タイトル:コードギアス 追憶のエミリオ MEMORY−6 剣と刃 U |
SF |
空中でグランベリーの降下を見守る、グリンダ騎士団指揮官機ランスロット・グラングレイル・オブ・グリンダ(通称トリプルG)。
なんとかウスリー河に着水したのを見届けて、改めて全体の戦況を確認する。
眼下は広大な森林が広がり、その中を動く中華軍の動きもまったく見えない。
「ソキア。全体の状況は?」
(さっきの砲撃は四回。グランベリー以外では中洲城砦と左右の北部軍に命中。いずれも指揮官のいた場所が直撃されてるみたいだにゃあ)
「まさか! 完全な狙い撃ち!?」
(そんな! そこまで正確な長距離砲撃が出来るわけが!? それも四発同時に!?)
(偶然ならそれこそ怖いよ)
それぞれの意見のレオンとティンク。
「ソキア! 発射位置は!?」
(ダメダメ! シェフィールドのヴァテスじゃ、森の中まで解析できないにゃー)
(それに、KMFクラスならとっくに移動してるはずだよ)
その時、森林の両方向で突如上がる爆発と火炎!
「あれは!」
(どうやら相手が攻め込んで来たみたいにゃー)
「私は右! ドロシーたちは左! ソキアとティンクは砲撃元を探して! レオンは…」
それと同時に眼前に高速で迫る黒い影!
慌てて散開する全機!
その間を高速で擦り抜ける一機の奇妙な機体!
(アーッハハハ! 久しぶりねえ! あんたたちー!!)
擦れ違い様、各機のモニターに移る「三色の薔薇」の家紋!
「あの家紋は!?」
(アリューシア家!)
(まさか! イースリット卿!?)
その疑問に答えるかのように、より一層響き渡る声!
(ハハハ! 「あの二人」だけじゃない! あんたたちも! 許さないからね−!!)
(オズ! ここは僕が! 早く他を!)
「了解!」
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JIN 2019年05月06日 (月) 11時09分(73) |
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