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[9539] Forest guardian 8
A・Y - 2007年11月21日 (水) 19時58分

透「進める話はとりあえずここは安全圏」
彼方「なんか短くなるらしいぜ。五章の後三つの方」
透「そうなの?冗談のような長さにならない方が良いと思うけど……」

response to 宙さん
ツッコムところはそこなのかなぁと思いつつ。主格にも微妙な評価でしたロウス氏。
そもそもこっちがまだ具体的なもの示してませんからね。
周りってそちらっ方ですか?yoって?

とりあえず本編に入れるタイミング無さそうな話を出しただけです。
シリアスな小ネタです。
もっと増えるかもしれないです。とりあえず決定したのはホーミー含む3体です。
はいな、それは良かったw

彼方「ついでに今回の話も短い方だ。まあいつも一話一話が長いんだよな」
透「エレメンツ編とか冗長過ぎだよねー」
彼方「じゃ、ENTERで」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


姉さん。今、俺はやっと、世界樹の根元、その手前まで辿り着ました。
それまでの絶望してる暇もない寧ろ絶望すら無駄になってくるくらいの、虫獣が吐き出す弾幕の前には、
「俺、死んだかも…」という言葉が10回くらい頭に過ぎりました。
流石に今回ばかりは、仲間というものに深く感謝しなければならないと思います。
持つべきものは、飛び道具を持った仲間。もといデタラメ人間達。
毒塊砲弾をマシンガン級に吐き出す生物との、万国ビックリショー。
俺としては二度とこんな祭には参加したくありません。
けれど、それももうすぐ終わると思うとこれまでの苦労の甲斐があったと、凄く、ホッとしました。

しかし、俺達への試練は最後に相応しい最大級のものを呼んでくれたのです。








「そういえば判子を受け取る時にモクの村の村長さんが言ってたなぁ……」
透がソレを見上げながら呟いた。

村長も、子供の頃に見たことがあると言っていた。
「実物の『虫獣』は伝承通り大変凶暴で危険だ。特に『虫獣王』は、あれは」

生きた戦艦だ。と彼は言っていた。

「いいかい。本物の『虫獣王』にはくれぐれも闘いを挑まないように。
万が一出くわしたら一目散に逃げたまえ。あれは『蟲守さま』以外の手に負えるようなものじゃない」
「大丈夫です。戦艦にも割りと特攻する性質なんで」
「た、頼もしいね……;;しかし本当に戦艦よりも凄いのだし。全力で逃げなさい」

樹海の奥には人間の想像を遥かに超えた生物が住んでいるという事実は、受け止めよう。
今、こうして目にしているだから。








遠くの山から世界樹を眺めた時には、まさかこんな立派な守護獣が居るとは思いもしないだろう。
いや、大きさは世界樹の十分の一にも満たないだから、目立たなかったのかもしれない。
それでもキミドリの二十倍の質量はある巨大昆虫だったが。

咆哮なのか、羽音なのか、人間の耳には理解不能な轟音を立てながらソレは威嚇した。
当然、紫蝕を雨のように撒き散らしながら。

「確かに戦艦より凄いや、うん」
「お前は、それを、知ってて言わなかった。ってことだよな」
「言ったら引き返したんじゃないかと思って」
「あ た り ま え だぁああぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!」

なんとかなるかな……と透はちょっとだけ思った。
とてもとても甘かった。
レーフォが居なかったら確実に死んでいる。
他はまだ自力でも行けそうかなと思った。此処ではキッパリと、無理だと悟る。

「当たらなければどうとでもない。と強気で向かって死んだ馬鹿は千人も居る」
「……そうですね」

冗談ではない。互いも真顔で応じあっている。
状況はこちらの防戦に偏っている。
レーフォとキミドリ達が、傍に居る人間三名を守るような形を、今一瞬でも外せない。
完全な、足手纏いだ。

しかしレーフォは舌打ちしない。
軽く空を見上げながら、一つ呟く。





「……風の流れさえ向かなければ、毒は一切来ない」
「――――【天将】六合!」





まるで、謎掛けに答えたようなタイミングだった。
大きく唸る風が、彼らから大量の紫触を遮った。

同時に降りてきたのは、最初鳥かと思った。
次の瞬間、鳥は彼岸花が鮮やかな着物の少女になる。
「千羽矢……!」
彼方が名を呼んだ。
彼女は鳥でもなく人でもなく、妖魔だった。

レーフォが息だけで安堵を表す。
それだけを彼ら示して、次の台詞から先は一切振り向かなかった。

「すぐ終わらせる。彼らを任せたぞ、あやかしの者」

千羽矢は息を飲んだ。
気付いてたのか。今さっきの呟きは偶々出たものではないらしい。
しかも、この風の結界が長くは持たないことを即座に知って。
重ね掛けをすれば構わないが、人の身には耐え辛くなる。





一つの巨大な生命に、複数の小さな生命が立ち向かう。
ヒトが一人、虫の一部隊を従えながら。

レーフォ。彼ならば勝てるだろう。
透達は直感的に信じた。
前蟲守さまという経歴があるからではなく、ここまで透達を守りながら進んできた彼の実戦を目にした経験を踏まえて。
ていうか、勝って貰わないとこちらの命も無い。

「……行くぞ」
ブオオオォォォォォォォオオオォォォォォオォォォォォォオオオオオオオオオォォ!!!!

重みを掛けた囁きが、虫獣王の雄叫びに飲み込まれる。

幼虫達が親虫の上で円陣を組む。
主の正面に、円環をしながら渦巻く紫蝕を、銃弾の雨のように吐き出して。
親虫は、成虫らしさのある数倍以上の紫蝕を噴出する。
そして虫達の主も武器を構えた。

太く長い円球状の筒。細い手足には少々合わなかった。
だが彼は、軽々と両手に一つずつ持ち出し、目標を見やる。
遠投するのに必要な匙加減を一瞬で決め、視線は外さない。
フリスビーを投げるような感覚で、放った。

曲線を描きながら、筒は、虫獣王に当たり、爆発する。

ブオオオォォォォォォォオオオォォォォォオォォォォォォオオオオオオオオオォォ!!!!

悲鳴か怒号のような鳴声と共に、辺り一面を覆い尽くした紫蝕。
余りの紫色の数に、弾でなく濃い紫外線だったのかもしれないと勘違いしてしまいそうな。
最早人どころか虫の一匹すら見えなかった。





紫の世界が晴れた時、地震がした。
巨大なものが、地に激突したものによる衝撃。

激しい砂塵が舞っていた。
その中から、瑠璃色に近い緑黄の光沢が、目に入る。
一匹の虫獣だった。傍らには四匹の光沢が混じり、一等星と三等星のような関係で煌めき合う。
一番煌めく緑黄の虫の上には、人間が乗っていた。

彼は、他からすればどんな風に映るのだろう。
勇ましい戦士か。
無慈悲な殺戮者か。
それとも涼しげな妖精か。
或いは、哀しい少年に、見えたのかもしれない。

しかし様々な思惑が見られる表情はほんの一瞬のこと。
レーフォはこの戦いを見守っていた者達に振り返った時には、木漏れ日のような笑顔を浮かべていた。
彼は腰に手を当てて自慢する。

「どうだ。これが安置というものだよ」

どういうことかと云えば。
あのクラフトという爆弾二つを投げてから次の紫蝕を出す一瞬の間際に、突き進め攻めたのだ。
虫獣王が唯一紫蝕を噴出させない箇所。
其処を見極め、接近し、一気にこちらの攻撃を浴びせて仕留めた訳だ。
簡単に言ってのけてくれるが、実際やろうとするなら後一、二年は修行してこいと付け加えられた。




あとがき
ボス役こと虫獣王(本物)の登場。
今回出たのはデストロイヤー晴海をカブトムシにして、灰色に近い鉛色にしたような感じです。

ああ、時間がないっ;;レス無理かも……orz

[9540]
宙 - 2007年11月22日 (木) 19時54分

錬金術師じゃないんですからw>万国ビックリショー
透はきいてましたか。うん、特攻しますv>戦艦
ほぉ、千羽矢ようやく合流しましたか。
いいタイミングで入ってきたなぁ。

言うのは簡単だけどやってる事はそうじゃないってw
流石ですねレーフォさんv
今回の虫獣王はカブトムシか。



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