| [9181] 平凡な日常達。=多重人格者クライブ= |
- 緑竜くろの - 2007年03月16日 (金) 21時55分
「ハッハッハ!!あがけあがけェ!!地よりも低い世界へ落ちろォ!!」
という、人格が崩壊したクライブが剣を携えているこの状況。
いつからお前は子安が演じる狂気キャラになったんだオイ。
いやそんな微妙なツッコミはいらないから状況を整理しよう。
簡潔に言うとクライブの右目に衝撃が加わって人格崩壊していた。
意味わかんねぇ。
つーかいつからこれはバトル小説になった?
(シニン独白)
平凡な日常達。:11ページ目。
*
「どーもこんにちはー。クライブ殿が暴走しちまいました。エヘ」
「エヘじゃないですっ!!何が原因なんですか!!」
「目に衝撃を加えたらああなりました。右目が青色になってます。オッドアイでした」
「過去系で済ますんじゃねえ緑竜ッ!!」
ごきん。
キャメルクラッチ。
最近緑竜がシニンに粛清されること多いけど、今のは首折れたんじゃない?
首があらぬ方向向いてるし。
「まあそれはそれとして、取り合えずですが止める方法考えているのですよシニン殿」
「怖ェ─────ッ!!!」
首が180度回転したまましゃべっている緑竜。
人間じゃないけど、じゃあ何?と言われたらどう答えるか迷う。
人間にもこんな芸当できないけど他の生き物もできないから。
「取り押さえるかそれとも日頃の恨みを晴らすか。さあご注文は、どっち!!?」
「取り押さえ決定」
「ぇー」
「手記ネタに繋げないでください」
ムーンさん。どこぞの遠い記憶のもの持ってきてはなりません。
「じゃあ、我輩でクライブを止めにかかるのでムーン殿とシニン殿は避難を」
「俺もいた方がいいんじゃないか?」
「武器が無いでしょうがシニン殿。武器が。そこらの棒でいいのでしたらOKですが」
「さあ。死より深い闇へと落ちようか…」
「あー、その台詞は扱う物関係で我輩に言わしてください」
某格闘ゲームで同じ攻撃方法の奴いたね。クライブの場合は声。
寧ろクライブは某聖騎士団団長の方が似合うんだけど。
「小賢しい……」
クライブが剣に気力を込めた。少しずつサイズが大きくなっていく。
剣の刀身が1.5mほどの大きさになった。
「ドリルッ!!」
緑竜がクライブの足元から影でドリルを作り出す。
が、見事にかわされた。
「ハハハッ!!面白い事をするじゃないか!!こちらからもご覧にいれようッ!!」
クライブが剣を構えた。
直感で危険を察知し、緑竜は一足先に影で盾を作り出した。
「ナイトフェンサー!!」
気力を込められた剣が発光する。
形状もレイピアへと変化する。
「(マズいッ!!)」
盾を消滅させ、すかさず横へ身をかわす。
「かわしたつもりか!!小賢しいッ!!」
クライブが銃を取り出した。
裁縫針銃だ。当たったとしても致命傷にはならないはず。
盾を作り出し剣で攻撃させるスキを与えてはならないので、仕方ないがあえて受ける。
ドスッ。
緑竜の手の甲に針が刺さった。
「痛ぇ……」
刺したままにしておいても邪魔なだけなので、引っこ抜いてそこらに投げ捨てる。
「…しかし、下手に攻撃しても受け流されるな……」
クライブの戦闘方法は知っている。
受け流し等の、カウンターを得意とする剣術。
以前あの奇術使いにやったように急所を狙ってみるという考えが脳裏をかすめたが、外道にも程があるので消去。
「やっぱ、正攻法で行くしかないか…」
影をいったん元に戻し、影で分身を作り出す。
「ザトー。居るか?」
ニュウ。と影が男性をかたどる。
緑竜の影に憑いている人格。ザトーだ。
『お呼びっすかぁ?つーか喋らせてくださいよぉ。情報なかなか得られなくて苦労したんですぜぇ?』
「黙れ。命令だ」
『……』
「前言撤回。用件を簡単に伝える。 分身の操作を任せた。貴様は実体化せずに影の状態で気付かれないように影を足元に忍ばせろ」
『了承しました旦那ぁ♪手加減は無理なんで処理はよろしくお願いしまーす』
「さっさと取り掛かれ」
シュッと影が元に戻る。
意外と命令に忠実だ。
「…一人舞台は、終わったかな?」
「ああ、終わった。茶番劇とでも言いたいのか?」
「心底どうでもいいな。ただ、お前は殺される運命からは逃れられんぞ…?」
クライブの口元が釣りあがり、ニィ…と笑った。
すぐさま、クライブは攻撃態勢のまま緑竜に突っ込んできた。
「……うおっと!!」
突きをかわし、すかさずザトーに一発叩き込んでもらおうと思っていたその時。
ザク…。
剣が捻じ曲がり、緑竜の脇腹に突き刺さった。
「……ッ!!」
「……ククク。アーッハッハッハッハッハッハ!! お前は!!私の剣の特性をよく知っていたはずなのになぁ!! たったこれだけの攻撃をかわせないとは、興醒めだ!!」
高笑いを上げたクライブが、剣を構える。
「遊びは終わりにしておこうじゃないか!!黄泉ノ国で、私に戦いを挑んだ事を悔いるんだなぁ!!!!」
集中力が途切れた為、分身は消滅してしまっている。
といっても、今から即行で影で防御できる確率は限り無く低い。
ならば、攻撃に転じるだけの事。
ガキン!!
「スキだらけですな。クライブ殿 どんな者でも攻撃時にはスキがありすぎると言ったのは、貴方ではないのですかな?」
クライブの剣が、影に噛み付かれた。
「し、しまっ──」
「我輩的必殺★問答無用拳───ッ!!」
ズドドドン。
*
「…最後の最後で、ボケに転じる辺りがお前らしいよな」
「失礼な。これしか手段が思いつかなかったんだ」
流石に局部を狙うのは気がひけたので、
すねと腹部に思いっきり影をぶつけた。
足は軽くかじらせたけど。
「……にしても、クライブにあんな人格があるとはなあ」
「まったくですなシニン殿」
「以前何回か見た事あった気がしますねあの眼…」
いつの時に見たかはあえて聞こうとしないでおく。
「腹部に打ち込んだからしばらく起きないかもしれませんなぁ…」
「だな。とりあえず寝かせとく…か…?」
クライブの顔を覗き込んでみたところ、眼の色が元に戻っていなかった。
つーか起きてた。
「「「………ッ!!?!」」」
もうしばらく騒動が続いたのは、また別のおはなし。
後日談。
緑竜:いやあのさぁ、針に毒でも塗ってあったのかあの後三日ぐらい寝込んだんだよな我輩。
シニン:クライブから事情を聞いてみたい所だが、ちょっと気が引けるよな…。
ムーン:……クライブさんのあーいう所は何度か垣間見た事ありますけどね。
シニン:どのタイミングで見たか想像つく。本能のままにって感じだったからな暴走時のクライブ。
緑竜(作者乗っ取り):正直言うとザトーを出すちょうどいい話になったけどね。
シニン:あー。成る程な。
クライブ:三人ともー。どうしたんですかー?
ムーン:下手に…聞けませんよね…。罪悪感も何も無い声を聞くと…。
二人:言うな…。
11枚目:【終】。
ちなみにジキルとハイド的なイメージね。>クライブ よく考えたら今回出てるキャラクター全員成人だよ。
レス返し。 >A・Yさん。 敵対してるわけではないですよー。心配かけるなという彼なりの心遣いです。(お待ち) 蛹を使った小ネタはあの辺りが凄まじい勢いで完成しました。 あんだけ簡単に思いついたのは久方ぶり。ぷーぷー。 暗黒闘士聞くと聖闘士聖矢を読んでる人だと聖衣着たコックローチ殿が出てくるけどな!!(本気で待て)
まだセーフだったか。という意味合い。 顔文字で感情表すってむつかしいね。後わかりにくい所に書いてあって申し訳ないですけどアレは生命増幅装置です。 ギャグに持っていった結果→手記のアレ。 ホワイトデーネタでチョコ口移しやらせようかと思ったが却下。
(手記の分) 超絶Sだからあの子。自分でも怖いよ。 エレメンツ最強なのはなんとなくわかりました。緑竜いたら原理解析したがりそうだなぁ。渡しちゃったけど。
普通なら脳髄ぶちまけてグロな所をボケに変えられるのがあの人なのですよ。うん。 飲んだっつーより飲まされたんですけどね。緑竜は。 健康に気を使わないとすぐ体調崩す子だから酒飲まないしタバコ吸いません。 夢オチは多用するとあかんですが便利。カイとクライブはなんとなく似てる気がする。ナチュラルに封雷剣使えそうだし。 頭は良いけどバカって矛盾してるよね。緑竜が代表的ですが。 ちなみに台詞はヘルシングより抜粋。喋り方にあわせて改変してあるけどね。
あの眼鏡あったら便利だから欲しくなるけど、確かにあの緑竜はしつこ過ぎるwもらえたらしいけど。 ガーディアンブレードに決まった形は無いです。 ブレードって名前付いてますけど銃にもなりますからね。ユウハくんは形を銃で固定してました。
アメコミで磁力を操る方?ああ、マグニートーか。(ネタがわかる自分も相当)
楽しんでもらえたようで何よりです。
>宙さん。 地下室で何があっても不思議じゃないですから。知らない人がいるぐらいなら驚きません。 クライブ:すごく納得のいかない慣れですけどね…。
ただの弁解だと思う。アレは。 兄に弟は敵わないっつー状態ですから。へいげんと涼司は双子だからどっちが勝ってもおかしくなかですが。 何をしたい研究品だかわからないのが緑竜の研究品である証。(不名誉だ。byロク) 苦労性なのは仕方ない。あの二人の兄弟になった時点で。 容赦なく制裁くわえないと反省しませんからアイツ。
(ここより下は手記の分) アレをジャブとしたらストレートはどんだけ威力あるんですか。 表情は笑みを浮かべながらですが。(待て)
多分素だとシニンが一番性能いい筈。 クライブとユウハは一番平均的な性能ですからね。能力とかもあるけど。 説教時は今回のような状態に化していると考えれば、ここまで狂っちゃいないですけど。
レーザーは面白いからいつか使わなきゃな。と密かに思ってましタ。 逆噴射しても別に痛手じゃない気がするよね。あの人だと。人か?
緑竜は酒に弱いんじゃなくて体が弱いのです。 涼司もヘイゲンも姉の行動の被害を被っただけだからすべての責任は姉と送ってきた父にあり。 バトルはなぜか身内でやる事になったけど書いてて楽しかったので良し。 一対多数で闘わせたいなぁ、この二人は。
剣については長編辺りで明らかになるかな。一応キャラとかは決まってきたので。
緑竜は甘党。へいげんは辛党。(甘いもんも好きだが)涼司は好き嫌い無し。 天然ボケですべてを潰せる可能性があるのがムーン。(ちょ)
つながってるけど微妙に不整合(ぇー) 調べに関しては異次元に行った彼等の話ちう形ですな。こっちとしては。
止めないんですね…。楽しそうとは思わないが書いてみたいとは思う我輩です。
クロノスわかりますか。父はもっと直接的な名前になると思いますけどね。アハハ。
レス返し終わり。
─私信。 A・Yさんへ。 お渡ししたキャラは好き勝手に動かしといてください。 不整合な点ができても別にOKですのでw(緑竜がクライブと知り合い等) ザトーの性格はこれを参考にして頂けるとありがたいです。わからないことがあればチャット辺りで。
そいでは。

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