッ


焦りの色が見える少女の声。
何かを探している様子で、引き出しを開け閉めしている音がする。

「これも・・・これも、違うの?嗚呼・・・・・・」

引き出しの中を開け、中身を取り出しては無造作にぶち込む。
その繰り返し。
焦りから落胆へと息が変わる。

「ないの・・・・・・?あると思ったのに・・・・・・!?」



突如変化が現れた。
少女の表情はこの暗さでも、嬉しそうになっているのが分かる。

「わぁ・・・・・・これよ・・・きっと・・・・・・これなんだ・・・・・・!!」

実に嬉しげに言った。
取り出した物に頬を摺り寄せる。

「あったかい・・・・・・」

よくよく少女が聞いてみると、それから一定の旋律を刻んでいる音が聞えた。
純粋になんだろう、と思った。
けれどわからなかった。
わからないまま少女は、それを持ち去った。












「・・・・・・あれ?」

手に持っている物が冷たくなっている事に、少女は気付いた。
音も聞えない。

「壊れちゃったの・・・・・・かな?」

小首をかしげた。
そして、落胆する。

「やっぱりわたしには、無理なの・・・・・・?」

悲しそうな表情で、
心の底から悲しそうな様子で彼女は呟いた。



一筋の涙が頬を伝った。












<懺悔>

私のせいだ 何もかも


家族も 仲間も
親友も 戦友も
全て統べていたのはどこの誰だ?

彼らを殺してしまったのはどこの誰だ?

直接殺してはいないにせよ 結果的には私が殺したも同然


―――何故

嗚呼、何故私だけが生き残った?

いっそのこと彼らと共に眠りたかった

私の罪に対する罰か

だとしたらこれ以上の罰は無い

甘んじて受けろというのか



私は生きている

しかし死んだも同然だ

生き甲斐を失った

大切なモノを喪った

償うか?逃げるか?逃れられぬモノから愚かにも?






それからの私は 虚ろな瞳で彷徨っていた

あたかも亡霊のように

嗚呼、亡霊だったらどれだけよかったか

時にはそこに存在しないかのように

感じない 感覚が麻痺している



……そんな私は ある1人の人間の♂に出遭った


彼は穏やかな顔をした―――針金のような男だった


























***********************************************************
続くのもあるし、続かないのもあります。
・・・ぶっちゃけ5番目のが異色。いや、キャラの意味で。
書きたいのは1つ。書いた方がいいかなぁっていうのが1つ。

*A・Yさん
やっぱり掴みは大事かなぁと思いまして(完全に失敗してる)
お手数おかけします(ぺこ)
別に苦手ではない筈。ただ眼球出すとかを宙がやったから動揺してるんです。
自傷するぐらいなら他傷する子だし・・・冗談ですよ。
いえいえ、変えなくても良いですv>莉久の呼び方
セット追加でもOKですよ。えぇ。
ハイ、確定です!>夢幻(言い切った)
ラグナロクの中で1人仲間外れなのもそれです!(※名前参照)

[9564]
A・Y - 2007年12月18日 (火) 19時37分

始まるようで、それもないような。欠片なんですね。

のっけからの二つはどちらも呪術に関することらしい。
青い少女はやっぱりあの子かしら。
どっかの学園に、師匠が弟子を押し付け……て、なんか知っているような。
探し物ってどんな物かな。生き物かただのモノかで大分図れると思いますけど。
幽霊になりたいなら亡霊呼ぶか蓬莱のお薬飲めばいいんですよ。

ああ……響きだけだったから。気にしないようにしてたけど。
やっぱり、そういうことでしたのね。>名前参照



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