| [9163] WhiteDay |
- A・Y - 2007年03月14日 (水) 22時50分
コンフェ「ホワイトディネタを投下する際にちょっとピンチ」 夢幻「アクセス大量トラブルが起こるとはねー」 美歌「出来た丁度に起こったもんだからこっちとしては冗談じゃないわよーって思ったり」 ディサ「でも本当は笑いました。余りに良過ぎるタイミングだったので」
response to レナちゃん こっちに極卒くんが出たのが驚きでしたか。それとも早々に出たから? 壱ノ妙は喋るとすればカタコトだよなー、という自分の脳内イメージ。 お月はほぼ精霊の子供ってことで。なのこと同種だね。(自分の中じゃ、普通の人間はツミと目深帽子と一京くらい) 神猫さんと睦海さんの同行にも期待して下さいねwなるたけ。 鬼−BEが話したのは『dissolution』の6話のことです。 最後に何処に向かったかは、ちょっと考えれば分かります。ヒントは「なのこが心配」。
response to 宙さん ほうほう。ではそのネタが来るまでこちらもある意味調節しないといけませんね。 あさき氏のキャラは愛です。大元のあさき氏が愛ですからw月とツミはポップンキャラじゃないけれど。 極卒くんが怒ることは滅多にないと思います。 ああ;;了解しました。>クロイツ以外「煙草嫌い」 そんなうちには吸うキャラはまだ居ません。 はい。極卒くんの行く先はもうお分かりですよね。 睦海さんは合流出来るといいですねー。しないと話進まないしw
美歌「もう収まってるといいわよねー;;」 コンフェ「一応大丈夫かどうか確かめましたし」 ディサ「障害が去るのも早いハズですしね」 夢幻「クスvではホワイトディの祝福を込めて……ENTER」
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3月14日。 今日はヴァレンタインディのお返しの日。お菓子会社の陰謀の日ことホワイトディです。
「はい。レム」 「わぁ……ジェダ様ありがとう!」 マシュマロ缶をプレゼントされ、レムは大いに喜んだ。 他にもこの日、各人からキャンディーやクッキー等のお菓子を貰っている。
「菊は?もしかしてまだ作ってる最中とか……;;」 菊之丞と言えば、朝から台所に引きこもっている。 何を作ってるかと言えば勿論、ホワイトディの品。 ああ見えて料理の腕は五つ星クラス。心を込めればそれ以上というのは。 「あ――――っっった!!!今出来たところだ!ドンと食えレム!!!」 ……言うまでもない。 ちなみに完成したのは、豪華な巨大ケーキ。五人分はある。 白い全体の表面に花畑の砂糖菓子が乗せられていて、中央にはレムの人形焼きが。 「これじゃ誕生日みたいじゃないか」 「……こんなにたくさん作っちゃって……食べきれるかなぁ……;;」
「コーンフェ君v」 「今日和、夢幻さん。今日はなんの御用でしょうか?」 「クスv分かってる癖に……w」 コンフェはふわりと笑った。
ちょいちょい。 と、夢幻は何かを軽く引っ張っている。
「今日は3月14日でしたね。それで、お返しを考えてくれたんですか」 「すっぽかすと思ってたの?」 「ありえますね」 「なんか軽く見られてるなぁ」
ちょいちょい。 と、軽く引っ張るのは、首に、いつもは付けないような桃色のもの。 夢幻は妙にその飾りをアピールしている訳だが。
「……で、そのリボンがプレゼントですか?」 「君ってつくづく鈍いなぁv俺自身がプレ(ry 「あーはいはいそういうのは子供の前では言わないようにしましょー」 「グフ……これまた的確にこめかみを突いたね……」 目と耳の間の部分を押さえながらやや唸る夢幻。 そんな彼を少しだけ放置してから、コンフェは場所を変えようと申し出た。
「こんにわ〜、あれ?コンフェは?」 「未懸猫か。ついさっき出かけたぞ」 「しまったぁ!夢幻が一足早かったかぁ!!こうしちゃおれん!!!」 「あ、未懸猫さんもケーキ…………いっちゃった」
ビュティは残念そうに、ランバダは呆れた顔を浮かべた。 そんな彼らの背景には、ハジケリスト主催によるホワイトディパーティ。 大方の予想通り、破天荒がまた気合を入れて数々のデザートを作り、更にボーボボやライスがメインディッシュを。 つまり焼肉やご飯を使った料理を振舞ってくれたということ。 もはやホワイトディとは関係なくなってきたような、けど、これはこれで賑やかで楽しいから良いか。 ただ一つ言わせれば、食べ物を粗末に扱うような真似はしないでくれ。主に非人間型達。
「……は、入ろうかな、でも、無視されそうだな。…………入ろうかな……でも、入りにくそうだな……」 その付近で、こそこそとしている影が一つ。 「入る。入らない。入る。入らない。入る…………」 屈みこんで花弁の多いものを詰んで花占いをしていた。
「綺羅星」 「なぁに?クリムゾン」 「コレ」 差し出されたのは、白い包装紙に包まれた品物。 「ヴァレンタインの時の御礼」 「わぁwありがとう!今開けてもいい?」 クリムゾンが「ああ」と了承したので、A・Yはその包装紙をなるべく丁寧に開けた。 中から出てきたのは。 「……白い四つ葉のクローバーだ……」 「ただ、その型があったから、流し込んで作っただけだ。……白チョコじゃ駄目だったか?」 「ううん、ホワイトチョコは大好き。……苦労した?探すのに」 「別に……///」
そのはにかんだ顔を見て、A・Yはにんまりと笑んだ。 隠し事、下手だなぁ。 けれどそれは口に出さないで、そっと、彼の腕に寄り添った。
「ディサスト様!2月14日の御礼ですわ!!」 その小さな手には、赤い可愛らしい箱に、白いリボンで纏めたもの。 「あら、アリガトウ。エイロネイア」 箱を受け取り、その可愛らしい頭を愛でるように撫でていた。
なにか、矛盾している光景が広がっているが。まあ、気にしないようにしよう。
「彼方」 「なんだよ」 放り投げられたのは、一つの飴缶。 「……朝渡しといた奴の礼か?」 「バーカ。そんなんじゃねーよ」 「あっそ」
2月14日と似たようなことを、3月14日にて繰り返した人達。 ここもまた微妙だが、それはそれでアリじゃないかと、思う。
「なのこ、気に入って頂けたかな?」 「うん!ありがとう、ごっくん」 おんなのこは新しい靴の履き心地を確かめた。
ツミには新品の着物を数着。 お月には琥珀を加工した櫛。 壱ノ妙には渋みのかかった茶瓶。 一京や目深帽子には専用湯のみ。 鬼−BE、赤い鈴の精霊達にも、彼らが喜ぶ精霊の結晶石や灯火を与えた。
「珍シイデスネ、ゴクソツサン、何カ善イ事デモアッタンデスカ?」 「なに、2月14日になのこが行ったことを真似してみただけですよ」 極卒はいつもと変わらない笑顔で、そう言った。 「日頃の皆様への、感謝と、これからの親縁を籠めてね」
「なんだ。まともなプレゼントも用意してあったんですね」 「うん……てか、そう思われてるって……」 「冗談ですよ、そう落ち込まないで下さい」 「クスvそうだね」 (コイツ……) あっさり調子を良くする夢幻に感じるのは呆れか怒りか。 どちらにせよすぐに通り過ぎるから、いいけれど。 ちなみに、夢幻からのお返しはマシュマロを詰めた箱だった。
「待った」
コンフェの手からマシュマロを取った夢幻は、何故か自分の口に含む。 ニヤニヤと笑みながら、コンフェの両肩を抑えて、そのまま近づける。 何をするか大体想像付いたが。
今日もまた、甘んじて受け取ることにした。
「ハアハアハア……(゚∀゚*)」
ガシッ!
「ハッΣ(゚Д゚;)!?」 覗き猫の頭を鷲掴みにしたのは、強大な、手。 「……行くぞ」 「ど、ど〜〜〜こ〜〜〜〜〜へ〜〜〜〜〜〜〜〜……!!……!?」
こうして、未懸猫は、コンネットに引き摺られるようにして、草場の影を後にした。
突然降ったのは。 「金じゃー!!!!!」 「コイン!金のコインっあででっ!!!」 興奮して拾いまくるバカ達。
けれど、その正体は。 「これ、コインチョコだ……」 金色の表面は単なる包装紙。 それを破けば、蕩けるくらい、けれど上品な甘さを持つ黒い固形物が。
降らせたのは、いきなり現れた黒く高級そうなヘリコプター。 そこから飛び降りて来た人々。 「いよっw」 「先月の借りを返すぞ、小娘」 「美歌さん!ハレクラニさん……」 ビュティは驚いたが、すぐに呆れたように萎んだ声を出す。 「なんだ?不服か?」 「いいえ、けど、次からはもうちょっと丁寧にお願いします」 それも、最終的には安らいだ微笑みになったけど。
「入る、入らない、入る、入らない、入る…………………うっ;……」 紫の手が止まった。 手には、二つの弁だけになった花が。 「は、は、……入る……」 ブチッと抜いて、残り一弁。 諦めようかな……そんな想いが過ぎったその時。
「あんた、何してるの?」
上から声がかけられた。 見上げたら、其処に居たのは美歌だった。 「え、いや、あの、それは、これは……;;」 「あのパーティに、入りたい?」 「…………入りたい……です……」 「じゃ、入りましょう!」 そうして美歌は、紫の手を取った。 紫は笑顔で、バカ騒ぎする輪の中に入っていった。
途中から未懸猫を引き摺ったコンネットに美音が声をかけて、 ホワイトディ・プレゼントを届けに来たレム達も混ざって。 それはそれは楽しいパーティになりましたとさ。
あとがき ヴァレンタイネタの返事ネタってことでー。 あの時出てる人出てない人がありますけど細かいことは気にしないでー。 個人的に夢コンをもっと濃厚にしたか(ry

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