タイトル:コードギアス 追憶のエミリオ intermission 応援 |
SF |
ハバロフスク。
戦闘操車場。
使用人休憩所。
多くの目映いばかりの執事やメイドたちが行き交い合う。
その中の一番奥のソファの上で、スヤスヤと寝息を立てている一人のメイド。
そしてそれを離れて見ているメイドの一団。
「やれやれ。ずいぶんとまあ気持良さそうに寝ちゃってるわねえ。ミンったら」
「ほんとほんと。御主人様が今激しく戦ってる最中かもだってのに」
「一番ハラハラして落ち着かない人だと思ってたのにねえ」
「いえね。勝って帰ってくるに決まってるから今の内に休んどくんだって」
「おやつも思い切り食べてるみたいだったし。何考えてんだか」
その時、突如として片手を突き上げるミン!
「わー! そこ、そこでーす! エミリーさまー! やっちゃえやっちゃえー!!」
その様子に驚く一団。
「わあ。驚いた! いったい何なのよ! あの子!?」
「まさか。夢で御主人様の戦いを見てるとか…」
「そんなバカな!?」
「でもありそうなのよね。あの子の場合…」
周りの思いなどお構いなしに、やがて両腕を大きく屈伸したり振り回し始めるミン。
「フレー! フレー! エミリーさま! フレー! フレー! エミリーさまー!」
「あっちの世界でポンポンでもやってるのかしら?」
「笛も吹いてるわよ。きっと」
「それにしても。こういう人たちばかりなのかしら。バーンスタイン家って」
「この子以外、外にはあまり出てこないけど、どっちかというと大人しくて目立とうとしない人たちばかりよね」
「留守居役でメイド長のソフィア様は確かコープランド伯爵家のれっきとした御令嬢なのよね」
「確か家出されてる時にエミリオ様と知り合いになったとか」
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JIN 2019年06月09日 (日) 11時45分(77) |
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