| [9287] 温もり |
- A・Y - 2007年03月31日 (土) 18時04分
菊之丞「時々、特に本編と関係ないネタも投下するってーことで」 レム「前置きらしくもうちょっと気の効くネタ会話にしようよ……」 菊之丞「しかし大事なことでもあるんだよな」
response to 宙さん そっちは薄青ですか。そう、結果的によし。後は逆転裁判4の発売を待つのみw エイロネイアでした。そんなこといっちゃあいけない。>一年ぶり ま、菊一人じゃまず勝てないでしょうしー。 本隊の方は人数多すぎなので分けました。それでも蛇足文多っorz んーと……「いつも見守ってるから(はぁと)」って監視、もとい感じじゃないかなぁ。 実際のクライブさんはへいげんさんの状況なんてこの時点でまったく知らないけどね。 ていうか菊は悪くない……うん、菊だけ悪く言うのは違うからー。(凄く曖昧です) アンケ了解しましたーw
ラークリ「ワードパット上のタイトルは人肌で温めよう!……だけどね」 A・Y「クッ……我ながら恥ずかしいこと……;;」 レム「^^; ではでは、ENTERです」
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今年は暖冬かと思ってたら。 まるで三月と二月が入れ替わったかのようなこの寒さ。
「もう桜もつぼみだってぇのに雪降るなんて有り得ねぇだろ……」 菊之丞はかじかんだ手を摩擦していた。 こんな日でも庭園の世話は欠かさないからである。
そこにレムがやってきた。 「菊。寒そうだね?」 「まーなー……」 「じゃあ、こうすればいいかな」
ピタッ。
……と、くっ付いた。 もとい、抱きついた。
「………………………………」 「どう?温かい?」
ハッ。 と、菊之丞は何をされたかに気付いた。それまで別の意味でフリーズしていた。 レムは、温めてくれているのだ。 布団として。
「あ……温かい……よ」 菊之丞の手は迷って、抱き締め返そうと思い……止まり、肩に手を乗せることにした。
それからしばらくして。 「温かくなったね?」 「うん、もう、大丈夫っぽい……」 「よし」
レムは離れた。満足した笑顔を浮かべて。 そして勢い込んだ拳を作って言い切った。
「今日はこうして皆を温めよう!」 「え;!?ちょ;;!!?レム!!!?」
菊之丞が止める前に、レムは駆け足で行ってしまった。
〜女性隊員・隊長の場合〜 「みんな!温めてあげる!!」 「え?レムちゃん何を……?」 「いいから、まずギャルちゃん、こうしてね……」
さっき菊之丞にしたように、そっと抱き締めた。 「わぁ……レムちゃんあたたかーい……ww」
その内水着ガールやシャイナなど、女性隊員が集まってきた。
「みんな、ちょっと待っててねw」
順番待ちが出来るのも早かった。 流石はみんな大好きレムたんwである。
〜男性隊員・隊長(一部)の場合〜 「レム様が人肌で温めてるって!」 「マジすか!」 「願ってもないチャンス!」 彼らは正直に盛り上がっていた。オトコノコだねぇ。
「よーし、寒そうな格好してレムちゃんに温めて貰うぞー」 「コンバット様、服脱ぐのは流石にわざとらしいですって……」 でもルブバもちょっとジャンパーコートだけ脱いでみたり。
その時、尋常でない殺気が彼らを襲った。
「へぇ……みんな、寒いんだねぇ……」
集まった視線の先には、死神のような鎌を携える、風神。 「悲しいねぇ……」
この時この場の男達は一同思った。 『殺される……!レムと抱きついたら殺すって目だ……!!!』
そして、勇気も実力もない男達は、泣き濡れた。
〜コンバット・ブルースの場合〜 「いや!これで諦めるこのコンバット・ブルースではないぞ!!」 流石エロガッパ。 「いざ特攻!!」 言うが発射音の如くのスタートダッシュ。 だがその前に服を着ろ。
「レムた〜〜〜〜〜〜〜ん!!ボクチンも温めておくれぼばぁ!?!」 約束通り、レムに抱きつく前に風鎌が命中。
「? どうしたんですか?;;」 「ああ。変態の駆除……というか、コンバットが運動して体温めるってさ」 「そうですか……?」 レムは、どうも妙なので止めようかな、と思った。 けれど次に自分を必要としてくれる人に呼ばれたので、やむを得ず去った。
「レ、レムた……ん……」 「悲しいねぇ……ふっ、あは、あははははははははははははははぁははは!!!!!」 それから、奇声に等しい笑い声が響いた。 風と鎌と血がよく舞った。
こうして一人のエロガッパは、星になった。 男達は恐怖に震えて、だがその一部は彼のある意味男らしさに感動し、敬礼した。 無茶しやがって……。
〜ティネートの場合〜 「ティネート、寒くない?」 「ママ……大丈夫だよ」 「どうかな?」
おでことおでこを合わせてみた。
「やっぱり冷たいじゃないの」 「でも、寒くないよ」 「いいから」
ふわりと、レムはティネートを包んだ。
「ママ…………温かい……」
それは、いつも感じていた温もり。 けれど今日は、いつもより温かかった。
〜ランバダの場合〜 「温め回ってるんだって?」 「ランバダ様」 「俺も頼もうかな」 「喜んで」
こういう機会がないとすんなり抱き締められないものね。
「温かくて、柔らかいな……」 「ありがとうございます」 「……あのさ、ちょっと屈んでいいかな?」 「屈んで?……はい」
屈んだらどんなことになるかっていうと。 丁度レムの胸に当たるんです。
「あ、やっぱここが一番あったけぇやw」 「ら、ランバダ様……ちょっと……恥ずかしいです……」 「えー?いいだろー?」
「……すけべぇ」
ハッと、ランバダはティネートの冷めた視線に気付いた。 この後で「エロガキ」とジェダか菊之丞と一悶着あったとか。
〜三世の場合〜 「あの……三世様……」 「なんだ?」 「寒いでしょうか……?」 「……ここ数日の寒冷化は激しいな…」 「じゃあ、あの……失礼ます!」
思い切って、抱きついた。
「!………………」 三世は、抱きつかれた瞬間こそ驚いたが、あとは普段通りに執務を続けている。 レムとしては払い飛ばされることは覚悟していたが。 「……三世様?」 「抱きつくなら、ちゃんとそうしろ」 しっかりと抱き寄せるように。 「こうすれば仕事の邪魔にもならない」
しばらくの間、緩やかで温かな雰囲気が二人を包んでいた。
「コラァ!三世様を温めるのはワシじゃあああああ!!!」
加工食品が乱入してくるまで……。
〜厳島久耶子の場合〜 「あら、今日和〜」 「こちらこそ、うちの菊がいつもお世話になってます」 「いえいえ〜」
互いに頭を下げ合う、礼儀正しい二人である。
「ところで、寒くありませんか?」 「ああー、そういえば寒いですねー」 「では……こういうの、いかがです?」 「あら?」
レムが久耶子に抱きついた。 久耶子は一瞬だけ唖然としたり、戸惑ったり……でも、それだけ。肩を触れる程度に抱き返した。
「すみません。いきなりこんなことをして」 「いえいえ。おかけで温かくなりました〜wありがとうございます。 私はそういう趣味は持ってませんけど〜、結構ドキドキしちゃいましたw」
これが男の人ならかなり大変だろうな〜、と久耶子は思ったがそれは口に出さなかった。
〜ボーボボの場合〜 「ボーボボさん!こんにちは!!」 「おう、元気そうだな」 「あの……ちょっと、いいですか……//」
相手が恩人であり、敬愛する人だからか、ちょっとだけ緊張しているレム。
「ん?どうしたんだ、遠慮なく言っていいぞ」 「あの……実は今日、寒いから、布団の私で包んで温めようと……」 「成る程、それは良いアイデアだ」 ボーボボは両手を広げた。 「構わないぞ」 「あ、はい!それでは……」
レムがボーボボの首に手を回して、ボーボボが抱き上げる。
「ちょ!?ボーボボったら!!///」 傍からみたら子供には刺激が強い光景である。ビュティは赤面してしまった。 「キーッ!不潔よぉ!ボーボボにはビュティが居るのにぃ!」 「誤解を招くようなこと言わないで首領パッチ君!!!」 ていうかビュティコスして言うな。
〜ジェダの場合〜 「レム」 「あ、ジェダ様」 「そろそろいいかな?」 「?……あ!どうぞ」
こうしてジェダはレムを抱き締めた。 部下達には許さなかったのにあんたって人は……。
「……(こうしてみるとジェダ様って、随分ひんやりしてるんだなぁ)」 「…………」
「……ひゃ!?ジェダ様!?」 ジェダがふと触った部分に感じちゃうレム。 って何処触ってんだアンタあぁぁぁぁ!!!
「いや、こうすると気持ちいいでしょ?」 「そ、ですけど……でも、そこはちょっと……///」 だから何処触ってんだあぁあぁぁぁ!!!!
「何やってんだテメー!?!」
あ、いい所にお菊さんが来た。 チッて舌打ちするジェダ。確信犯め。
〜ラークリの場合〜 「なーにしてるの?」 「あらラークリ、あなたも温めて貰う?」 「人肌でー?いいよー」
あっさりと抱きついた。ラークリの方から(あ
「うわぁwとっても柔らかい〜w気持ちいいね、レムって」 「よしよし」 「あー、頭撫でんなよぉ」 「えー?w」 「子供扱いされるのってムカツクんだから……」
ティネートと視線を交わしたら、またラークリの方から離れる。
「ボクはこれくらいでいいや。それより、それを魔女様にやった方がいいんじゃない?」
……という訳で。
〜A・Y(影帽子)の場合〜 「だ、だ、抱きついて温めるだとぉ!!?」 「うん。A・Yさんも寒そうだからってラークリが言ってたから」 「え!?(ラークリめ何を……好機を与えたつもりかっ!??)」
あれこれ言う間もなく、レムがそっと抱き締めてくれた。
「……!!!…………/////」 「(あれ?急に体温が上がっちゃった?)」
どうやら生真面目な影帽子には刺激が強すぎたようである。
〜A・Y(綺羅星)の場合〜 「うーん……」 「A・Yさん?」 「抱き締めて貰えて、嬉しい。けれど、同時にショックだった」 レムはなんとなく察した。人格が切り替わったんだと。 「悪い意味じゃあないよ。恥ずかしかったってことだから」 そっと二人は身を離した。
「わたしも、クリムゾンを抱き締めたくなったかな」 「そうなの?」 「うん。ただ、レムちゃんみたいに、温め合うって理由とは違うかな」 でも否定はしていない。 人肌を求め合うのも、分かるな……寂しがり屋さんなら。と彼女は付け加える。
「でもね、好きな人だから嬉しいんじゃないかなー、て思う」 爽やかな笑みを向けながら、そう言った。
〜最後に○○の場合〜
一度だけでいいから、触れたいと思った。 前にも彼女に触れたことはある……かもしれないけれど。
「あ……」
レムは、こちらに気付いてくれた。
「失礼じゃなければ……」 はにかむように、訪ねてくれて。 でも、自分にそう聞いてくれたのが嬉しくて。 返事としては、首を縦に振った。
「……うん」 ホッとする笑顔を見れただけで、温かい心地になれた。
その人は、彼女に抱き締められて嬉しかった。 凍てつく肌を溶かしてくれて、寒さから守ってくれて。 温めてくれたからとか、それだけじゃなくて。
好きな人に、包まれることが、幸せだったから。
あとがき チャットから発生したネタ。 布団なレムたんならやらかしそうな行為なんでw ちなみにうちのレムたんは無節操じゃありません。みんな大好きwな子ですから。
そして時節外れネタ……。

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