タイトル:コードギアス 追憶のエミリオ MEMORY−6 剣と刃 V |
SF |
森の中に降下するグレイル。
辺りには中華軍のKMFが見るも無残に転がっている。
その破損状況の解析にスキャナーを使用のオルドリン。
「実弾による被害は少ない…多くは鋭い刃物で急所を切られた自爆…」
別方向から響く銃撃音!
そちらに向かうグレイル。
次第に見えてくる戦場。
木との木の間を巧みに擦り抜け、時には木や枝をジャンプ台にして恐ろしいスピードで駆け回る、一機のKMF!
そして一機の首筋に着地したかと思えば、その部分を足のエッジで切り裂いた上で、踏み台にしてまたも飛び上がる!
全身が鋭利な刃物の塊であり、通常のハーケンだけでなく、爪先や踵にまで装備されている、各種のエッジで次々と相手を切り刻んでいく!
ほとんど動きの止まらない機体の姿。
そしてその右肩の裏部分。
<二匹の蛇に巻き付かれた天女>が、まるでタトゥーのように刻まれている。
「あの紋章は…」
識別装置をすかさず展開!
該当が次第に絞られ、正答が出る!
「バーンスタイン侯爵家!?」
モニターに映る、その機体。
最後の相手を倒し、呼吸を整えるように駆動音を響かせ、やがてこちらに向き直る。
「すると…あれがかつて悪逆皇帝の暗殺に関わったという噂の…エミリア・バーンスタイン!?」
それと同時に、キラリと光る両目部分!
いかにも、そのとおりよ、と言わんばかりに。
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JIN 2019年05月06日 (月) 11時11分(74) |
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