【広告】楽天市場から2025年大感謝祭12月19日から開催エントリーお忘れ無く

小説掲示板だわぁ〜♪♪

何か記念に書いてください!

ホームページへ戻る

名前
メールアドレス
タイトル
本文
URL
削除キー 項目の保存


こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。

[9169] 紡がれし調べ  page.70
宙 - 2007年03月15日 (木) 18時11分





刹那は溜息を吐き、印を組んでから呟いた
「・・・・・・氷玉(ヒギョク)」

ホゥ
彼女の足元の近くに陣が浮かび上がった
薄氷色の陣は同じ色の光を放つ
そこから出てきたのは人1人が乗れるほどの大きさがあるアザラシ
見かけは可愛らしく、つぶらな瞳で刹那の方を見た
「急ぎたい。氷の道を作って指示する所まで連れてってくれ」
「キュアッ!」
ビシッ!と敬礼をして答えたそのアザラシ
刹那はそれを受け、ヒラリと乗った
それを見やってから氷玉と呼ばれたアザラシは口を大きく開けた
そして、咆哮した


「キュアアアアアアアアァァァァァァァァ――――――――!!!」




コォォォォ・・・





その口から強大な冷気が放たれる
あっという間に氷の道を作った
「キュアァッ!!」
大柄な体を乗せ、進んでいった
スピードはかなりある
此処が陸上とは思えないほど
高速で進む薄氷色のその妖魔を止められるモノは何一つなく



















そして、刹那が静止の合図を送った
従順に氷玉は聞き、止まる
主人が降りるのを見届けると嬉しそうな声をあげた
「ご苦労さん。もういいよ」
「キュア!」
再び陣が現れ、その中へと消えた
それを見てから刹那はある所へ連絡を入れた




「ようやく着いたぜ・・・エンブレムの例の所。え?何?もうほとんどが準備できてるって?
 マジかよ。あとどんくらい?
 ・・・・・・え?僕が8番目?しかも最後は透になりそう?光の方が先?
 うわー・・・・・・こうなったらギガに躊躇せずに刺しとくんだった・・・・・・
 は?何故しなかったかって?それはやったら自分もなんか失う気がして・・・・・・
 え?何をやろうとしたかって?そりゃあ決まってんじゃないか
 ・・・・・・股間から頭頂部にかけて一気に氷で串刺す!しかもピンポイントから入れてやるのさ!
 あー?しなくてよかった?した方がよかった?何、自由か。そうかそうかそれじゃあ」


ピ、と電源を切った
「しまった最後の方か・・・・・・失敗したなぁ」







氷のエンブレム、準備完了











* * *









太子達はまた大量の敵につかまっていた
それも、あと少しで目的の場所に辿り着くという所で
初めは片っ端から倒す事にしたが、如何せん多すぎる。減らない
段々苛々してきた
「あー、もうっ!こうなりゃ今んとこ最強の召喚術使ってやるっ!」
太子はカンニングペーパーをパラパラとめくり始める
「少しでも覚えてないんですか!?」
「話し掛けるな気が散る!・・・・・・お、あったあった」
「早くしてくれ太子!ゴーレム吉田さんの巨大化がきれる!」
「任せろ!」
太子はまず深呼吸する
そして改めて息を吸った




「[シュトゥルム=ウント=ドゥラング]!!」


カッ


「うっ!?」



眩い光が辺りを覆った
「妹子怯むな!乗れ!」
差し出されたその手を掴んだ
手が増え、乗せられた
気付くと全員乗っている
ゴーレム吉田も元の大きさに戻っている
「これは・・・・・・!?」
「ああそれ?光属性の召喚魔。まぁ、普通では精霊って呼ばれているけど」
さらりと答えた太子に妹子は絶句した
精霊は使役できない筈だ
できたとしても超高度
それまで太子のレベルは高かったのかと
自分はまだまだ知らない

「まー、多分この光のエンブレムも手伝ってくれたと思うんだよね。さ、行こ」
太子が合図するとその召喚魔は動き出した
速さは尋常ではない。まさに疾風怒濤
妹子は思わずしがみ付いた















その勢いで到着した
中心に祭壇があるだけで後は何もない
きょろきょろと辺りを見回してから太子は言った
「妹子、なるたけ離れててくれ。竹中さんも吉田さんも」
「は?何故?」
「なんとなくだけど近くに私以外がいたらマズイ気がするんだよなぁ・・・・・・でも絶対離れないだろ」
「当然ですよ!アンタ何しでかすかわからないんですから!」
「ハハハ・・・;信用ないなぁ。だから下がっててくれない?」
苦笑しながら妹子に言った
彼が纏う空気はいつもと違って真面目だった
だから従った




光のエンブレム、準備完了











* * *








銀時達は大岩に追い立てられていた
「クソッ!なんでこんな目に・・・・・・!!」
「見て!外だ!」
ガ王が示した先には空があった
「仕方ない。出るぞ!」
ソフトンが叫ぶ
銀時は舌打ちする
「チッ!ああわかったよ!」
2人と一匹は思いっきり跳んだ







シュルシュルシュル!




「うわっ!?」
「ぬっ!?」
「ひぎゃあ!?」

突然何かの蔓が彼らに巻きついた
「くそっ!?なんだ!?」
銀時が切ろうとすると、制止の声が上がる
「切らないで!私!ビュティ!」
「ビュティ!?」
「姐さん!?無事だったんだね!」
再会を喜ぶ彼ら
「それで・・・・・・他の奴等は?」
「秋はそこで寝てる・・・・・・。キリストは刀ん中」
「そうか」
天の助の答えを得て銀時はつい視線を移す
彼の視線の先には今までいたゼリスの本拠地
その中にはまだクリア達がいるのだ
無事を祈るしかもうできない












Next









************************
残るエンブレムはあと一つとなりました。
そして氷玉(ヒギョク)の存在も前からあったり。
大まかな外見はマ○ーグースの『しろ○ん』参照。
僕はアザラシも大好きだったりします。

*A・Yさん
あの戦い全部が漫才の気がします(待)
和んでもいいのですよ。ほとんどノリで書いてましたし(それってどうなの)
未だに金子は運任せ。
だから霧碕自体がそんな特異能力持ってませんからー。
どこにでもいるような人達を目指してるので!(待)

[9171]
A・Y - 2007年03月15日 (木) 20時09分

アザラシ召喚出来たんですかー。
うちは例のチャットの白いのを想像しました。
…………先日の宦官騒ぎといい、好きですねー。(笑顔(氷の眼差し

太子は最後までドタバタものです。
でもやる時はやるというか、何者やねん太子wwと素でツッコミました。

純粋型を除く先陣は全員脱出しましたね。
エンブレムも後一つです。
さて、次回で決着つくかな、かな?



Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場から2025年大感謝祭12月19日から開催エントリーお忘れ無く
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板