| [9151] 君に捧ぐ鎮魂歌 第十楽章 少女はコンフォーテ? |
- 蒼翠 紫 - 2007年03月14日 (水) 15時29分
誰も憎い訳じゃなかった。
ただ、信じていたかっただけ
だったのに――――――――――?
気づいたら、周りの人が倒れていた。
口から一筋の紅い液体を垂らして。
醜かった。無様だった。
手には試験管を握っていた。
何をやったかも解らないけど‥‥
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
懺悔の言葉は最早、
虚しいノイズだった―――――――
***** 「さて、どうする?」 宙が囁いた。 路が三手に分かれていた。
「私と宙は左。ローズとフォースは右へ行って。それ以外は全員真ん中。何か在ったら左か右へ戻って。」 紫が言った。 全員が頷く。
「此処へ進んだらもう、戻れない。帰る人は今すぐ帰れ。」 宙が低い声で言った。
立ち上がる者は、居なかった。
******* 「本部へはどう行くの!?」 蒼の梨音が問う。 「えーっと‥‥此処を上!」
「「上ぇ!!?」」
山本達は、ローズ達が左に曲がった角へ居た。 上に飛ぶと通路があるらしい。そこから本部へ行けるそうだ。
「よし、行くよ。ゴー!」
****** 其処は本部だった。紛れも無い。 山本は目を疑った。此処は本部だ。 なのに、何で‥‥
シ ラ ナ イ シ ョ ウ ジ ョ ガ イ ル ン ダ ?
黒髪をツインテールにして、巫女服を着込んだ少女。
「全く‥‥汚い部屋よのぉ‥‥ぜんそくになってしまう‥」 コンコンと咳をする。
「‥‥お前、誰?」 「ほぅ‥‥山本か。」 「なんで俺のなま‥‥「裏の裏から仕入れたのじゃよ」
それって表‥‥? っていうか君何人ストーカーいるんすか山本君。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ コンフォーテ=火のように。だったと思う。 そして、何で彼女が居たかって言うのは‥秘密☆ 彼女は前回巫女服を着ていた少女ですよ? それでは!
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