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[ No.5952 ]
鮭の切り身
投稿者:
2024年06月03日 (月) 06時49分 |
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イカの塩辛で登場した女性は、土曜日に会員さんへも説明しましたが
立場はわしの方が上だったのですが(笑)
いかんせん!仕事も出来るし美人ですし、他の社員も一目置いておりました。
でも当時小学生だった息子のお弁当と同じお弁当をわしにも作って来てくれて
本当にいい人でした。
可愛がられた要因は、ただ単にわしが麻雀が出来て酒が強かったからかと
思います。
そしてこの人で思い出しましたが、わしが左遷されて(大笑)
小さい店舗に行かされたのですが
そこはとってもアットホームで皆さん優しくて面白くて
浅草ママのようなおばあちゃんが一人いたのですが(もちろんパートで)
このおばあちゃんには誰も逆らえず・・・大笑!
店長よりエライ!という・・このおばあちゃんもわしにお弁当を作って来てくれて
わしが本部に戻ることになった時に泣いてくれて「鬼の目にも涙」・・・とか
自分で言ってました。
さてこの店で大売出しがあり、小さい店舗ですから社員も全員で店の手伝いに
駆り出されたある日・・・
魚やのおじさんがマイク放送で売り出しの鮭の切り身がタイムサービスで
100円だ!と放送するのに事務所にやって来ました。
そしてわしからマイクを取り上げて(笑)
大慌てでマイク放送をしたのですが、いつもはわしや男性社員がするのですが
忙しかったのと自分でやりたかったのかと思いますが、
「ご来店中の皆様〜なんちゃらかんちゃら〜」と北海道弁丸出しの超田舎言葉で
始まりましたが、それはそれで味があっていい!と思ったのも束の間・・・
「なんと!!!鮭の切り身1枚・・・・(超あがってる)ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ・・・」
そばで聞いてたわしも手に汗握り、店内にいた社員は魚やさんがひきつけを起こしたのかと
飛んでくるし、店内のお客さんも固唾をのんで聞き守る中・・・
ひゃひゃひゃひゃ・・・・・・ひゃくえーーーーん!!!!!と・・・笑笑笑
やっと終わりました・・・全員の肩の荷がおりました・・
燃え尽きた魚やのおじさんはマイクを握りしめたまま動かず
「大丈夫ですかー?」とわしの声も店内に流れ(笑)
慌ててマイクを持って「失礼いたしました!どうぞお買い物をお続け下さいませ」と
放送して事なきを得たのですが、ぐったりと座り込んでる魚やのおじさんとわし・・
・・・社員が駆けつけ(笑)
が!!しかし!!社員が駆けつけたのは、魚やが大盛況になったからであったのだ!!
「おじさん!大変だ!お客さんが全員魚やに・・・」
おじさん!!!座ってる場合じゃないよ!すぐ行って!!!とわし(笑)
その後100円の切り身は売れに売れすぐさま完売・・・
おじさんの「ひゃひゃひゃひゃひゃくえーーーーーーーーーーん!!!!」が効いたのである!
この日の夜閉店した後に皆で缶ビールで乾杯したのは言うまでもなく・・
魚やのおじさんが皆に魚をさばいてくれたのも言うまでもなく・・・
そしてこの小さい店の温かい人たちに囲まれて仕事した時が1番楽しかったわしであった・・・
わしの人生!どうしてこんなに面白い人たちに巡り合えるのであろうか?・・・大笑!! |
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