| [9408] 光遊純星戯躍 4turn |
- A・Y - 2007年07月17日 (火) 16時46分
魔理沙「夏休みも間近になったことだし、こちらの続きもやっと出来たぜ」 霊夢「夏休み関係ないくらい間が空いてるけどね」 咲夜「その前にテストはどうしたのよ;;」
response to 宙さん 早口言葉は寛容が必要って話でもあります。 緑竜さん目覚めました。たまにはこういう方向もアリじゃないかなと思います。(ゴメンネロクリュウサン…) もう原罪の長兄は威厳度が圧倒的ですので。 だってエレメンツ用の増幅器なんですよ。精霊力がない茶風郎からすれば羨ましいどころじゃない。しかもツッコミ満載だし。 一応計算してやったぜ、獄寺が早とちりするから(by魔理沙) いやお前も適当に打ってたろ?(by獄寺)のようです。 それは他の組にも言えたことなんですが>束の間の平和 うん、大体合っているかと。 把握(一秒)。(陛下とか理由について)……イヴェ君をしっかり守れそうですね。(涼やかな微笑) 主に頑張っているのはポップン界の神と今回出てくる幻想郷担当の閻魔です。 ゆかりんも居ます、主に境界線いじりで空間繋げてます。一日の半分以上を(今も)寝ながら。
魔理沙「厄介そうなのが金曜くらいで後は大丈夫そうだぜ」 霊夢「どうかしら?計画は立ててるの?」 魔理沙「そんなの大雑把にやりゃいいんだよ」 咲夜「……果たしてどうかしら。……どうでもいいわね」 魔理沙「近況はこんなところで、ENTERだぜ」
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『ダンスプロデュース』……この試練、実はかなりの難易度。 指定された曲目に従った振り付けを守りつつ、歌い踊りこなさなければならない。 このタイプのプロである審査員の厳しい目に適われ、認めさせられて合格となるのだ。 合格の暁には生放送TVライブがあるのだ。アマチュアでも最低限の動きをこなして頂かないと。
「だから……ディサスト兄さんも審査員なの!?」 「そうよ。弟だからって贔屓目はしないので、その辺宜しく」 「さっきから落としてばっかりなんだぜこのクソ兄貴……」 「デストロイ」
ディサは、急にトーンの低くなった声で弟を呼んだ。 ギクッ……と苦い顔をするデストロイ。 すぐに美しい微笑を称えながら、ディサストは言い渡す。
「そんなアナタは、サビ前のステップを覚えたのかしら?」 「クッ……」 「これでも付け焼刃で通れるレベルなのだから、せめて恥にならない程度の舞を見せなさい」 ホホホホ……と温度の低い笑み声を付け加えて。
「ま、じっくり楽しもうぜw」 「さっさと通過しましょう。哲也さん」 「コンフュジョン?」 「擦り寄るな近づくな練習の邪魔だ」 「…………」
デストロイを無視して黒星組が曲を選んでいる。 兄弟仲の悪さ(一方的に嫌われている)も加えて、前途多難は増すばかり。 悠莉はなんとかできないかと懸命に頭を回転させようとしていた。
そんな時だ。 巨大な振動が彼らを襲ったのは。
「キャ!?地震!!?」 「にしては揺れ方が少し妙な感じが……」 「誰かの何処かの試練の余波だろどうせ」
彼らのように室内に居た側はこの程度のことと受け取った。 もし、地震の正体を目撃出来たら少なくとも悠莉は呆然としただろう。
場面変わって。 金星組と紫星組が同じ試練を受けていた。 主にジャンプ力を問われるアスレチック系。 此処では、幾本に点々と置かれる、先の四角い杭が足場である。
此処も体力勝負登山!と同じく、空を飛ぶ能力や道具は反則と見なしていない。 雷月丸と天空洋らのようにスイスイと試練の意義を通り越すこともある。 新月蓮もまた、改造ブーツで落ちることとは関係なく進んでいる。 雲雀悠弥はちゃんと足場の方を使っていた。こちらもまた、足を踏み外すことはないようだ。
「詰まらないね」 「そう?暇潰しとしては良い大会かと思うけど」 「でも何か物足りないね。例えば、突然隕石でも落ちたら面白いんだけど」 そんな呟き蓮と悠弥が吐いた時だった。
巨大なレーザーが彼らの真上を通って行ったのは。
「おおっ!?」 紫星組より上空に居た金星組は身を翻して避ける。 なんとか当たらなかったが、もし直撃していたら灰も残らなかったんじゃないだろうか。 それくらいの熱量はあった。 また風圧も凄まじく、悠弥は杭から落ちそうになった。慌てて蓮が支えてくれたので、落ちずに済んだが。
「………………わお」 「……隕石じゃないんですが、今のは吃驚」 悠弥は遅れて驚愕の声を出して、蓮は感想を呟いた。
巨大レーザーは、山の一片を打ち砕いた。
「ん!?」 「!?」 「な!?」
ちゅどおおぉぉおおぉぉぉぉん……!!!
ちなみにその麓には、緑星組とまた見回り兼取材と称した暇潰しに射命丸が居た。 また採取系の試練だったようだ。 更に位置の悪いことに、緑竜の頭上だった。 巨大な山の欠片は勿論崩れ落ちてくる訳で。
「……え?」
プチッ。
……という感じで潰された緑竜。
「…………これまた唐突な災害ですね……」 「緑竜さあああああぁぁぁん――――!!!!?」
いくら緑竜だからって涼しい顔してる場合じゃないぞ、クライブ氏。 射命丸は緊急連絡で医者を呼んだ。
「……な、何が……?」 突如、空を突き進み雲を薙いだ物体……のような熱量に、パチクリと目を瞬かせる山本。 「……魔理沙のマスタースパークね」 何事もなかったかのような涼しい顔で、筆を動かす咲夜が答える。
「今の花火……ていうか巨大レーザーみたいなのが?!……さすが魔女だなぁ」 「ほら、動かない」 「あ、はい」
注意をしつつも、咲夜的には「こんなもので良いだろう」という具合に、目の前の少年を描くスケッチがあった。 柔らかい草の上には、既に完成しつつも、誉めるにはやや世辞入れなきゃならないだろうスケッチがある。 掛かれていたのは、銀髪のメイド。 青星組は似顔絵を描くマスに止まっていた。
「――――うーん。調子は大丈夫のようだぜ。まあ叫ぶ癖はとれないもんだからな」 巨大レーザーを放った張本人は、帽子を整える。 相変わらずの火力に満足した顔を浮かべていた。
「それ以前に威力が有り過ぎとは思わねーのか……!;;」 「そうね。気をつけなきゃいけないわよ。調子に乗って死傷者出したら洒落になんないわよ、此処では」 「う、うん、あんまり使わない方がいいよ……」
霊夢の言う事は最も。(既に手遅れだが) 変な形の炉のようなものから出た、此処からかなり遠くの山を砕いて見せた砲弾。 ハッキリ言って獄寺のダイナマイトのざっと百発分纏めた……いやソレ以上はあるだろう威力。 獄寺は唖然とし、ツナは心の底から魔理沙に恐怖を感じてしまった。
この中で霊夢が至って態度が変わらないのは、見慣れている証拠である。 しかし見慣れているにしろそういう訳にはいかない知り合いもいる為。 「コラアアアアアアアアァァァアア!!!!!」
「あら、早速怒られちゃったわね……てアレは」 「山田じゃん……」 「山田じゃない!ヤマザナドゥ!!!」
四季映姫・ヤハザナドゥ。冥界の裁判官、閻魔である。 彼女は魔理沙の前まで飛んできた。ちなみに文字通り空から来たのである。
「いよぉ、冥界からわざわざ叱りに来たのか?ご苦労なこった」 「アンタこんな所で何やってんの?」 「いっぺんに話しかけない!けど質問にはお答えしましょう」
コホン。とヤマザナドゥは背を真っ直ぐに正した。 見た目は霊夢達とそう変わらない少女だが、充分な威厳を感じられる。
「私は今回のゲームに関するジャッジを一部取り仕切ってるのです」 「ええ゛……いいの、閻魔の仕事あるのに?」 「一応代理は立てました。のでさっさと進ませて貰います」
「やっぱり暇なんだぜ……アイツ……」と魔理沙はツナと獄寺に囁いてた。 そんな魔理沙にヤマザナドゥは張り上げた声を持って判決を下した。
「霧雨魔理沙!!罪状は超高威力魔法使用による試験中の選手達の混乱及び妨害行為!! ペナルティとして魔法を5回の試験通過まで封印させて貰います!」 「ええぇぇえぇ!!!?ちょ、こっちは試射しただけだぜ!!?」 「問答無用!!封印!!!」
振り下ろされる悔悟の棒。 その瞬間、箒もパタンと落ちて魔理沙の尻はドスンと着いた。
「おわっ……てて、箒の力もかよ」 「しばらくは徒歩だなこりゃ」
獄寺とツナはなんとなく安心したような気がした。
ピンポンパンポーン……。 『ただ今、大会中にハプニングが起こりましたが、すぐに解決致しました。 参加者、係員共々心配をおかけして申し訳ありません。引き続きゲームをお楽しみ下さい……』 ピンポンパンポーン……。
「それらは概ねはねつきあたまのあの子の帰りを待つわたくしどもがデタラメに吹く口笛を薄くのばして作った風車でありますゆえまあ「虚飾は何とか」とでも申しますかくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくる廻る風車あーっ!また帰って来た!!『おかえりなさい』」
一気に捲くし立ててゼハーッ、ゼハーッ、と息を正常に戻そうとする。
「……そろそろいいか」 シェルが気だるそうにA・Yに聞いてくる。面倒臭くなったか飽きたらしい。 「ええ、それじゃあ……合格ですね」 対してA・Yは真面目に耳を澄ませていた。その上で首を縦に振ってくれた。
「…………やったぁ!!」 「おお、やったな!」 「10代目!流石です!!」 「いや、俺じゃなくて霊夢ちゃんが頑張ったから……」 「そうね。でもツナ君も頑張ったわよ」
歓喜する橙星組に、喝采を送る檸檬星組。
「では時間の区切りもいいところで、給食ですよー」 「おお!気が効くぜ!!」 「そういや此処に来てまだ何も食ってなかったなー。水分補給はあったけれど」
A・Yが魔法のように(実際使ったのかもしれない)食卓へ品々を運び出す。 見た目も麗しく匂いも上品な、給食という言葉は低すぎるくらい豪華なご馳走だ。
『いただきまーす!』
彼らは遠慮せず箸を取った。 各々好きなものを選んでよいらしい。小皿に盛り付けて口に運んでいった。
平和な食事の空間に、 不吉な呟きがぽつりと響いた。 「……気をつけたようがいいよ」 シェルだった。
隣に居たツナは当然聞き逃さなかったし、当然気になった。 「……何で?」 「その給食。アタリハズレがあるから。さっき、倒れた人も居るし」 「は……?」
更に嫌な予感が深まった。 しかし腹は空いてるし、一度箸を付けたら口に入れたくなるし。 味は問題なかった。とても美味しい。 それにシェルだって食べているのではないか。 …………ん?さっきの『アタリハズレ』ということの意味を考えるとなると……。
「なかなか美味いな!インスタントも入ってなさそうだし」 「お、この卵焼きの味付けもいいな」 「でしょー。色んなお料理上手な方々が腕によりをかけて作ってくれたんだから」
獄寺も魔理沙も絶賛だ。 続くA・Yの発言さえなければ。
「あ、獄寺君のお姉さんのビアンキさんも、腕によりをかけて作りましたよーw」
その瞬間、獄寺とツナは盛大に噴いた。 「「うおおおぉぉええぇぇぇぇ!!!」」 弁当を吐く勢いで。というかリバースする気大有りのようで。
「お、おいどうしたんだよ!!?」 「つ、つまりそれってポイズンクッキングが混じってるってことじゃないかー!!!;;;;」 「ポイズンクッキング?……名称からして毒物臭がするぜ……」 「……」
魔理沙とツナと獄寺はハッと振り返った。 霊夢がさっきから……「いただきます」という発言から約十秒後、大人しかったからだ。 気付いた時にはもう既に遅し。 彼女は箸を持ち座ったままの姿勢で白目を向けていた。……口から毒々しい色をしたご飯垂らしていた。 どうやら霊夢が『アタリ』を引いたらしい。
「わーっ;;;霊夢ちゃーん!!!」 「なんてこった……;;」 「ご愁傷様……」
落ち着いて飯も食えないのか、このすごろく大会は。 ていうか給食にまで罠を仕掛けるのか。天然にしろ故意にしろ悪意を感じてしまう。
魔理沙の魔法は封じられたり霊夢が食中毒で倒れたりと散々だったが、檸檬星組は順調に進んでいった。 魔法を使うような窮地が全くなかったから、だろう。
ある試練を終えた時のことだった。 『ボーナスタァーイム!!』
突然、魔法少女のような格好をした金髪の女が現れ、同じく少女趣味全開のステッキを振る。 三つの土管が生え出て、それぞれに一輪の花が咲いた。 「三つの花の内一つを引っ張ってみてねw」 唐突に言われたが、此処を下手に避ける必要も感じられない。
こういうのは迷わず己の直感を信じる。 魔理沙は右の花を土管から引っこ抜いた。 「あらちょっとハッピーな人。今なら好きな目を選べるわ」 「お、ラッキー」 「おおっし!w」
ちなみに真ん中は噛み付き花。いわゆるパックンフラワーだった。危なかった。 右は金ぴかに光るキャンデー。食べると一定時間無敵になれるんだとか。
「どれもタイトル出してるな。どれも楽そうだし、魔理沙の好きなの選んでいいぜ」 「じゃあ『ダンスオーディション』へ行くぜ!」 「マジか!!?」 「大真面目だぜ。何だ、私が好きなの選んでいいって言っといて反対する?」 「いや、まあ、別にいいけどよぉ……」
檸檬星組がダンスフロアに入ると。 其処には先客による意気消沈な雰囲気。 黒星組と赤星組。この様子だと試練を失敗したらしい。赤星組は「またか」と言えたこと。 それと、何故か相方の片方が寝込んでいる。 「よぉ……何があったんだ?」 コンフェが答えた。 「……勝負は時の運も必要ってことですよ」
時は数十分前のこと。 選曲した『ハレ晴レユカイ』が流れた頃に。
『ナゾナゾ、みたいに、地球ー儀を、解きー明かーしたら。みんなで、どこまでーも、行けるね』
可愛らしいポップ系の音楽に合わせて、二組は踊った。 特に激しい動きはない、簡単なダンス。 一番心配だったデストロイでも、コンフェに合わせて上手に踊った。 そう、コンフェとデストロイが同じ動きをする。これは悠莉の提案だ。 コンフェは渋ったが悠莉が懸命に頼み込むので、断れなかった。 一々構ってくる弟が鬱陶しかったので、真面目に練習出来る口実にもなったし。 そうして、デストロイがコンフェの動きを舐める様に見たおかげでかなり順調にステップを覚えていった。
『アル、晴レータ、日ーノ事 魔法、以上のーユーカイが、限りーなく、降りそーそぐ、不可能ーじゃ、な、い、わ〜』
既にサビに入った。ここからのステップも順調で、問題ない。
――――よし!この試練、イケル……!!! と、四人が思った次の瞬間。
グギュルウ〜〜……。
という、嫌な音が鳴った。
「「うっ!!?」」
バタッ(×2)と倒れる二人。
「お!?おいっ、どうした!!?」 「哲也さん!しっかりして哲也さん!!?」
冷静な審査員。ディサストはこの状況を見て手を鳴らすように合わせる。 お開きの合図だ。 「……どうやら、さっきの差し入れにてポイズンクッキングの時間差クラッシュに引っ掛かりましたわね」 『何イィ!!?』
「――――という訳で、失敗したんです……」 「そいつはぁ……ホント、気の毒だな……」
魔理沙はさすがに同情した。ついさっき自分の身内も同じ目にあって他人事とは思えなかったから。 獄寺なんか自らのことのように苦痛な表情で、腹を押さえていた。 「ていうか、お前らはなんで無事なの……?」 「無事じゃないですよ。その直後今更のようにお腹が痛くなって」 「ここまで苛々させる毒物も稀だぜ」 それで彼らも特に動かず……動けず、座ったままなのか。 だが、その程度で済んでいるのか。どんな胃袋してるんだ、こやつら。
「……なぁ、これって決められた曲でしか挑戦出来ないのか?」 「っていうと?」 「ちょっとやってみたいのがあるんだよなー、と思って。自分の愛用する曲とか」 「あら、面白そうじゃない」
そこへディサストら審査員が現れた。
「お、さっき見た……」 「ダンス担当審査員のディサスト。ですわ」 「ボーカル担当審査員の田ボちゃんでーすw」 「ビジュアル担当審査員のユーリだ」
「あれ?アンタさっきの……」 「え?何のこと?田ボちゃん知らないよぉ?」 「…………」 何処からか冷ややかな視線があったような気がした。 けれども田ボは知らないと押し通した。
「それより、此処にある曲以外を使うんですってね。振り付けも既にあるもの?」 「いや、これから考える。なんたっていつも気ままに聞いて歌ってたものだしな」
さり気に難しそうなことだが、魔理沙は楽しそうな顔で答えていた。
あとがき グタグタしちゃってんなぁ……;;
『ハレ晴レユカイ』を知っている人達へ。 あれ本来奇数人数向きのダンスなので、想像するのにちょっとややこしくなっているのかもしれません。 コンフェとデストロイの二人がハルヒ位置に居ると思ってください。 みくる位置が悠莉ちゃん、長門位置を哲也君です。
らき☆すたのOPもちょっと考えたのはここだけの話です。
オマケ 『幻想郷名物(というか必須品)スペルカードについて』 それは、魔理沙と獄寺が『洗濯日和だよぉ』の試練を終了させて、 早口言葉の休憩にと喉を休めていた霊夢と綱吉らと、紅茶を飲んでいた頃だった。
霊夢「魔理沙、もう気付いていると思うけど……」 魔理沙「ん、もしかして……コレ、か?」
切り出したのは霊夢の方で、魔理沙はあるカードを取り出した。 カードの意味を霊夢は知っているらしく、頷いた。
霊夢「ええ。……咲夜のこと。小手先ならともかく、私達にも気付かせずに、大技を使えたってことは……」 魔理沙「ああ、幻想郷の外だとコイツはやっぱりただのカードらしい……つまり」 霊夢「厄介ね……」 魔理沙「得でもあるってことも、考えないか?」 ツナ「どういうことなの?」 獄寺「そのカードがなんだってんだ」
魔理沙「私達が住んでる幻想郷ってのはだな。下手な殺戮が起きないようにあるルールが敷かれてるんだぜ」 霊夢「それが、このスペルカードっていうの」
一見して決闘(デュエル)!専用なカードだ。 絵柄にはいかにも魔法効果がある、と示すようなビームが描かれていた。
魔理沙「このカードにだな、所謂自分の必殺技や十八番を封じ込めて置くんだ。でもって使う時に使う」 霊夢「スペルカードの効力によって、ダメージは与えられるけど、実際の怪我はほとんどしないよね」 魔理沙「簡単に言えば技を破って相手を問答無用で黙らせるっつー寸法なんだぜ。 まあ壊れるものは壊れたまんまだけどな……一発、試してみるか」 霊夢「本気?」 魔理沙「安心しな、誰も居ないところに撃つから」
そうして、魔理沙は真剣な顔つきになる。 手には不思議な形をした炉……彼女の愛用品かつ必須品、ミニ八卦炉を携えて。 湧き上がり、膨れる魔力。 それが一点に固まり、放出される。 魔理沙の手から、ミニ八卦炉を通して。 虹彩が光撃として具現する。
魔理沙「――――マスタースパークッ!!!!」
ちゅどおおおぉぉおおぉぉぉぉん……
以下本編へ。
ちなみにマスタースパークの画像はコレ↓ http://p.pita.st/?kurflauw (コピー&ペースト知らなかったら聞いてね)

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