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[9334] 題名のない小ネタ集
宙 - 2007年04月30日 (月) 23時20分



仮初の身体は疾うに限界でした

最期の力を振り絞り―――嗚呼、遣り遂げられた

陛下――自分はもうこれまでのようです

世間ではもう春真っ盛り 冬の役目は終わりました

笑いながら行きますよ―――遥か地平線を目指して

朝に焦がれた冬はもう行きます――……

さようなら――…ありがとう――……願わくばこの世界に生まれたいです……


「0302・0101・1001・0304・0502・0105・0501・0902・0501・0301・0102」






* * * * * * * * * *








わたしはなんでここにいるんだろう



青色の少女はふとそんな事を考えた

抱きかかえているのは小さな白い生き物……手元にあるのはノートパソコン

考えながらもキーボードをいじくる手は止まらない……まるでそれが心臓のように…

止めてしまったが最期とでも思っているかのように……


――ねえ、にーくん?

にぃ?――

――なんでわたしはあの家においてきちゃったんだろうね?

にゅー…?――

――おもいで。『家族』の……ママのおもいで

にゅ……――

――わたしぜんぜんわからないんだ……ママがわたしをひどくおこってたわけ

に……――

――何がいけなかったの?才能?技術?性格?外見?それとも存在そのもの?



それは答えの決して無い問いかけ

空洞への質問 空虚な行為 虚ろな幼女

母親という拠り所を失った無感情な蒼








* * * * * * * * * *








仲間は皆散らばってしまった

先生が言うには『巣立ちの時』らしい

あたしは嫌だった まだ別れたくなかった

再会できるのだろうか? 全く違う存在がいるのに

似て非なるもの 真逆なもの

嗚呼 もう決して共に何かをなすことは無いんでしょうね

だったらせめて道は交えよう






………………ほんとはね、ちょっぴり期待してるの

また6人で同じくして動きましょう?

寂しさを紛らわすように、あたしは人形と一緒に遊ぶ

誰も だぁれもいないから



1人涙を流しながら

1人笑いながら

表情を変えられない動くだけの人形と遊ブ









* * * * * * * * * *








気付くと彼は1人だった

周りには誰もいない

一緒だったはずの片割れももういない

―――ああ、そうだ

片割れは消えてしまったのだ

あの時に、あの場所で、

跡形もないという事は矢張り消したのは自分の能力?


深い深い絶望

ぽっかりと開いた喪失感

空虚な中身 変わらぬ外見



死にたいと何度思ったことか

嗚呼、それだけど 片割れが遺してくれたのも この身にあるのだ

自分を消すという事は即『彼』を消す事でもある

どうして

どうしてこうもむごいものなのか!

何故自分だけが生き残った

何故彼はもういない!


2人で初めて揃っているのに

彼が死んだ時自分も死んだ

かつての自分ではもうない――――





不意に足場が崩れた

前兆は皆無 しかし恐れない

暗闇の中1人堕ちていく


―――嗚呼、光が見える

手が差し伸べられている

その手の持ち主が片割れではないとわかってはいる

けれど自分はその手を掴んでいた




触れた感触は少し固く冷たい

けれどそれを柔らかく温かいと自分は感じていた









* * * * * * * * * *









さぁ諸君――――


前方を見てくれ――

ほら、水色の光が見えるだろう?

濃い水色だ そう、大きいだろう?

これは始まり 生だ

あれは出発点 とても大切な所だ

君達は此処から来たんだよ

後ろを見てくれ――

ほら、紫色の光が見えるだろう?

濃い紫色だ そう、大きいだろう?

これは終わり 死だ

あれは終着点 とても大切な所だ

僕はあそこにいるんだよ


2つの光の狭間に君達はいる

水色と紫色の間で

2つの輝きはとても強い

似て非なるもの

それとも逆かもしれない




嗚呼 ありがとう――……

この世界は楽しそうだよね うん、とっても

現在を生きるロマンをずっと見ていたよ

ずっとみていたいけどそれはかなわない

巡り合う君達の唇に――…嗚呼…僕の詩を灯そう――…









今まで《冬》が居た所には彼が持っていたひとつの短剣だけが遺されていた




















fin









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生きているのか?死んでいるのか?ならば力強く答えよう――超生きてるぜYeah!
超生きてます。SHネタですが超生きてます(三度目)
脳内がSHで引き返せません。返すつもりは毛頭ありませんが(爆)
最近公式の秘密通信で・・・イヴェが夜の向こうにいってしまって・・・。
その影響を色濃く受けて今回のこれです。最初と最後がうっかりそのネタに。
最期のは名古屋でこんな雰囲気だったらしいです。後ろに気を取られてる間にいなくなったと。

・・・・・・ええと、SHはここまでにして他の間の3つへ。
全て既存のキャラです。出てきております。
名前は出しませんが・・・。

この手の話はまたやります。まだまだ消化不足ですから。
本当にやりたい話はまだ書いていません・・・。



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