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[1642] 元祖キセキ とある名無しの中学生 - 2014/07/19(土) 00:41 -

この小説は黒子のバスケを題材にしています。

黒子は帝光中学校に入学した。その年は全国屈指の強豪校と知られているなかでも、10年に一人存在するかしないかというとんでもない天才が5人同時にいたという本当にとんでもない年だった。
黒子はその5人と共に全中三連覇三冠達成というすばらしい功績をとった。そのとき彼はふと思う。本当に彼らに勝るものは居ないのかと、、、知らないだけで、本当は居るのではないか、、と。黒子の考えは的中していた。実は日本に居ないだけで、彼らと同等、もしくはそれ以上の才能を持つ天才が一人、、。彼を見たものは彼をこう呼ぶ。『完全無欠(パーフェクト)』、、と。


そのころアメリカでは――

「礼次郎。これからはオマエも日本に戻ってその名を轟かせてくれ。よろしく頼んだよ。」
「うん!わかってるさ!僕にはかなわないやつ居るかもしれないんだよね!僕すっごく楽しみなんだ。それじゃあいってくるよ。今度会う時は僕が高校卒業してからだね。じゃあね、フィリップ!」
彼はそういうと1番搭乗ゲートから、東京行きの飛行機に乗った。彼は両親がバスケットの日本代表、兄がアメリカのプロバスケットボール選手というバスケ一家だった。彼の名は坂崎礼次郎。理由あって、インターハイ、ウインターカップには出られなかったものの、一年遅れて日本に帰ってきた。

「ふう、、5年居なかっただけでこんなに変わるもんなんだな、、。」とりあえず高校に挨拶に行こう。僕が行くのは埼玉県の冷泉第一高等学校。か。バスケは埼玉2位の成績ってすげえな!とりあえずいって見よう。

「おはようございます。金崎校長。2年に転入する事になった坂崎礼次郎です。」
「ああ、君が坂崎君か。よろしく頼むよ。うちの学校はバスケ部に力を入れていてね、そのスカウトを頑張ってるんだ。桐皇にいった青峰君も誘ったんだけどね、さすがに練習に出ないのはね、」
「君は早速バスケ部にいってきなさい。もう手配はすんでるし。第一体育館はここ曲がって階段上がったらすぐだから。」
「はい!では行ってまいります。」


第一体育館にて
ホイッスルが鳴る。集合の合図だ。
「おい!集まれ。今日はすごいやつが来るぞ。なんせあのキセキの世代とも戦えるって話だ。」
体育館内に歓声が騒ぐ。そのときだ、彼が来た。坂崎だ。
「坂崎礼次郎です。よろしくお願いします。」
「じゃあ早速坂崎君。このTシャツに着替えて、軽くアップやったらその才能みせてもらうよ。」
「あっはい。別にそんなすごいものではないですよ、柿崎先輩。」
「よっし、おい1軍!ミニゲームやるからレギュラー気合入れろ!」
「ハイ!」

柿崎の声で1軍対坂崎&柿崎&2軍のミニゲームが始まった。
「それではこれからチーム1と2の試合を始めます。1クォーター5分3クォーターです。礼!」
『よろしくお願いします!』
最初は1軍ボールからだ。坂崎のマッチアップは1軍の松永だ。
『よくわかんネーけどぶっ潰すぜ!」
「はい!」
とその瞬間ボールがスティールされた。坂崎がボールを奪い、クロスオーバー1回で松永をさらっとぬきさり、レイアップシュートを決めた。
この時点で館内には歓声ではなくどよめきがはしっていた。あのレギュラーの松永がいとも簡単に抜き去られ、開始わずか13秒でゴールが決まったからだ。
「ス、スゲエ、、」どよめきが走った後、歓声がおこった。

次回、続きやります。坂崎の能力、キセキの世代との衝突、何がキセキと違うのか、など。お楽しみに!




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