第1章〜破〜
俺は持田哲史。
高校を卒業して今は大学生として生活している。
寮を借りた俺は、生活にまだ慣れていない。
恥ずかしい話だがな。
俺はふと思い出した。
昔、迷いこんだ天神小学校。
考えただけでも恐ろしいあの場所。
それだけで今は夜も寝れない程、狂ってしましそうなくらいだった。
無事に帰り、就職を決めた、中島、篠原、岸沼と俺は同じ寮で全員集まっている。
必ず揃えば、天神小の話が話題になる。
篠崎サチコ。篠崎ヨシヱ。二人の呪われた存在が俺達をあそこまで悪感情に追い込んだ。そして、クラスメイトが一人犠牲になった場所。
犠牲者は元から現世にいない存在になっていること。誰もその存在が分からないというのが主流みたいだった。
俺自身が分からない場所で死んだら、存在が消えたら嫌だ。だからこそ生きて帰りたいと願った。
「そう、だから俺は。今でも昔起きた真相を調べているんだ。危険なのはわかっている。でも、俺にはこれを知る権利があるはずなんだ。」
「そう。私自身、悩みに悩んで探し出した答えがこれ!真相を確かめること。今、私たちは大人、そして、あゆみちゃんは霊能力の実力者としてテレビで話題沸騰中なのよ。彼女なら今の彼女ならきっと真相をつかめるはずよ。」
同じ会社で働く、あゆみは霊能力者として今世界を歩き回る債権者である。
そんな彼女を連れ、真相を確かめることにしたのだった。
次回:あゆみ登場!昔と今との違いがクラスメイトのキズナが試される。