〜ざわめきの森〜
ホームページへ戻る
一番前で 座らなかったほうがよかった?誤解を招いても仕方がない、一人合点でもいい反面教師になるか?劇場に入ると注意されること、ケイタイをマナー・モードにして決して写真を撮らないで下さいというもの。そのアナウンスはなかった。席を立たず、じっくりコンサートを聞いた感想を述べます。歌うスタイルが、いつごろか変わってきた。ひとりで歌いきるのでなく、掛け合いをして歌うようになった。誰が歌ったのか、どのパートを歌ったのか、まったく気にしない。なにを訴えているのか、誰に訴えているのか、紛らわしくなる。歌を聴いている者が、どこにいるのだろうか、わからなくなる。主人公は、メーン・ゲストは誰か?後半のプロの歌に移ると、見たこともない伴奏が出てくる。その演奏に興味をひかれるが、人の発する声が聞きたい。よく通る声量を求めてはいないが、鳴り響く伴奏に驚く。ボリュームを控えた選曲もあっていいのではないかと思った。ゴスペルというジャンルからいうなら、マイクをすこし口から離しては〜。一曲、マイクの性能を抑えた、まるで電源を落としたかのように聞こえた歌声があった。歌っている姿、舞台を眺めると、どこの国の映像か、想像できるだろうか。英語のように聞こえるのだが、よくわからない。リズム・テンポは、日本の曲ではない。曲を選ぶ際の理由に挙げるのは、歌う側の姿勢や想いだろう。数えてみれば、すべてのステージで男性は6名足らず、子供らしき影は見えない。
楽しかった?人が大声で歌っているのを、聞くことは楽しい。スポーツと同じ、スポーツはやっている時が最高、歌っていることは楽しい。スポーツなど決って外野で、じっとしているのはつらくなる。伝えたかったことはなに?歌にこめられた思いってなに?英語でなけりゃ駄目?芸術・文化ってどうしても、意識がスキルにいってしまう。手軽にテレビなどでまじかに現われると、上手に聞こえるような、テクニックにはしってしまう。歌を通じて伝えることよりも、耳に響きの良い音を手探りで求めたりする。歌、それは人に伝えるためにあると思う。歌い手一人ひとり違う、なにを伝えたかったのか、他の歌い手とどうちがうのか?それを知るのは、この4時間では無理だった。歌えないことの、弱いところ?
直にライブを聞く楽しさは、非日常、普段聞けない音の質を聞く事だと思います。大音量で音のシャワーを浴びる。ズンズンと身体に響き渡る音と対峙している気持ちよさが心地いいんです。正直、あの音量の中で眠った。眠れるんですネ。何かから解き放たれた解放感みたいに魂が自由に泳いでるんです。ライブはリセット出来る私のストレス発散ですね。いつもこれは半年後くらいにボディブローみたいに効いてくるのですよ。